透色ドロップ［ライブレポート］ファンに感謝のデビュー2周年記念ツアー完走！「やっぱり“アイドルをやらないと死ねない”」
Pop'n'Roll 編集部
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透色ドロップが、6月26日（日）に東京・SELENE b2にて＜デビュー2周年記念ツアー「目に見えない大切なもの」＞を開催した。本記事では、オフィシャルレポートをお届けする。
透色ドロップは、今年5月18日に新メンバー梅野心春が加入し新体制となり、5月25日には新曲「だけど夏なんて嫌いで」「恋の予感！？」をリリースし注目が集まる中、グループ史上最大規模のツアーは5月29日の愛知公演からスタート。大阪、福岡を巡り、ツアーファイナルの東京公演では来場チケットと透色ドロップ公式YouTubeチャンネルで無料生配信が行われた。
全国からファンが見守る中、先日MVが公開された新曲「だけど夏なんて嫌いで」からライブがスタート。ステージ後方の大型ビジョンではMVが映し出され、フレッシュな新7人体制の始まりを知らせた。続いて「君色クラゲ」「ぐるぐるカタツムリ」と人気曲が続き、メンバーもファンもお互いにヒートアップ。今回は全編を通して大型ビジョンに歌詞が映しだされ、楽曲ごとにテイストの異なるVJで透色ドロップの世界観をさらに深めていた。
見並里穂が“みなさん盛り上がってますか〜！ みんな、バカになれ〜！”と煽り「桃郷事変」「りちりち」の2曲をパフォーマンス。MCでは新メンバーの梅野心春が“直前まですごい緊張してたんですけど、みなさんの前に立って緊張が和らぎました。今日は楽しんでいきましょう！”と笑顔で伝え、佐倉なぎは“このツアーを通して成長した姿を集大成として見せられるようにたくさん準備をしてきました！”と強い意気込みを語った。
心の叫びを歌ったエモーショナルな「衝動」で会場の雰囲気が一変。「孤独とタイヨウ」「ユラリソラ」「≒」と立て続けに披露し、メッセージ性の強い楽曲で聴き手全員の心を揺さぶった。
この1年でいちばん思い出に残っているエピソードを振り返るMCに続いて、待望の新曲「恋の予感！？」で恋のはじまりを表現した初々しいパフォーマンスでファンに可愛さをチャージ。その後立て続けに「夜明けカンパネラ」「ネバーランドじゃない」「きみは六等星」と透色ドロップを代表する人気曲で会場全体を包む。
見並が“これから先もずっと透色ドロップはグループとしてあり続けたいなと思っています。続いては透色ドロップのはじまりの歌です。”と紹介し、デビュー曲「やさしさのバトン」を新体制7人で届けた。続く「キュンと。」「アンサー」「君が描く未来予想図に僕が居なくても」と、グループの1st EP『透色計画』に収録されている曲順で披露。可愛い曲から強さ、儚さを感じさせる曲が続き、多彩なカラーでファンを魅了し本編が終了した。
アンコールのSEでは橘花みなみの影アナで“透色ドロップは今月3年目を迎えました。変わっていくことばかりで永遠なんてないけど、最初から変わらないことがひとつだけあります。「アイドルをやらないと死ねない。」みんなこの言葉に突き動かされて、その気持ちを芯に持ち、ここで歌って踊っています。本当に、出会ってくれてありがとう。全ての想いがきみにとどきますように。”とファンに感謝のコメントを贈り、「だけど夏なんて嫌いで」「夜明けカンパネラ」を再び披露。お知らせとして全6ヶ所のオータムツアーがビジョンで発表されると会場からは拍手が沸き起こった。
最後に、ツアーの感想が1人ずつ伝えられた。
梅野：
プレデビューから1ヶ月しか経ってないんですけど、先輩たちが積み重ねてきた努力があって今私がこのステージに立てています。今日まであきらめずに乗り越えてこられたのは、先輩たちがあたたかく歓迎してくださったお陰と、ファンのみなさんがいつも応援してくださっているお陰でもあるので本当に感謝しています。これから先も私はこのグループで大きくなりたいです。
天川：
なんでこんなに頑張れてるんだろう？って最近考えているんですけど、ここにきてくれているみなさんや、配信を見てくれているみなさんがいつも支えてくれているんだなとこのツアーで実感することができました。透色ドロップのメンバーでよかったなと思いました。これからも頑張ります！
佐倉：
会社員を辞めてアイドルという道を選択してから1年と少し経ちます。アイドルになりたいと初めて口にした日から、まさか自分がこんなに素敵なステージに立たせてくれるとは思ってなくて。きっと会社員を続けていても幸せな未来があったかもしれないけど、アイドルを1年間頑張って続けてきたからこそ、こうやって大好きなみんなに会えました。「アイドルをやらないと死ねない」という応募広告を見て、これしかない！って応募した私に居場所をくれてありがとうございます。
瀬川：
去年の1周年ツアーではMCで号泣してしまって、お祝いなのに自分の弱さに勝てなくて情けなくて、この1年間、ワンマンでは絶対泣かないようにしようと思って浅いことしか言えない自分がいました。今回のツアーでは、そんなことはもうやめようと思って、みんなに「今日最後泣いてもいい？」って聞いたら「今日みんなで泣こう！」って言ってくれたから今日はちゃんと思っていることを言えてます。去年の涙とは全然違う嬉しい涙で、この1年間成長したことを実感できました。これからも自分らしくアイドルを続けていきたいと思います。
花咲：
アイドルをして1年と少しが経って、色々な経験をさせていただいて幸せなことがいっぱいあって。みんなに追いつくのが一生懸命でたまに弱くなっちゃう自分もいるけど、メンバー、スタッフさんみんなが助けてくれてありがたいなと思っています。2周年ライブは弱い自分が出てしまった時もあって、たくさんの人に迷惑をかけてしまったことがありました。でも、ファイナルで全力を出せたのでとっても満足です。このグループに入れてくれてありがとうございます。今日もみんな楽しそうな顔が見えて本当に幸せでした。
見並：
ツアー前から腰を痛めてしまって、リハにも参加できなくてたくさん迷惑をかけたり100%のパフォーマンスができなくて不安だったんですけど、なんとか完走することができました。腰を痛めているからグループにいないほうがいいのかもしれないって思ったことがあったんですけど、私はまだまだここにいたいです！ 透色ドロップでアイドルがしたいです！ なのでもっと必要だと思ってもらえるように頑張ります。3年目の透色ドロップももっともっと大きくなっていきたいと思います！
橘花：
1年目より2年目のほうがしんどいことがいっぱいあって、正直に言うと、毎日のように「やめたい」と思ったこともいっぱいありました。「自分はアイドルとして必要なのかな？」とか「自分はどんな存在になれるのかな？」と迷った姿をファンの皆さんにも見せてしまったけど「みなみちゃんがいいから、みなみちゃんからは離れない」って言ってくれたことがすごく嬉しかった。やっぱり私は「アイドルをやらないと死ねない」と思っていて、その気持ちだけでここにきてしまったからすごく不安定な部分もあるけど、今日改めてこれからも推していてよかったなって思ってもらいたいし、いつか卒業するときに「アイドルでよかった」「透色ドロップに入ってよかった」って思いたいので、これからも頑張ります。そしてメンバー6人、本当に一緒にやってくれてありがとう。いつも楽屋でマイナスな部分をいっぱい見せてしまうのに一緒に泣いてくれたりとかみんな「大丈夫？」って聞いてくれて、一緒にいれて幸せです。これからもまだまだ至らないところがある私ですが、頑張るので応援よろしくおねがいします。
と、全員が感情をむき出しにして想いを伝えると、最後に橘花から“これから私たちは3年目を迎えてさらに飛躍できるようにいろんなことに挑戦していきます。その時、みなさんがそばにいてくれたらすごく幸せです。本日は本当にありがとうございました。”と締めくくり、感謝と感涙の2周年記念ツアーが完遂した。