821 ユリナ&リコ[インタビュー]“唯一無二の存在”を名に持つガールズユニットが新曲で提示した自分たちらしさと進化「初心を忘れずに感謝の気持ちをしっかり届けたい」
鈴木 健也
Pop'n'Roll Editor in Chief(編集長)
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<ホリプロタレントスカウトキャラバン>により選出されたメンバー6名で結成されたガールズユニット、821(ハニー)が、8月17日(水)に3rdシングル「PRIME」をリリースした。同作は、K-POPテイストのあるダンサンブルなトラックに、表情豊かな歌声と耳の残るキャッチーなメロディを聴かせるポップナンバー。今回、グループとしての大きな成長を感じさせる同曲を発表した821のユリナとリコにインタビューを実施。5月に開催した1stライブや、同作のレコーディング、MV撮影、さらに今後の活動について想いのままに語ってもらった。
821 ユリナ&リコ
撮影:曽我美芽
編集協力:村田誠二
821(ハニー)プロフィール
“821”は142番目の素数。呼び名は“ハニー”。ユニットそのものが誰にも割らせない唯一無二なものであり、1人ひとりが個性と言う輝きを発揮する特別な存在になっていけるよう命名されたガールズユニット。日本全国から毎年数万人の応募がある、日本最大のオーディションの1つ<ホリプロタレントスカウトキャラバン>により選出されたメンバーによって結成。2020年2月28日(金)に、デビュー曲となる1stデジタルシングル「WHO」をユニバーサル ミュージックよりリリース。2020年8月21日(金)には新メンバーEMMAの加入と、10月14日(水)に2ndデジタルシングル「Call My Name」をリリース。2022年5月には初のイベント<821 sweet home>を開催し、8月17日(水)に3rdシングル「PRIME」を発表した。
1stライブでは課題点が見つかって、みんなで話し合いました(リコ)
――この4月にリコさんとアオさんが上京してきたことでグループに変化があったと思うのですが、いかがでしょうか?
ユリナ:
821の6人全員で会えることが多くなりました。それまではレッスンもなかなか一緒にできなくて、オンラインとかもあったのですが、今は集まってできるようになりましたね。
リコ:
アオと私が上京して初めて6人でライブしたり、直接ファンの方にお会いする機会も増えました。
――そのライブは、5月21日(土)に渋谷・TOKYO CULTURE CULTUREで開催した<821 sweet home>ですよね。夜の部を観ましたが、けっこう緊張していたのでは?
ユリナ:
私は緊張してないです(笑)。
スタッフ:
1回目(昼の部)は、2人とも感極まって泣いちゃったりしてたよね。
ユリナ:
歌っている時に、ファンの方々が目の前にいらっしゃるのが見えて、安心というか……いつも見守ってくださって本当にありがたいなっていう安心感で、自然と涙が出てきて。
スタッフ:
それにつられてリコも泣いてたよね。
リコ:
私のことを好きっていつも言ってくださるファンの方がいて、その方が目の前でめちゃくちゃ号泣してて、それを見てもうバァーッと涙が出てきちゃいました。
――もらい泣き。
リコ:
感動でもらい泣きしてしまいました。
――その時の自分たちのパフォーマンスについてはどう評価していますか?
ユリナ:
当日は楽しく終われたんですけど、後日、録画した映像を冷静になって観ていたら、けっこう課題が見つかりました。まず、振りも綺麗に揃えられてなかったし、立ち位置も決めていたのに乱れてたりして、レッスンに取り組む意欲がもっと必要だなって思いました。
リコ:
1部はホントに初めてのライブってことで思いっきり楽しめたんですけど、それで安心してしまった感じがあって、2部はメンバーだけで盛り上がってしまったという部分があったので、どっちも課題点が見つかって、みんなで話し合いました。
――メンバー同士でそういう話し合いもしていたんですね。それを踏まえて、今取り組んでいることは?
ユリナ:
先日、新曲「PRIME」のダンスレッスンをやったんですけど、そこでもしっかり形がズレないように意識してやりました。
――そういう時、グループを引っ張る役は誰になるんですか?
(2人同時に):
カンナ?
――厳しいんですか?
リコ:
厳しくはないけど、まとめてくれるよね。
ユリナ:
うん、そう。
――カンナさんは“引っ張り役”みたいに、メンバーそれぞれグループ内での立ち位置とかあるんですか? 例えばエマさんは?
リコ:
お姉さんだよね。カンナの次に。
ユリナ:
しっかり者なんですけど、けっこうふざける一面もあるお姉ちゃんです(笑)。だから、厳しくはないよね。
――じゃあ、レイアさんは?
ユリナ:
レイアは……ムードメーカー?
リコ:
うん、そうだね。
ユリナ:
笑わせてくれたりとか、お話し上手だよね。
――最近、レイアさんが笑わせてくれた話というと?
ユリナ:
お話し上手というところで言うと、この間、レイアとPV撮影のあと一緒に帰ったんですけど、私が人生について教えてほしくて(笑)、頼んだら、“821のみんなは家族だよ”みたいなことを語ってくれました。
――レイアさんは、メンバーに対する想いが深いんですね。続いて、アオさんは?
リコ:
アオは1番年下で、甘えん坊って感じだよね。例えば食べ物があって、全員が食べて余ったりした時に、アオが1番に“食べたい!”って言ってみんなが譲ったりとか(笑)。
ユリナ:
甘え上手だよね。でも、意外としっかりしてるところもあったり。あとは、食に対して貪欲(笑)。もちろん褒め言葉ですよ(笑)。でも、モデルとしてすごく体形は維持していて細いんですよ。
リコ:
細いよねぇ。
――最後に、おふたりにお互いのことを伺いましょう。ユリナさんはどんなキャラクターだと思いますか?
リコ:
ユリナは、めっちゃくちゃ優しいんですよ(笑)。ユリナと話すだけで場が和むというか、みんな笑顔になるという存在です。ファンのみんなからは“不思議ちゃん”って言われてますけど。
ユリナ:
優しいとか言ってくれて、嬉しいです(照)。
――“不思議ちゃん”って言われるのはどうなんですか?
ユリナ:
自分的にはしっかり生きているので、そう言われるのは何でだろう?と思うんですけど(笑)。ちゃんとまじめに一生懸命生きてるんですよ!
――では、リコさんはどんなキャラクターですか?
ユリナ:
リコは、けっこう人見知りなので、最初は静かなタイプの子なのかなって思ったんですけど、仲よくなっていくと、けっこう騒ぐ子だとわかって(笑)。で、リコもすごく優しいし、頑張り屋さんだし努力家だと思います。
リコ:
嬉しい~。人見知りなんですけど、821のメンバーと出会ってから少しずつ初対面の人とも話せるようになったんですよ。821のメンバーと会うまでは、初対面の人の前だとホントにひと言もしゃべれないくらいだったんですけど、ここまで仲よくなると、ホントに家族と同じ感じで、ふざけたり騒いだりできます。
ユリナ:
無言も気まずくないよね。
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