C;ON[ライブレポート]ボーカルと楽器隊が躍動しながら描いた多彩なシーン|<マジフェス> C;ON<マジカル・パンチライン presents マジフェス>
Pop'n'Roll 編集部
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マジカル・パンチライン主催の対バンイベント<マジカル・パンチライン presents マジフェス>が、2022年3月6日(日)にVeats SHIBUYAにて開催された。記念すべき第1回目となった今回は、マジパンのリーダー兼プロデューサーである沖口優奈が競演を希望したC;ONとCROWN POPが出演。3組は、それぞれの個性を発揮した光り輝くパフォーマンスを披露した。本記事では、2番手に登場したC;ONのライブレポートをお届けする。
C;ON<マジカル・パンチライン presents マジフェス>Veats SHIBUYA(2022年3月6日)
取材&文:竹内伸一
SEが流れ出すと、まずは杏実がステージに現れ、おもむろにピアノを弾き始める。続いて石橋佳子が現れてサックスソロを、聖奈がユーフォニアムソロを披露。そこに絹井愛佳と栞音が伸びやかなハーモニーを重ねる。見応えのある登場シーンを演出すると「impact」からライブをスタートさせた。妖艶なR&Bといった雰囲気の中、ボーカルの2人がセクシーな歌声を聴かせる。かと思うとサビではアップテンポのダンスナンバーへと雰囲気を変える。めまぐるしい展開の中、管楽器の2人も交えたダンスをくり広げ、間奏では楽器隊のソロもフィーチャー。この1曲でC;ONの魅力を見事に表現していった。
昭和歌謡テイストの「Bambina!!」、アップテンポのダンスナンバーにアレンジしたサザンオールスターズのカバー「エロティカ・セブン」と個性豊かな楽曲を続け、「Buzzer Beater」では、ここまでピアノの前でパフォーマンスしていた杏実もフォーメーションに加わる。会場ではサイリウムが揺れ、さらなる盛り上がりを見せていった。
MCでは、マジカル・パンチラインが「into U.」をカバーしたことを受けて、“カバーしてくれるなんて知らなかった! めっちゃうきうきした!!”と2階席で見守るマジパンのメンバーに5人が手を振るという微笑ましい一幕も。また、絹井は“(益田珠希と)一緒に遊びに行ったんだよ、みんな、羨ましがっていいよ(笑)”と会場を笑わせた。
クラシック曲を壮大なアレンジで聴かせた「Jupiter」、石橋と聖奈が楽器を抱えながら華やかなダンスも交えた「INVADER」と後半も多彩な楽曲で魅せる。マジパンもカバーした「into U.」は、栞音と絹井が大人びた雰囲気で歌い上げ、こちらが本家ながら、マジパンのバージョンとは異なる楽曲に仕立て上げていたのが印象的だった。
ラストの「響け」は、ボーカル2人のアカペラからスタート。その歌声は力強さと美しさを兼ね備え、2人の実力の高さを示す迫力だった。激しいダンスも交えながらさらに熱く歌い上げて、彼女たちはステージを下りていった。楽器隊を交えて独自の世界観を存分に示した見応えのあるパフォーマンスであった。
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