元AKB48 田野優花、<辻村深月シアター舞台「かがみの孤城」「ぼくのメジャースプーン」>出演決定!
Pop'n'Roll 編集部
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元AKB48の田野優花が出演する<辻村深月シアター舞台「かがみの孤城」「ぼくのメジャースプーン」>が、2022年5月20日(金)
〜2022年5月29日(日)に東京・サンシャイン劇場、6月4日(土)に新潟 りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館・劇場にて、上演される。
同舞台は、累計発行部数125万部を突破した2018年本屋大賞第1位の『かがみの孤城』の舞台再演と、原作者の辻村深月が自ら脚本・演出担当の成井豊に舞台化を要望した『ぼくのメジャースプーン』の新作公演。どちらも脚本・演出は、昨年末活動を再開して話題となった演劇集団キャラメルボックスの成井豊が手掛ける。
<かがみの孤城>の主演には、元AKB48でミュージカルでも活躍中の田野優花、<ぼくのメジャースプーン>は成井豊のキャラメルボックスに出演経験もある田中亨とキャラメルボックスの主軸俳優の岡田達也が出演。
また、作品の主人公が小学生と中学生ということもあり、小中高生の料金は2,000円という演劇としては破格の安さに設定されている。
コメント
辻村深月(原作):
おととし、『かがみの孤城』を成井さんの手によって舞台化していただき、その世界観の凄さと成井さんにしかかけられないあの舞台上の魔法を目の当たりにした瞬間、私の中で、どうにも抑えきれない気持ちが湧き起こりました。
それは、私の小説の──『ぼくのメジャースプーン』を成井さんにどうしても舞台化していただきたい、という思いです。
小説家になりたい、という思いではち切れんばかりだった学生時代、私が楽しみに観ていたのが成井さんのお芝居でした。見終えると、自分の頭の中でも物語が止まらなくなって、ああ、こんな登場人物の、こんな話が書いてみたい、と友人と話しながら帰ったものでした。『ぼくのメジャースプーン』の“声の力”を操る主人公もそうやって生まれたもののひとつです。
この先、成井さんに一生、自分の他の小説を舞台化してもらえなくても後悔しないから、この小説だけは絶対にお願いしたい。成井さんの描く“秋先生”と“ぼく”を見るまでは死ねない──。そんな思いで、不躾なことは承知の上で、『かがみの孤城』の初演最終日、成井さんにお手紙を渡しました。こんな図々しいお願いをして嫌われてしまうかも──と思っていたあの日からこんなに早く、まさか、本当に舞台化してくださるなんて! しかも、『かがみの孤城』の再演と一緒に!
学生時代の帰り道の夢が叶うんだ、という気持ちでいっぱいです。どうかみなさんにも一緒に見届けていただけたら、長年の成井作品のファンの1人としても、1人の小説家としても、とてもとても幸せに思います。
成井豊(脚本・演出):
『かがみの孤城』は、辻村深月さんが2017年5月にポプラ社から出版し、翌年の本屋大賞を受賞した傑作です。
私はこれを2020年8月に舞台化し、圧倒的な好評をいただくことができました。
実はその時、辻村さんから、“今度は『ぼくのメジャースプーン』を成井さんの手で舞台化してください“”と言われました。
『ぼくのメジャースプーン』は私も大好きな作品でしたし、作者本人に頼まれるなんて、演出家冥利にきる! “喜んで!”と答えると同時に、構想に着手。わずか2年弱で実現の運びとなりました。そこで、2年前の初演を見逃した方々のために、『かがみの孤城』の再演も決定。新作と再演の2本立て公演となりました。
『かがみの孤城』の主人公は中学1年生の少女・こころ。
『ぼくのメジャースプーン』の主人公は小学4年生の少年・ぼく。
どちらも幼い主人公が、絶望的な状況に陥りながら、歯を食いしばって耐え抜き、明日に向かって歩き出す物語。
今という時代に生き辛さを感じている人にこそ見てほしい。
きっと大きな励ましになるはずです。ご来場を心からお待ちしています。