BLACKNAZARENE[超NATSUZOME2022ライブレポート]6人の魂を込めた歌声で示した漆黒のレゾンデートル

BLACKNAZARENE[超NATSUZOME2022ライブレポート]6人の魂を込めた歌声で示した漆黒のレゾンデートル BLACKNAZARENE<超NATSUZOME2022>ライブレポート

Pop'n'Roll 編集部

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2022.07.10
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アイドルイベント<超NATSUZOME2022>が、2022年7月2日(土)&3日(日)に海浜幕張公演Gブロックにて開催された。完全野外というシチュエーションの中で、数多くのアイドルたちがオーディエンスの心をたかぶらせる熱量の高いパフォーマンスを披露。本記事では、同イベントの中から7月2日(土)にNATSUステージに登場したBLACKNAZARENEのライブレポートをお届けしよう。

BLACKNAZARENE<超NATSUZOME2022>海浜幕張公演Gブロック(2022年7月2日)

取材&文:冬将軍

クワイア混じりの荘厳なSEに合わせて、漆黒の衣装を纏った6人組が登場する。印象的なハイトーンのギターと激しいスネアの連打が響く。

“NATSUZOME、踊るよー!”

南向いずみの声で始まる「PARADOX」。初っ端から気合い十分にダンサブルな動きを見せる6人をオーディエンスがクラップで迎え、言葉とメロディをしっかり刻んでいく。山田さとりが澄んだ声で歌えば、東出ひみこがしっかりと重ねる。乃上楓が力強く歌えば、南向が切り込んでくる。

“全員拳を上げろ”と南向が煽り、悲しげながらも力強さを感じさせる「Throne」、そして流麗なメロディの「ニューワールド」へ。白坂もあが可憐さを覗かせ、村田実果子は悠々とした表情を見せていく。

“まだまだ盛り上がる準備できてるのか? ここにいる全員でバカ騒ぎしようぜー!!”

“オイ! オイ! オイ!”と煽りを入れながら「stray straight」へ。ステージの6人に呼応するように拳を上げていくオーディエンス。歌に入れば6人のボーカルを讃えるようにハンズアップで応えていく。乃上は伸びやかな声でパワフルに歌い上げ、南向は感情のすべてを歌に叩きつけるように声を発している。

《自分を信じ選ぶこの道で 誇り抱いて生きていけば
自分で決めた道を進むなら きっと何か残るのだろう》

最後の一節が深く心に残った。旧体制時代からの同曲を、現在のBLACKNAZARENEの6人が歌い継ぐ、本来の意味に加えて新たな意味を持った、そうやって昇華されたように聞こえた。

“明日のことなんて関係ない、今日このステージで全部使い切って帰ろうぜ!”と南向が声を上げて始まったラストナンバー「BLACK SUPERNOVA」。クラップに拳、そしてジャンプ……オーディエンスと一体になった、無言のシンガロングで大団円を迎えた。

“We Are〜!?”“BLACKNAZARENE!!”
“We Are〜!?”“BLACKNAZARENE!!!!”
“We Are〜!!??”“BLACKNAZARENE!!!!!”

己の存在を確かめるように、自分たちの名を3回問いかけ、叫んだ。こうしてBLACKNAZARENEの6人は<超NATSUZOME2022>に大きな爪痕を残すように、ステージを去っていった。

BLACKNAZARENE<超NATSUZOME2022>海浜幕張公演Gブロック(2022年7月2日)
南向いずみ<超NATSUZOME2022>海浜幕張公演Gブロック(2022年7月2日)
村田実果子<超NATSUZOME2022>海浜幕張公演Gブロック(2022年7月2日)
東出ひみこ<超NATSUZOME2022>海浜幕張公演Gブロック(2022年7月2日)
白坂もあ<超NATSUZOME2022>海浜幕張公演Gブロック(2022年7月2日)
山田さとり<超NATSUZOME2022>海浜幕張公演Gブロック(2022年7月2日)
乃上楓<超NATSUZOME2022>海浜幕張公演Gブロック(2022年7月2日)

BLACKNAZARENE<超NATSUZOME2022>

2022年7月2日(土)
海浜幕張公演Gブロック

セットリスト

SE
PARADOX
Throne
ニューワールド
ストレイストレイト
BLACKSUPERNOVA