真中まな(FRUITS ZIPPER)[インタビュー]お披露目ライブにかける熱き想い「満員キラキラの一面サイリウムで迎えたいです!」

真中まな(FRUITS ZIPPER)[インタビュー]お披露目ライブにかける熱き想い「満員キラキラの一面サイリウムで迎えたいです!」 真中まな(FRUITS ZIPPER)インタビュー

鈴木 健也

Pop'n'Roll Editor in Chief(編集長)

2022.03.29
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アイドル文化を世界に向けて発信する、アソビシステムの新プロジェクト『KAWAII LAB.』より誕生した新アイドルグループ、FRUITS ZIPPER。元むすびズムのリーダーの木村ミサがプロデュースを手がけ、“原宿から世界へ”をコンセプトにこれから精力的な活動を展開していく。今回、Pop’n’Rollでは、そんな大きな可能性を感じさせるFRUITS ZIPPERの特集を実施。ソロインタビューを7日間に渡ってお届けする。本日は、真中まなに登場してもらった。

撮影:河邉有実莉

MONSTER GIRLは本当に大好きで楽しいお仕事でした

――まずは自己紹介をお願いします。

真中まな:
はじめまして、真中まなです! FRUITS ZIPPERでは水色担当で、22歳です! みんなからは“まなふぃ”と呼ばれています。メンバーは、ほぼみんな“ふぃちゃん”って呼んでくれてます。よろしくお願いします!

――KAWAII MONSTER CAFE(エンタテインメントレストラン) でMONSTER GIRL (同店のスタッフ)を務めていたそうですね。

真中まな:
もともと原宿や“KAWAIIカルチャー”にすごく興味があって、高校生でアルバイトができる年齢になってからは、ずっと原宿という土地にこだわってアルバイトをしていました。ただ、当時は私自身、自分に今よりも自信がなくて、“KAWAII”を体現するようなファッションやSNSでの発信もできていなかったし、本当に心の内に秘めた好きや憧れに近いものでした。ずっとダンスをやってきたこともあってテーマパークのダンサーさんだったり、ミュージカルのダンサーさんだったりと、小さい子どもから大人まで年齢や性別関係なく人の心を動かしたり、楽しませることのできるお仕事を目指していたんです。少しだけ夢が現実になって、子ども向けの舞台に出演させていただけたり、スポーツイベントで大勢の国内外の方の前で踊らせていただくようになって、改めて私は人の心を直接動かせるお仕事がしたいと心の底から思うようになりました。当時アルバイトをしていた原宿のソフトクリーム屋さんがいわゆる“インスタ映え”をする可愛いソフトクリーム屋さんだったのですが、海外の方を接客して作った商品をお渡しした際に、“This is JapaneseKawaii!! So cute!!”とすごく喜んでくださって、“あ、もしかして私って今、原宿で憧れだったはずの「KAWAIIカルチャー」に関われているのかもしれない”ってすごく嬉しかったんです。

――それは、よい経験になりましたね。

真中まな:
その時はソフトクリーム屋さんのただのアルバイトだったのですが、そこからいろいろ調べるようになって、KAWAII MONSTER CAFE、さらにMONSTER GIRLというお仕事があるということを知った時に、私がやりたかった表現と、日本のKAWAIIカルチャーの最高峰の融合だなぁと思ってビビッときてしまって。でも、最初は自分に自信もなかったし受かる勇気もなかったので、どんな形でもMONSTER GIRLに関われればいいと、自分に無理やり言い聞かせて、ホールで応募していたんです(笑)。

――最初は、自分の気持ちを抑えてしまったんですね。

真中まな:
でも、最初の面接を担当してくださった方がお話の最中に、今までやってきたこととやりたいことを聞く限りMONSTER GIRLの方が向いてるんじゃない?と言ってくださって。そこでやっと気持ちをハッキリ言葉に出して“やりたいです! やらせてください!”って言えたんです。本当にチキンでしたね……(笑)。その後は、改めて面接とかを組み直していただいてお仕事させていただく流れになりました。

――真中さんは、エアロビック技能検定特級とキッズコーディネーショントレーナーの資格をお持ちですが、 この 2 つを取ろうと思った理由は?

真中まな:
エアロビック検定は当時のダンスの先生、キッズコーディネーションは母親がお薦めしてくれて取ることを決めました。有酸素運動がめちゃくちゃ嫌いだったんですが、エアロビックはダンスに近い気持ちでできていたので続けていました。もしもこれがなかったら、きっと本当に体力のない人間に育っていたので、おそらくライブとかステージがまったくできていなかったと思います。小さい頃からリズム感も本当に皆無で手拍子や足踏みすら、みんなとズレてしまうような子供だったので、ダンスや表現をやりたいと本気で思うようになってからは、あの時やっておいてよかったなと心の底から思っています(笑)。

――では、アイドル活動を始めるまでに、1 番頑張ったことは?

真中まな:
やはりMONSTER GIRLのお仕事ですね。今思えば全然もっと頑張れたところも、器用にやればいいのにって思うところもたくさんあったんですけど、あの時は本気で必死でした! 特にコロナになってからは、お客さまの数がどうしても減ってしまったり、イベントができなくなってしまったりして、あの情勢の中でも遊びに来てくださったお客さま1人ひとりがどうしたら満足して帰ってくださるのかを考えて毎日過ごしていました。でも、本当に大好きで楽しいお仕事だったので、お仕事という感覚や頑張ったという感覚は当時あんまりなかったです! どうしてもやりたかったので、お休みの日にお店に立たせてもらおうとお願いしたこともありました(笑)。

――表現者として、自分に最も影響を与えた人を教えてください。

真中まな:
今はもう全然会えていないのですが、中学生の頃から1番お世話になっていたダンスの先生です。私が高校生くらいになった時に、ステージでの表現をお仕事にしたいと伝えた時に、それは常に他人のパワースポットにならないといけないということだよって教えていただいて。たまに忘れてしまいそうになる時や、自分がボロボロになってしまってそれどころではなくなってしまう時も、もちろんあるんですけど、早く成長して他人のパワースポットになれている自分を先生に見せに行けるよう日々精進しています!

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