【イベントレポート】沖口優奈、坂元葉月、熊澤風花、阿部菜々実、辻美優、篠塚つぐみ、素が出たぶっちゃけトークで歓喜を呼ぶ <渋谷LOFT9アイドル倶楽部vol.2>イベントレポート
Pop'n'Roll 編集部
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取材・文:プレヤード
撮影:林晋介
<渋谷LOFT9アイドル倶楽部vol.2>|渋谷LOFT9(2019年3月18日)
<渋谷LOFT9アイドル倶楽部vol.2>が、2019年3月18日(月)に渋谷LOFT9にて、辻美優(elfin')、篠塚つぐみ(絶対直球女子!プレイボールズ)、熊澤風花(Task have Fun)、阿部菜々実(パクスプエラ)、沖口優奈(マジカル・パンチライン)、坂元葉月(わーすた)、MCにニッポン放送の吉田尚記アナウンサーを迎えて開催された。
2019年2月に、およそ1年間の沈黙を経て、奇跡の復活を遂げた<アイドル倶楽部>。とにかく“アイドルに負担をかけない”ことを信念とした、ゆるく、かつ和やかな本イベント。
3月18日に開催された第2回は、前回を踏まえて変更点がいくつかあった。まず、ノンアルコールのみだったドリンク類を、アルコール可にしたこと。出演するアイドルに未成年も多いことから、難しい判断だったかもしれないが、心地よくお酒に酔いながら、可愛いアイドルを見るというのは、ヲタクにとってはたまらないもの。当然、杯を重ねることになるだろう。
また、SHOWROOMで配信されるのは前回と変わらないが、ここで観ている人からのギフティングが受けられるようになった。とにかく“収益はできる限り、出演するアイドルに還元する”という方針とのこと。もともとニコ生で始まった企画だけに、配信で観る人も多いことだろう。アイドルへの投げ銭という意味合いで、活性化するとよいと思う。
そして、イベント終了後、何人かのアイドルが特典会を行った点も大きい。ステージ上でふと見せる、素の部分を感じた後、実際に握手などをして言葉を交わせるのは、ファンにとっても、アイドルにとっても有益なことだと思う。
ゲストが登場すると、まず飲み物と食べ物の注文。アイドルと一緒に食べたりお酒を飲めるというのは嬉しい限りだ。出演者に飲み物が届いたところで、会場とともに乾杯。楽しい宴が始まった。
イベントは各アイドルの自己紹介から。前回同様、普通の自己紹介と、ちょい足し自己紹介を発表する。そして、ほかの人の話の途中で、ツッコミを入れる“つっこみ棒”のシステムも健在だ。
最初は、elfin'の辻。女優や声優としても活動する彼女は、アニヲタ満載の自己紹介で会場を沸かせる。“『君の名は。』の主役の声もやってます”と、いきなり大きなボケをかまし(『君の名は。』に出ているのは本当)、早速吉田アナを驚かせていた。また、トークの合間には、沖口も積極的にツッコミを入れる。辻と沖口は、以前の<ぽにきゃん!アイドル倶楽部>にも出演していたメンバー。番組の趣旨と空気は、十分体得していたことだろう。
意外な趣味を披露したのは、Task have Funの熊澤風花。なんとまだ16歳だというのに“物件探し”が好きだという。“泥棒が入りやすいか”や“駅からの距離は正確か”なども気にして調べるとのことで、実際に不動産屋に電話しようとして、親に止められたことまであるそうだ。
パクスプエラのメンバーで、最近では『ラストアイドル』でも活動している阿部菜々実は、父親が大のハロプロ好きで、自身の名前も、安倍なつみにちなんでつけられたとのこと。今でも、アイドル活動には父親がアドバイスをしており、Twitterなどもすべてチェックしてもらってから、アップしているという。
次に意外だったのは、わーすたの坂元葉月。趣味はなんと“トラック観察”。特にいすゞのトラックに思い入れがあるらしく、その素晴らしさを熱く語った。隣に座っていた沖口は、父親がトラックの運転手、かついすゞの車に乗っているとのことで、いたく感激した様子だった。一見、おとなしそうに見えるメンバーからも、面白い話を引き出すのはさすがだ。正統派美少女の熊澤や坂元がマニアックなトークをしている姿は、可愛らしくもあり、面白くもあった。
メンバーの自己紹介が終わったところで休憩に入る。会場を見回してみると、前回よりも賑やかな雰囲気が漂っている。やはりお酒が入っていることが大きいようだ。
後半は、アンケートに基づくトーク。1つ目のお題は、最近話題になったツイートに絡め、“あなたが「◯◯ってなんなん?」と思うことは?”というもの。ここで阿部が“都会の方が花粉舞ってるってなんなん?”という疑問を発する。山形県在住の彼女は、東京に出てきた時の方が、花粉症がひどくなるのだという。
続いて、ユニット名とそのコンセプトにTask(課題)を掲げる熊澤が、事務所から課せられる課題について話し、そこから“洗濯機が使えない”という話題へと広がっていく。吉田アナが“洗濯機が使える人?”と聞くと、手を挙げたのは、坂元と沖口のみ。ほかのメンバーは、乾燥の設定などがわからないということだったが、洗濯機の前で頭を抱えているアイドルを想像して、微笑ましい気持ちになってしまった。
2つ目の質問は“早く〇〇になりたい”。ここで沖口が答えたのは、“早く飯塚さんになりたい”。なんでも、東京03の飯塚悟志のツッコミに憧れているという。そこですかさず吉田アナからのアドバイスが入る。この後、メンバーのトークの間に、飯塚さんのようなツッコミを入れてみてはどうかというもの。意気込んだ沖口だったが、ウマくツッコむことができず、期せずして“スベリ芸”のような空気を感じることとなった。
プレイボールズの篠原は、“早く野球選手の妻になりたい”と話し、“野球選手もいろいろですよね”と問われると“大谷選手がいい!”と即答。“滑舌を良くして、アナウンサーにもなりたい”と付け加えるのも忘れなかった。
観ていて印象的だったのは、壇上のメンバーが、注文したフードを実に美味しそうに食べていたこと。推しのアイドルが何か食べているところを生で見る機会はあまりないので、その意味でも貴重なイベントだったと思う。
終演後は、物販と特典会も実施され、こちらも大きな盛り上がりをみせていた。
今回も大盛況となった本イベント、次回は4月17日(水)に開催される。チケットはイープラスにて発売中。