MyDearDarlin'[ライブレポート]大きな進化と強い決意をステージに刻んだZepp Haneda(TOKYO)公演

MyDearDarlin'[ライブレポート]大きな進化と強い決意をステージに刻んだZepp Haneda(TOKYO)公演

Pop'n'Roll 編集部

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2022.02.26
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MyDearDarlin'が、本日2月26日(土)にZepp Haneda(TOKYO)にて、グループ史上最大規模となる2ndワンマンライブ<MyDearDarlin' 2nd ワンマン LIVE 〜 We Love Darlin' ♡ 〜>を開催した。本記事では、オフィシャルレポートをお届けする。

<MyDearDarlin' 2nd ワンマン LIVE 〜 We Love Darlin' ♡ 〜>Zepp Haneda(TOKYO)(2022年2月26日)

ライブ撮影:ポテヤマムラ

マイディアの2ndワンマンライブでの勇姿を見るべく、多くのファンが会場に詰めかけた。

開演時間に近づき、ステージ裏からメンバーの掛け声が響くと、自然と拍手が巻き起こった。

間もなく脈打つビートが鳴り始め、会場がゆっくりと暗くなり、閉まっていた幕が開く。すると、ステージには、城がモチーフとなった豪華なセットが設置されていた。

メンバーは、ステージ端やセットの2階から登場。白を基調にし、ところどころに水色のチェックが入ったミニスカートのキュートな新衣装を身にまとったメンバーの1人ひとりにスポットライトが当たる。強い電子音のビートがさらに強くなっていくと、この日特別に用意されたオープニングSEが会場に響き渡った。それに合わせて、オーディエンスはクラップを開始。テンションが、どんどんと高まっていく。

ライブの口火を切ったのは、1stアルバム『Dearest』収録の「ナノLOVE」。センチメンタルな恋心を綴るこのナンバーを、8人はラブリーに表現する。スタートから高いパフォーマンス力を魅せ、盛り上がる会場。メンバーからは、笑顔が溢れていた。

力強いステージングで会場を熱くさせるダンスナンバー「Symphony#5」、憂鬱を吹き飛ばすような、身体全体を使ったパワフルなパフォーマンスを魅せる「一生涯オリジナリティ」、可愛らしさとシンクロ率の高さを共存させたダンスと美しい歌唱が際立つ楽曲「DokiDokiロングバケーション!!!」を投下。序盤から熱量高いステージを展開していく。

MCでは、挨拶を含めて、葉山かえでが“絶対、私たちがみんなを幸せにします!”と高らかに宣言した。

次のブロックでは、マイディアらしくキュートさと美しさを共存させたアクトを魅せ、さらに幸せな空間に作り上げていく。

夏の爽やかさを感じさせ、綺麗な歌声を奏でる「夏が来る」を見せると、オーディエンスが揺れる。軽快なメロディに合わせて、各メンバーでもグループ全体でも個性を輝かせる「ワガママHOLiDAY」、Kポップ感がある「Candy Chu!」、綺麗なメロディとともに“青春”を体現した「恋するトップノート」、端麗な歌声とパフォーマンスが印象的なウィンターソング「ポケット」といった多彩な楽曲で、観客を大いに楽しませた。

続くMCでは新曲を初披露することを告知し、この楽曲の振りを事前にレクチャー。新曲「アイスクリーム」では、ポップなメロディに合わせて、フォーメーションを流動的に変化させながら、手を勢いよく挙げる愉しげなパフォーマンスを魅せる。マイディアのこれまでの楽曲とは若干異なるテイストで、ピコピコと鳴る電子音などが、大きな盛り上がりを誘った。事前のレクチャーもあったからか、オーディエンスは、早速振りコピをして反応。大盛況な様子を見せた。

間髪入れずに、『Dearest』収録の「FLOWER(Piano Ver.)」をアクト。しっとりとした雰囲気の中で、8人の美麗な歌声が会場に響いた。スポットライトも当たり、気持ちよさそうに歌い上げるメンバー。それに見惚れる観客。多幸感が溢れる。

このあとのMCにて、“そろそろワンマンライブも後半戦にやってまいりました!”と述べると、ベースのスラップ音が会場に響く。後半戦の1発目は「トーキョーガール」。激しいイントロから、勢いがさらに加速していく。観客も手を挙げたり、振りコピをしたりと存分に楽しんでいた。

そのままクールで激しいダンスと強い想いがこもったステージを展開してボルテージを上げる「七転八起ドリーマー」で、会場の熱量を高めていった。

「青の君」でヒートアップした会場をさらにマイディア色に染めるように歌い踊ると、ライブで人気の高いキラーチューン「MDDシンドローム」へ。

そして本編の最後は、エモーショナルな世界観を見せる「SAYONARA」。8人それぞれが、想いを込めて熱唱した

メンバーがステージセットの2階から退場すると、アンコールのクラップが巻き起こった。

アンコールを受けて、メンバー8名が再登場。アンコール1曲目は、MyDearDarlin’の始まりの曲「My Dear」。これまで何度も歌って踊ってきた楽曲ではあるが、2年の時を経て、大きな進化を見せていた。

最後のMCでは、1人ひとりがZeppのステージに立てたことに対する感謝の気持ちを述べると、5月からの全国ツアーと、7月11日(月)に東京国際フォーラム ホールCにて3rdワンマンライブを開催することを発表。

咲真ゆかは、“これからもっと、MyDearDarlin’、羽ばたいていきます! ですので、全員ついてきてください!”と力強く宣言。

アンコールの2曲目は、2月に始動したこの2ndワンマンライブを盛り上げるためのプロジェクトで制作した「僕らの詩」。

「僕らの詩」プロジェクトは、ファンに、スマホのボイスメモで、《oh oh oh oh oh》とメンバーの真似をして声を録音してもらい、それを重ね合わせて、この曲のイントロで使うというもの。この取り組みは、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、ライブハウスで発生できないことを受けて、メンバーとファンが1つになることを目的に実施された。

「僕らの詩」のイントロの《oh oh oh oh oh》では、さまざまな声が重ねられた音が流れ、メンバーが手を挙げて歌っていく。MyDearDarlin’とファンが一体になった瞬間だった。ミドルテンポでクールなサウンドに合わせながら、メンバーはしなやかなダンスで魅了していく。

ラストは「FLOWER」を届けて、2ndワンマンライブは終幕した。

今回のライブは、MyDearDarlin’のデビューからの2年間の活動の真価を示すようなステージだった。今後もさらに進化を重ねて躍進を誓ったメンバーは、これからも素晴らしい景色を見せてくれるだろう。このライブを機に、さらに勢いが加速していくMyDearDarlin’の動向にぜひ期待していてほしい。

2ndワンマンライブ<MyDearDarlin' 2nd ワンマン LIVE 〜 We Love Darlin' ♡ 〜>

2022年2月26日(土)
Zepp Haneda(TOKYO)

セットリスト

M1 ナノLOVE
M2 Symphony#5
M3 一生涯オリジナリティ
M4 DokiDokiロングバケーション!!!
M5 夏が来る
M6 ワガママHOLiDAY
M7 Candy Chu!
M8 恋するトップノート
M9 ポケット
M10 アイスクリーム(新曲)
M11 FLOWER(Piano Ver.)
M12 トーキョーガール
M13 七転八起ドリーマー
M14 青の君
M15 MDDシンドローム
M16 SAYONARA

-アンコール-

M17 My Dear
M18 僕らの詩(新曲)
M19 FLOWER

<MyDearDarlin’ 全国ツアー>
2022年5月16日(月)東京 Spotify O-EAST
2022年5月22日(日)名古屋 ボトムライン
2022年6月12日(日)大阪 バナナホール
2022年6月19日(日)福岡 スカラエスパシオ
and more

<MyDearDarlin’ 3rdワンマンライブ>
2022年7月11日(月)東京国際フォーラム ホールC