吉川愛、「レンタル彼女は、女優さんみたいな職業だなと、この作品通して学びました」『明日、私は誰かのカノジョ』ドラマ放送直前!合同会見にて
Pop'n'Roll 編集部
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ドラマ『明日、私は誰かのカノジョ』が、本日4月10日(日)に<ドラマ放送直前!合同会見>を開催した。
こちらには、レンタル彼女でお金を稼ぐ主人公・雪役の吉川愛、孤独や寂しさを男で紛らわしてしまうリナ役の横田真悠、ほかの女性と違い“私”を持っていると信じる 萌役の箭内夢菜、外見の美しさを求めて整形をくり返す30代女子・彩役の宇垣美里の女性キャスト陣が登場。
4人は、オファーを受けた時の気持ちや撮影エピソード、演じたキャラクターの印象などを語った。
本記事では、オフィシャルレポートをお届けする。
<『明日、私は誰かのカノジョ』ドラマ放送直前!合同会見>(2022年4月10日)
同作は、マンガアプリ『サイコミ』でランキング1位をキープし続け、単行本は累計300万部を突破している人気漫画を実写化したドラマ。
レンタル彼女として日々、お金を稼ぐ女性大生・雪を演じる吉川は、原作漫画について“絶対にいつか読もうと思っていた漫画だった”と語り、雪という役についても“雰囲気的に似ていると言われたことが何度かあったので、(オファーが来て)嬉しかったです”と明かした。
パパ活で寂しさをまぎらわせるリナを演じる横田は“最初は楽しみでしたが、何度も原作や台本を読んでいるうちに難しさも感じました”と告白。ドラマ『荒ぶる季節の乙女どもよ。』に続いての酒井麻衣監督との仕事となったが“『荒ぶる…』はオーディションで選んでいただいたんですが、難しくて監督直々にレッスンしていただいたり、作品をよくするために役者とちゃんとコミュニケーションを取って、すり合わせをしてくださる方なので、またご一緒できて嬉しかったです”とふり返った。
箭内は、ホストにハマっていく萌の役をオーディションで勝ち取ったが“(オーディションの段階で)泣きのお芝居もあって、難しさも感じていましたが、酒井監督も好きだし、絶対にやりたかったです”と強い想いを口にした。
宇垣は、見た目に固執して整形をくり返す彩を演じているが、漫画好きで知られるだけに“アプリの時から読んでたし、単行本も買っていました”と明かしつつ、自身へのオファーについて“人気の作品ということはわかっているので、ファンの方がどう思うかな? 彩という役は好きなキャラクターの1人で、「できるかな?」という想いもあり、嬉しさと不安でゴチャゴチャになっていました”と語った。
雪は、レンタル彼女でいる時と素の雪でいる時のギャップの激しい役柄だったが、吉川は“レンタル彼女の時は意外と「妹キャラ」が多くて、リクエストされたキャラを演じるので妹キャラで、声も高めで、しぐさを変えたりしていました。雪1人でいるシーンは目の力を入れないように、(大学の友人である)リナといる時は、ちょっと作っている感じ、(本当の自分を)隠している感じを出さなきゃというのもあって、差をわかりやすく、でもわざとらし過ぎずにというのを意識しました”とふり返った。
“レンタル彼女”という仕事については“女優さんみたいだなと思いました。リクエストされたキャラを、(リクエストが)スポーティな子なら少年っぽい感じでやったり、妹キャラだったり、姉御っぽい感じとか……女優さんみたいな職業だなと、この作品通して学びました”と語った。
横田が演じたリナは、明るく美人だが、やや男性に対して依存する部分が強い女性。横田は“リナは寂しがり屋ですが、私自身も寂しがり屋なところは似てるなと思います。私も悲しいことがあったり、嬉しいことがあると、全部親や友だちに話したりしますし。リナは男の人を心の支えにしていますけど、私も心の支えになっている人がたくさんいるので、そういうところは共感できます”とリナへのシンパシーを口にする。
箭内が演じる萌は、ホストの楓(高野洸)と出会うことでガラリと大変身を遂げる。箭内は“変身前のさばさばした感じと、変身後の乙女になって女子力も上がっていく感じ……私自身もそうだし、世の中の女の子たちも、目標ができたりすると見た目も、心も話し方もしぐさも変わってくると思うので、萌に共感してくれる子が多いんじゃないかと思います。(変身後は)話し方や楓にドキドキしている目線とか、目がずっとハートマークになっているのを意識していました”と語った。
宇垣は彩を演じるにあたり“自分の美しさに誇りを持っている子だと思ったので、「絶対に肌荒れを起こすわけにいかない」という恐怖心がありました。私、花粉症が酷くて目に来るので(恐怖で)ガタガタしながら起きてました”と苦笑交じりにふり返る。彩の二面性や見た目に固執する性格について“私はわりとずっとご機嫌なタイプなので、彼女が不安定で、繊細さゆえに感情が爆発しまうシーンは、通常の人生ではしたことなかったので、それができるのは、お芝居の楽しい部分だなと思いました。彼女が美しさに固執するきっかけになったのは、他者からの容貌に対する心ない言葉であり、それはこの世界に生きていて誰しも1度は受けたことがあるし、傷ついたことがない人はいないと思います。そこは共感できるポイントですし、それが傷になるのがわかる、「あの時のあの言葉はいまだに引っ掛かってる」と観ながら思い出す人も多いと思います”と語った。
相手役の男性との共演の感想を聞くと、吉川は、壮太を演じた楽駆について“雪のコンプレックスが見えるシーンから撮ったんですが、すごくやりやすく(感情を)爆発させてくれて、本音が見えるシーンでしたが、本音が出しやすかった”と感謝を口にする。
横田は、ややチャラい印象の雄大を演じた井上想良との共演について“後ろから抱き着いたり、強引なところが多いんですけど、すごく気を遣ってくださって、優しくて、もっと気にしないでやってもらっていいんですけど、優しくて逆にやりづらいくらいで(苦笑)、真面目な優しい方なんだろうなと思いました”と述べた。
箭内が演じる萌は、高野洸が演じるホスト・楓にハマっていくが“高野さんは天然なのか……? お話が通じない時がたまに、いや、よくあって(笑)、会話が噛み合わないなって時がよくありました。でも、楓という役になると、すごく優しい話し方、ちょっと言葉がウマい部分など、原作を読みこんでるんだろうなというお芝居で。原作の楓の顔と似すぎてて、ドキドキしちゃうくらい、普段の高野さんとのギャップがすごかったです”と驚きを口にした。
宇垣が演じる彩は、福山翔大演じる光晴とつき合っているが“(福山さんも宇垣さんも)映画が好きで、会うたびに「あれ観た?」「これ観た?」って話をするのが楽しかったです。彩ちゃんの心情が揺らいでしまう瞬間も大切なんだよな……というシーンも2人でしっかり演じることができたし、でも会うたびにケンカをするシーンもあって、(ケンカの前は)試合前みたいに「今日はよろしくお願いします」と言いながら、頑張っていました”と楽しそうにふり返った。また宇垣は“モブのおじさん”として原作ファンの間でも人気の高い桧山とのシーンについても触れ“桧山さんのクオリティが本当に高くて(笑)、監督も編集をしてて「3話目からコメディっぽくなる。なぜなら桧山が出るから」とおっしゃっていました。「(桧山を見て)うっ」となるんですけど、一方で憎み切れないキャラクターで、なんとも言えぬ愛嬌のある桧山さんを演じてくださって、一緒のシーンが終わったあとも、送られてきた写真を見たりするシーンがあるんですけど、そのたびに「くぅ……」となるので、早くみなさんに観てほしいです。みんな、桧山のことを好きになると思います。(吉川に)最高だったよね? 桧山さん”と熱く語った。
また、雪、リナ、萌、彩の誰を恋人にしたいか?という質問に対して、吉川は“彩ちゃんかな? 好きなものは好き、嫌いなものは嫌いと意思を持っていて、自分を貫いている”と語り、横田は“雪かな? 精神年齢、ヤバ高じゃないですか(笑)。自分が悩んだりしても物ごとを周りから見てちゃんと答えてくれそう”と選択。箭内は“リナちゃん。守ってあげたくなるし、そばにいてあげたくなる”とリナに心を撃ち抜かれたよう。宇垣は“全員めんどくさい!”と苦笑いを浮かべつつ“萌ちゃんかな。あれだけしっかり好きな人に対し、グッとしてくれる人って大事にしてあげたいと思うし、最初のさばさばしていた彼女とつき合いたい! ラブラブではなく友達として仲良くいてくれるところが素敵”と四者四様の想いを述べた。
最後に吉川は放送開始を前に“第1話は、レンタル彼女としての顔だったり、リナちゃんに見せる顔だったり、コンプレックスだったり、雪ちゃんのいろんな姿が見られると思います。リナちゃん、彩ちゃん、萌ちゃんの続きが気になる話がたくさん出てくるので、1話を見れば『明日カノ』がどんどん楽しみになると思います。まずは1話をじっくり観てほしいです”と呼びかけ、会見は幕を閉じた。