伊藤万理華(元・乃木坂46)、「次の作品では坊主にされるのではないかと不安です」|『映画 賭ケグルイ』完成披露試写会
Pop'n'Roll 編集部
Pop'n'Roll 編集部
-
ポスト
-
シェア
-
ブックマーク
元乃木坂46の伊藤万理華が、4月11日に東京・千代田区のイイノホールで開催された『映画 賭ケグルイ』完成披露試写会に登壇した。
本イベントには、伊藤のほか、浜辺美波、高杉真宙、森川葵、池田エライザ、矢本悠馬、宮沢氷魚、福原遥、松田るか、中村ゆりか、三戸なつめ、柳美稀、小野寺晃良、英勉監督が参加した。
本作の舞台は、ギャンブルの強さがすべての私立百花王学園。リスクを負うことに快感を覚える“賭ケグルイ”の転校生・蛇喰夢子(浜辺)が、学園を支配する生徒会が送り込む百戦練磨の刺客(ギャンブラー)たちとさまざまなギャンブルで死闘をくり広げる。
蛇喰夢子役の浜辺は“オリジナル脚本で、誰がギャンブルトーナメントを勝ち上がっていくのか楽しんで観てほしい”と見どころを挙げて“私自身ストーリーを知っているのに、笑ってしまうシーンがこんなにたくさんある映画は初めて。想像を超えてくる映画です”と完成に自信。鈴井涼太役の高杉は今回初めて賭場に上がり“変な緊張感があって、みんなここで戦ってきたんだと……。応援していた側がギャンブルで戦ってきました!”と予告し“映画でも個性的で色濃いメンバーのぶつかり合いがあって豪華です”とアピール。
早乙女芽亜里役の森川は“監督には「アクションとダンスは無理!」と言っていたのに、「じゃあやろう!」みたいに用意されていて、本当に大掛かりなアクションとダンスをやらされました。ダメって言ったじゃないですか!”と公開クレームも“鍛えられたということですね”とポジティブだった。
生徒会長・桃喰綺羅莉役の池田は“撮影現場では、これまで共演したことのある方もない方も、命を懸けて魂を削ってお芝居をしていたのがうらやましかった。そこに混ざりたいと思ったけれど、会長然とできるようにしていました”と報告。木渡潤役の矢本は“原作ではちょっとしか出ていないのに、ドラマでも、そして映画でもおいしい役をやらせてもらって感無量”と喜色満面。村雨天音役の宮沢は映画初出演で“緊張はなかったけれど、監督からはカッコいい村雨をやってくれと……ヒントなしでやりました”と笑うと、浜辺は“監督が宮沢さんの身長とカッコよさに「海外の映画みたいだ」と言っていました。新キャラとして心強かった”と新加入を歓迎していた。
歩火樹絵里役の福原は“途中参加で不安もあったけれど、現場は和気和気あいあいの温かいものだった”と回想し、犬八十夢役の伊藤は“役作りで髪の毛をバッサリ切りましたが、前回の英監督の作品の時も髪の毛を切る役だったので、次の作品では坊主にされるのではないかと不安です”と笑わせた。皇伊月役の松田は“キャストも増えたし、セットも豪華。規模が大きくなって見応え抜群。それが映画版で進化した点”と胸を張り、五十嵐清華役の中村も“映画を観ている最中はテーマパークにいるような気がして、あっという間に終わる。続きが観たいと思わせてくれる壮大な心理戦映画です”と紹介した。
黄泉月るな役の三戸は、劇中では飴を舐めている設定のために“飴のサイズによってどの程度セリフをしゃべれるのかがわかるようになった。シーズン3があれば完璧に舐めしだいてみせますよ!”と宣言。生志摩妄役の柳は“映画版では、みなさんのお芝居の自由度が増している。注目です”、新渡戸九役の小野寺は“現場の雰囲気込みで楽しく芝居できた”と話した。
英勉監督は“映画がヒットすれば、10年くらいこのメンバーで『賭ケグルイ』をやりたい”とぶち上げると、矢本は“10年後は俺、40歳だよ。学生役、いけるかなぁ……。俺、子供が産まれるんですよ”と思わぬ告白で、キャスト陣から“おめでとう!”と祝福される一幕もあった。
イベントでは映画の内容にちなんだ企画を実施。まずはキャスト陣が登壇メンバーの中で“駆け引きがウマいと思う人”を指名することに。これに名前が多く挙がったのが池田で、浜辺は“独特の雰囲気があり、ひとつしゃべるにしても「~じゃないですかぁ」みたいな感じで、人に対して壁がない独特な雰囲気がある”と分析。宮沢も“目を見て話しているだけなのに、気がついたらエライザワールドに引き込まれている自分がいる。誘導されている感じ”、小野寺も“迫力に圧倒”、柳も“私が男ならばエライザさんの手の上で転がされて飼われたい”と続いた。これら憧れの眼差しに池田が“嬉しく思った方がいいのかな? 褒めてくれているのかな?”と首をかしげると、浜辺は“はい!”と力強く肯定していた。
次のお題は“勝負強いのは誰?”というもので、浜辺と森川の名前が挙がった。当の森川は浜辺を指して“私は美波ちゃんが強いと思う。お芝居でも、周りがどんな芝居をしても綺麗に全部を持っていく。芝居以外でも綺麗に全部持っていきそう”と指摘。その浜辺は森川を指して“森川さんは本番でのぶっこみ度合いが高くて、テストではやらずに本番でぶっこむことがある。しかも全部一発で決めて持っていく感じがカッコいい”と本番での勝負強さを強調していた。一方、浜辺を指した池田は“(浜辺は)じゃんけんで負けるイメージがない。負けている姿が想像できない。ニコニコしながら勝ち続けるイメージがある”と言い、実際に浜辺とじゃんけんで勝負……しかし、チョキの浜辺に対してグーを出した池田が勝利。予想外の展開に浜辺から“え? そこは負けてくれないと~”とダメ出しを受けた池田だったが“強いんです~”と駆け引き上手の強さを見せつけていた。
最後のお題は“勝負が弱そうな人”。するとこれまでのお題で名前の挙がらなかった高杉が、池田に促される形で中央に進み出て、全員から指名される展開に。高杉は“実はこれまでのお題で誰にも指されていなかったので嬉しいです、僕”と自虐。矢本からは“寝起きの高杉真宙って全然カッコよくない。朝は負け顔でやって来るので弱そう。本番だとイケメンなのに。寝起きの真宙はイヤだ”と暴露があり、福原は“キャラが弱い”とバッサリ。中村も“宿命”とイジり、伊藤は“初めてお会いした時からみんなにイジられていて、イジっていいんだと思って私もイジりました”とぶっちゃけた。集中砲火を見かねた英監督は“芝居は勝負強くてセリフも噛まないし、全部入れてくれる。本当はカッコいい男!”と優しくフォローしていた。
最後に主演の浜辺は“まさかスタッフ・キャストも続投で、さらに新キャストも加わって心強いみなさんと映画を作れたのが嬉しい。想像を超えてくる映画になっていますし、『賭ケグルイ』の集大成になっています”と劇場公開に向けて自信のほどを口にしていた。
出演:浜辺美波 高杉真宙 森川葵 宮沢氷魚 福原遥 伊藤万理華 松田るか 岡本夏美 柳美稀 松村沙友理(乃木坂46) 小野寺晃良
池田エライザ 中村ゆりか 三戸なつめ 矢本悠馬
監督:英勉
脚本:高野水登 英勉
原作:河本ほむら・尚村透(掲載 月刊『ガンガンJOKER』スクウェア・エニックス刊)
シナリオ原案:武野光・河本ほむら(小説:『賭ケグルイ戯』より)
シナリオ監修:河本ほむら
ゲーム監修:オインクゲームズ
主題歌:そらる「アイフェイクミー」(Virgin Music)
オープニングテーマ:PassCode「一か八か」(ユニバーサル ミュージック/USMジャパン)
配給:ギャガ
©2019 河本ほむら・尚村透/SQUARE ENIX・ 「映画 賭ケグルイ」製作委員会