佐藤栞(元AKB48 Team8)プロデュース・かすみ草とステラ[ライブレポート]未来への夢を感じさせた1stワンマンライブ「みんなに愛されるグループにしたい」
Pop'n'Roll 編集部
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かすみ草とステラが、2月20日(日)に横浜YTJホールにて<1st ONEMAN LIVE「正夢と少女」>を開催した。
かすみ草とステラ<1st ONEMAN LIVE「正夢と少女」>横浜YTJホール(2022年2月20日)
この日のライブは1月に発表した新曲「正夢の少女」を中心に、彼女たちが見ている夢の中を覗いているようなストーリーを感じさせるステージとなった。
OVERTUREが流れると、新衣装を身に纏ったメンバーが登場し「正夢の少女」を披露。しかし、途中でノイズが入り楽曲が止まってしまうアクシデントも。
“今私たちのいるこの場所が夢だったとしても、みんなで手を取り合ってこの夢を正夢にしていこうよ!”というメンバーのセリフが会場に流れる。
“誰よりも大切な君へ、届きますように”というメッセージから「はじめて君とみた空は青かった」「メルティ・ホワイト」とポップで可愛らしいナンバーを続けてパフォーマンス。
楽曲の合間に映像が挟まれ、彼女たちがアイドルになるまでの軌跡をファンと辿っていく。
「改札口までの青春」「君と週末の秘密基地」「チョコとミント」はファンの振りコピで盛り上がるライブの定番曲。一緒に手を左右に振る振り付けと落ちサビのクラップで会場の空気は一気に1つになる。
続いて、新曲「カタルシスダンス」を初披露。これまでにないような大人っぽい“かすてら”が観ることができる楽曲となっており、激しいダンスとクールな表情で魅了。
MCでは、“私たちの今の気持ちを手紙にして、夢の先のあの場所まで飛ばそうよ!”と初々しい演技に会場から温かな笑いと拍手が起こる。
「かすみ草の手紙」はアカペラからスタート。デビュー当時からの定番曲に会場はエモーショナルな空気に包まれる。メンバーが手紙を紙飛行機に折って客席へ飛ばすと新曲「春風」が始まり、ピンクのサイリウムが会場を埋め尽くす。
その後、1人ずつ自己紹介と夢をファンに語っていく。渡辺萌菜は“いつもと違うことをしたくて「私たちが夢を見ている」というコンセプトでライブをしました。これから先どんなことがあるかわからないけど「かすみ草とステラ」という場所で夢を見続けたいと思います”とコメント。
“かすみ草とステラといえばこの曲!”という振りで始まったのは「青より青く」。疾走感のある爽やかなロックに会場の熱気は最高潮に。
ラストナンバーは、この日2回目の「正夢の少女」。“私たちとここにいる全員が見ているあの夢が正夢になりますように”というメンバーからのメッセージをファンに真っ直ぐに届けた。
エンドロールが終わるとスクリーンに“重大発表”の文字が映し出され、3月11日(金)に2ndミニアルバム『僕はまた君の夢をみていた』のサブスクリプションを解禁すること、そして6月11日(土)に新宿KeyStudio、25日(土)に下北沢Shangri-Laにて1周年記念ワンマンライブを2部作で開催することが発表された。
初ワンマンライブを終え、さらに未来への夢を感じさせながらこの日の公演は幕を下ろした。
メンバー コメント
鈴森はるな:
今日のライブ、今まで1年間6人でやってきて、この6人でかすみ草とステラとして立つステージは唯一無二だと思ったのとまだまだ力は出し切れると思う。1周年ライブも発表されたので、今日足りなかったところは1周年ライブでリベンジできたらいいなと思います。
小柴美羽:
まず一言で言うと楽しかった! ワンマンライブに向けて正直、自分の中の葛藤もあったし挫けそうになったこともあり、思い悩んだこともありました。でも、乗り越えてきたからこそ楽しさを実感できたと思います。かすみ草とステラの新しい力強さもファンの方たちに観せることができたと思います。
比賀ハル:
世界観を作り込んでいくライブだったので、このグループだからこそリハーサルから見せられたし、手の込んだ作品を作れる環境でやらせてもらえてることが嬉しかった。今回のライブで曲の幅が広がったと思うし、大きな物語の起承転結を今後のライブで見せていけるようにしたいと思います。
吉川実紅:
こんなにたくさんの方が来てくれると思わなくてびっくりしたのと、カステラを見に来たいと思ってくれる人がこんなにいるんだと実感できたことが嬉しかった。カステラでたくさんの人に笑顔を届けたり、幸せにできるようなみんなに愛されるグループにしたいと思います。
有岡ちひろ:
練習から何回やっても不安が消えず、自分の容量の悪さを痛感した準備期間でした。ミスしたとかミスしなかったとかじゃなく、全力でやることが楽しくて綺麗に見せることも大事だけど、メンバー6人全員が楽しい気持ちでステージで歌って踊れることが嬉しいです。今までで1番ファンの方たちが集まってくださり、私たちのために時間を使ってくれたことが嬉しくて、もっとたくさんの人に知ってもらえるように頑張ります。
渡辺萌菜:
ライブをやってみて、今日は今までのライブの中で1番表現する必要があり、物語の1ページを作るために自分の心にも残る作品ができてとにかく楽しかった。みんながピンクのペンライトを振ってくれている一体感のある景色を見られて、もっと大きい会場がペンライトで埋まるようなステージに立ちたいと思います。もっともっとファンの方たちを巻き込んでこれからのカステラを大きくしたい。