【連載】≠ME 菅波美玲アニメホリック 特別対談:澄川龍一(アニメ音楽ライター)後編「菅波さんはアニメソングを人の2倍ぐらい聴いていますね」 【連載】≠ME 菅波美玲アニメホリック 第29回後編
菅波美玲(≠ME)
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「≠ME 菅波美玲アニメホリック」1周年記念となるアニメ音楽ライター・澄川龍一さんとの特別対談の後編。アニメやアニソンの視聴の仕方やアイドルアニメ作品について語り合った前編を経て、今回は菅波のフェイバリット作品『BLEACH』を皮切りに、『まどマギ』の魅力、さらにアニメを通じて広がっていく趣味の世界など、さらにディープなトークを展開。時間が経つにつれて、どんどん熱量が高まっていった2人のアニメ&アニソン談義をご堪能いただきたい。
撮影:河邉有実莉
編集協力:井手朋子
“BLEACH アニメ化”って検索するほどずっと待っていたんです(菅波)
澄川龍一:
菅波さんは女の子向けの作品もご覧になっていて、並行してジャンプものもお兄さんの影響で観られていて。事前に提出していただいた気になる楽曲リストに多いのが、『BLEACH』の曲ですよね。『BLEACH』は、お好きなんですか?
菅波美玲:
はい、大好きです! ピックアップした曲はけっこう大事なシーンに流れる曲です。平子真子が出てくるところで曲が「Rolling star」に変わったり。ORANGE RANGEさんが歌っている初代オープニングテーマの「*~アスタリスク~」も好きなんです。それもアニメバージョンではキュッとコンパクトになっていて、全部聴いた時に“あっ、こういう曲だったんだ!”ってびっくりしました。
澄川龍一:
『BLEACH』はアニソン的には、けっこう大きな作品ですね。いろいろなアーティストさんが担当されていて、それこそ「少女S」は、SCANDALにとって初めてのアニソンでヒットした曲ですよね。『BLEACH』もそうですけど、ほかに『NARUTO-ナルト-』もそこで初めてアニメの曲をやって注目されて、その先ブレイクする人たちがたくさんいて。『BLEACH』だと、ORANGE RANGEのあとのUVERworldですよね。「D-tecnoLife」はUVERworldのメジャーデビュー作にして初のアニソンで、ここから彼らの押しも押されぬ快進撃が始まったと。
菅波美玲:
そこからけっこうアニソンを歌ってますよね。『青の祓魔師』の「一滴の影響」と『約束のネバーランド』の「Touch off」とか。『BLEACH』も何曲かやってますよね。
澄川龍一:
そうそう。ちなみに先ほどチラッと平子真子の話題が出てきましたけど、『BLEACH』のキャラクターで好きなのは?
菅波美玲:
日番谷冬獅郎くんが大好きです。冬獅郎くんが主人公というか中心になってる映画があって、それはポルノグラフィティさんが曲をやっているんですけど、ほんっとに小さくて白髪でカッコよくて、でもちょっとツンデレな部分もあって。でも隊長、みたいな(笑)。(黒崎)一護が“冬獅郎”って呼ぶんですけど、それに対して冬獅郎が“日番谷隊長だ!”ってツッコむ絡みのシーンがすごく好きで、“早く来ないかな、早く来ないかな”っていつも観てました(笑)。
澄川龍一:
じゃあキャラクター的には、天才キャラやツンツンした感じがお好きだったり?
菅波美玲:
そうですね。可愛いな〜って思います(笑)。
澄川龍一:
確かにちょっと可愛いですよね、冬獅郎はみんなより年下なので。『BLEACH』も長い作品で、1度終わりましたけど、また始まるんですよね。
菅波美玲:
そうなんですよ! 今年の10月に始まるのですごく楽しみです。めちゃくちゃ待っていたんですよ、私! 『BLEACH』は、最後に一護が“またな”って言うんですけど、その言葉を聞いて“あ……終わっちゃうんだ……”って思って、そこからけっこう落ち込んでBLEACHロスといいますか……。大学生になってからも『BLEACH』は、なんで再アニメ化しないんだろうって思って、“BLEACH アニメ化”って検索するほど待っていたんです。Twitterでもトレンドで『BLEACH』って出てくるたびに、“あ! アニメ化決定したのかな!”って思って、でも10回ぐらいそれに裏切られてようやく! “BLEACH アニメ化”っていうトレンドがあって、“えー! 待ってー!”って叫びました(笑)。
澄川龍一:
10年ぐらい経ちましたよね。今回は同じ原作の同じ世界観の『BURN THE WITCH』というのもありますし、ちょっといろいろザワつき始めてますよね。
菅波美玲:
冬獅郎くんが1回ちょっとやられちゃってゾンビ化するんですよ。大人冬獅郎も出てきたりしてすごく楽しみです。
澄川龍一:
今回の対談はすごくゾンビがいっぱい出てきますね(笑)。
菅波:
そうですね(笑)。
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