吉岡里帆、初主演舞台<スルメが丘は花の匂い>上演決定「可愛らしい世界観の中にもどこか奇妙な空気が常に漂っているような作品」

吉岡里帆、初主演舞台<スルメが丘は花の匂い>上演決定「可愛らしい世界観の中にもどこか奇妙な空気が常に漂っているような作品」

Pop'n'Roll 編集部

Pop'n'Roll 編集部

2022.04.13
  • ポスト
  • シェア
  • ブックマーク

吉岡里帆が主演を務める舞台<パルコ・プロデュース 2022『スルメが丘は花の匂い』>が上演されることが決定した。

同作の作・演出を手掛けるのは、岩崎う大(かもめんたる)。岩崎がプロデュース公演の作・演出を手掛けるのは、今回が初。

主人公・縁緑(えにしみどり)を演じるのは、吉岡里帆。彼女にとって、同作は舞台初主演作となる。

同作では、会社員の縁緑(吉岡里帆)はシンデレラや浦島太郎など童話の登場人物が生まれる不思議な世界に迷い込む。緑は『スルメ姫』という物語の主人公として生まれた少女クロエと出会い、緑の登場により『スルメ姫』の物語は混乱していく。物語を成立させようと必死な登場人物たち。物語は一体どんな結末を迎えるのか? 果たして緑はもとの世界へ戻ることができるのか?

劇団かもめんたるの過去公演では、宇宙人、未来人、ヒューマノイドと、現代人の“外”からの視点で“人間”が描かれてきた。同作は、童話の世界を舞台に、少女たちの交流が描かれる唯一無二の“岩崎う大流”ファンタジーコメディとなる。

クロエの幼馴染であるトムと王子の2役は伊藤あさひ、スルメ姫と呼ばれているクロエ役は鞘師里保、クロエの父・ハンス役は岩崎う大、クロエの幼馴染でトムの姉・ジーノ役は牧野莉佳、クロエの母・レベッカ役は、劇団かもめんたるのもりももこ、旅人役は小椋大輔、スルメが丘に住む預言者・ノバ役はふせえりが務める。

同作のビジュアル制作では、『Heaven by Marc Jacobs』の2ndシーズンにコントリビューターとして参加するなど、国内外で広くクリエイションを行なっているanccoをキャラクターデザインに起用。

さらに、フォトグラファーに磯部昭子、ヘア&ヘッドピースにKUNIO KOHZAKI(W)、メイクにEBARA(W)、スタイリストに神田百実、衣装制作に山本哲也(POTTO)、CGにミネジマエリ、クリエイティブレタッチャーに岩沢美鶴(siifaa inc.)、宣伝美術/アートディレクターにいすたえこ(NNNNY)、たなかともみ(HOEDOWN)といった、音楽、ファッション、広告など幅広い分野で活躍する気鋭のクリエイター陣が集結。

ポップで不思議な『スルメが丘』ワールド全開なビジュアルが完成した。

なお、同作は、7月22日(金)から紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAで上演されるほか、8月には大阪ほか6ヵ所を巡演する。

パルコ・プロデュース 2022<スルメが丘は花の匂い>

コメント

作&演出・岩崎う大(かもめんたる):
“物語”という、人間が生み出した楽しい魔法のような存在に、真正面から向き合ったら、知らないうちに中に飛び込んでしまったようなお話です。結果、笑いあり涙あり、笑い多めの舞台になったと思っています。フィクションの持つ強さを全方向に広げてみなさんを包み込みたい……と、いろいろ言ってますが、王道にしてオンリーワンな舞台になるでしょう! 吉岡里帆さんとは、以前共演させていただいて、とにかくセンスのよい方だと感じました。こんな人と何か作れたら、面白いだろうなあと思っていたら、今回こんな機会に巡りあって、幸せです。みなさま、一流の方々なので、そこでの化学反応を最大限にするようにみなさんの顔色を伺いながら頑張ります。私が手掛けるコメディですから、それぞれのファンの方には“推し”の新たな表情を観ていただけると思います。

単純にこの仕事が成功するか否かで、私の今後の演劇生活が変わると思っています。なので、今、目はかなり血走っています。意気込み半端じゃないですね。とは言えこのエネルギーも、最大の化学反応のために出力を調整しなくてはいけないことも理解しています。さらに、とは言え倒れるなら前のめりがいいですね。と言いつつ、最初で最後のメンバーですから、みんなに“あの舞台最高だったなぁ”って後々振り返ってもらえる舞台にしたいです。それは観劇してくれるみなさまにも同じです。期待してください。
 
主演・吉岡里帆:
<スルメが丘は花の匂い>で異世界からやってきた女の子、緑を演じさせていただきます。岩崎う大さんとは1度共演させていただいたことがあり、独特な空気が漂っていて面白い方だなと直感的に感じました。岩崎さんの世界観を体現できるように、一緒に丁寧にものづくりしていきたいなと思っています。

可愛らしい世界観の中にもどこか奇妙な空気が常に漂っているような作品で、みなさんには“なんだこの作品は!”と今までにない体験をしていただけるのではないかと思います。ぜひお楽しみに!

次ページ