広瀬アリス[イベントレポート]失恋へのアドバイスを語る「いっぱい食べて、いっぱい飲んで、いっぱい寝てっていうのをくり返すことですかね」ドラマ『失恋めし』配信開始記念イベント開催
Pop'n'Roll 編集部
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ドラマ『失恋めし』が、本日1月14日(金)に東京・大田区の新田神社にて、Amazonプライム・ビデオ独占配信開始を記念したイベントを開催。同イベントには、メイン出演者の広瀬アリス、井之脇海、臼田あさ美、安藤ニコ、大九明子監督が登壇した。本記事では、オフィシャルレポートをお届けする。
配信がスタートした今の気持ちを聞かれた広瀬は、“去年の夏・秋と撮影して、冬に来ると同じ場所なのにこんなに景色が違うんだなと思ってとても感動しています”と、実際のロケ地であった新田神社を見渡し、“やっとですね。1月までまだまだだなと思いつつ意外と早かった”と話す。そんな広瀬に大九監督は“ずっと作ってるからね、こっちはね”とツッコみ、会場からは笑いが起きた。
広瀬は、続けて“私自身も配信されるのがすごく楽しみでした。エゴサーチが好きで、今日12時になった瞬間観たんですけど、すでに面白いというツイートがいっぱいあってとても嬉しいなと思いました。早くもっともっと多くの人に観ていただきたいと思いました”と語り、ここで撮影していたことについて聞かれた監督は“東京都丸々区三角町という架空の町を爆誕させまして、そのランドマークとしてこちらの神社で撮影したので、ものすごくお世話になった場所です”と撮影時を振り返った。配信開始の感想について監督は、“私も早く観てほしくて、配信ということで一挙にご覧いただくことも可能なので、いろいろな楽しみ方をしていただけるなとワクワクしております”と気持ちを語った。
ドラマに出てくる料理やお店の選定について聞かれた監督は、“物語にふさわしいお店を探していったりしたんですが、何軒か食べ歩いて衝撃を受けたお店を中心に決めていって。通常スタッフに撮影のしやすさや、カメラの引き尻を前提にロケ場所を決めていくんですが、今回そのことは一切考えず美味しくて素敵なお店ということで、スタッフには泣いてもらい、狭いけど、とにかくここは最高だからということでお店は独断と偏見で決めました”と明かし、広瀬は“全部美味しかったです。しっかり持ち帰って家でも食べましたし、撮影の前半の期間、けっこう食べるシーンが多く、前半ぷくっとしてしまって”と述べると、監督が“全然そんなことないですよ。どこ入っちゃうのかなと、俳優って不思議な生き物で。ものすごい食べていただいて”と撮影秘話を口にした。
一方、共演者の井之脇は“食べるの楽しみだったんですけど、台本を開いたらあんまり食べるシーンがなくて、ちょっと悲しかったんです(笑)。それでも3種類くらい食べさせていただいたんですけど、本当にどれも美味しくて、『失恋めしシーズン2』があったらもっと食べるシーンを増やしてほしいな”と、次回作の制作へも意気込みを見せた。
臼田が“撮影のスケジュールで「ランチをしながらロケハン」というのを見てしまって、これは監督本気だぞと思って(笑)。台本を見ながら何を食べれるのかと思ってたんですが、焼き鳥と小籠包を食べれるということで、その日をとにかく楽しみにしていました。本当に美味しかったです”と話し、安藤も“酒盗カルボナーラを広瀬さんと食べて、けっこう大食い早食いするシーンだったのですが、すごい珍しいカルボナーラで美味しかったです”と述べると、そこは監督が10年来通っている行きつけのお店だったことを明かした。酒盗カルボナーラについて広瀬も“めちゃくちゃ美味しかったですよ。ずっと口の中が幸せで、帰っても余韻に浸ってしまいました”と絶賛した。
花屋の青年を演じた井之脇は、“お花屋さんも実際のお花屋さんを使っていて、そこがけっこう変わったお花をたくさん置いていて。ドラマの中でも出てくるんですけど、南半球でしか咲かないお花を輸入しているお店で、見たことない花がいっぱいで、すごく素敵なところでした”と話し、役作りについては“あまりお花に詳しくなかったので、ブーケの本とかを買って、読み込んでお花の種類を覚えたり、青年がどういうお花好きなのかなっていうのを想像して、こういうお花が好きなんだ、じゃあこういう感性を持った優しいけど、ちょっとどこかこだわりがある役なんだなと思っていました。本当に花に助けられました”と感想を口にした。
今回、STO企画の2号さんというコミカルなキャラクターを演じる上で、臼田は“監督の演出に必死について行くのみ!という感じで、台本に書いてあることはもちろんですけど、その場で起きたハプニングとかを監督はあれもこれもとアイディアを出して使ってくれるので、ついていくのに必死(笑)。これは毎回のことなんですけど(笑)”と役作りについて明かし、“遊びが多い役だったので、思い切りやれて楽しかったです”と笑顔を見せた。
しっかり者のSTO企画の3号さんを演じた安藤は“STO企画のゆるさの中で、3号は唯一常に真面目で正確でないといけなかったんですけど、1号さん、2号さん、キミマルミキさんの掛け合いが毎回本当にコミカルで、面白すぎて笑いをこらえるのに必死だったんです”と話すと、広瀬が“1番アドリブで笑いをかっさらってたじゃん!”とツッコんだ。“監督がちょっと英語を出してみたいなというシーンもあって、そこでも3号のPassion(熱意)が英語でも出て来てるかな”と安藤の英語の発音のよさに一同盛り上がった。
撮影中の印象的な出来事を聞かれると、広瀬が井之脇に失礼なことを聞いてしまったという話題に。広瀬が“最近何されているんですかっていうノリで、最近失恋しました?って聞いてしまったんですよ”というエピソードで笑いを誘った。井之脇も“あんまり覚えてなくて、本当にさらっと昨日何食べた?みたいな感じで聞かれたんですよね”と笑顔を見せた。
井之脇が印象に残ったことを尋ねられると、“広瀬さんがお花屋に来てお店から飛び出すシーンがあるんですけど、ドアに右半身を思いっきりぶつけてて、扉が壊れるんじゃないかというくらいの勢いだったんですが、それで監督がOKを出していたのがが衝撃的でした”と撮影秘話を語った。それに対して、監督は“だって痛い思いして使わないなんてもったいない。美味しくいただきました(笑)”と返した。
酒盗カルボナーラを食べたシーンでは、安藤が“口パンパンに食べてというご指導があって、限界まで入れたんですけど、アリスさんがアドリブでまだまだいけるよね、あともう一口とお声がけをいただいて、ちょっとプレッシャーを感じつつ、見せ場だなと思って食べたのを覚えてます”と撮影中に頑張ったことを話すと、広瀬は“芸能界の厳しさをここで見せました(笑)”と会場の笑いを誘った。すると監督が“先輩にもやってましたよ。吉田ウーロン太さんに大学芋を食べてもらうシーンを撮ってたら、本人が映ってないのに、「どうぞどうぞ、もう1つどうぞ、美味しいですよね、まだいけますね」って言ってたよね”と、広瀬が共演者に大学芋を進めていたことを暴露。“食べてる姿を見ているのは大好きですね”と広瀬が笑顔を見せ、会場を沸かせた。
それぞれの“定番めし”について聞かれると、広瀬は“お仕事で忙しいと、どうしても食事のバランスが悪くなるので、健康飯をいっぱい作って、お弁当につめて現場に持っていくことが多いです”と答え、井之脇は“頑張った日に自分へのご褒美で必ずポテトチップスを食べますね。ポテトチップスを食べるために日中お仕事を頑張ろうと決めていて。頑張った日はのり塩を食べますね。ご褒美飯です”とポテトチップス愛を語った。
そして、臼田は“あんまんを食べるようにしてます。温かいものを食べてると身体にいい気がするんですよね。もしコンビニで早朝何か買わなきゃいけないってなったらあんまんを買ってしまう”、安藤は“「むくまない」飯で、生春巻きを食べることが多いです”、監督は“カレーを食べます。二日酔いの朝とか必ずカレー食べます”と答えた。
本編ではさまざまなタイプの失恋が描かれているということで、失恋へのアドバイスを聞かれると、広瀬は“私だったらいっぱい食べて、いっぱい飲んで、いっぱい寝てっていうのをくり返すことですかね。いっぱい運動するとか、何か紛らわすかもしれないですね”と回答。井之脇は“都会の喧騒から離れて、自然の山とか川とか見に行ったり歩いたりするのがいいんじゃないかと思います。仕事で悩んだりすると僕は山に登りに行くんですけど、歩きながら仕事のことを考えたりすると、普段生きてて感じてることと違うところから物ごとが見れたりするので、失恋の時も新鮮な空気を吸って、考えて、悩んで、すっきりしたらいいんじゃないかな”と話した。
今年の干支“トラ”にかけて今年“トラ”イしたいことを聞く場面では、ドラマの中でも活躍している「クリーン星人」が登壇者に回答用の絵馬を渡しに登場。広瀬は“「超、鍛える」です。シックスパックにしてみたい”と笑顔を見せ、“1回気を引き締めてやってみようかな”と想いを語った。
続いて、井之脇は“「星検を取る」です。お正月、山に登ってて、その日は曇ってて星が見れなかったんですけど、山小屋の人が星の話をしてくれて、めちゃめちゃ奥が深くて、興味が出ちゃいました”と話した。
臼田は“「アウトドア」です。散歩したりサイクリングしたり、けっこう外が好きだなと気づいたので、キャンプとかしてみたいなと思って。山登りとかもいいなと思うんですけど。得意な人と頑張りたいと思います”、安藤は“発酵食品作りです。腸活目的で、腸は第2の脳と呼ばれてるくらいなので、自分で作ってみたら愛着わいてもっといただけるかなと”、監督は“テントサウナをやってみたいなという思いがございます。サウナがすごく好きで、時間があると行ってるんですけど、屋外のはやったことないので憧れがすごくあります”と答えた。
最後には、クリーン星人より登壇者へ花束が贈られた。少し視界が狭いクリーン星人が看板にぶつかってしまうハプニングがある中で花束を受け取った花屋の青年役だった井之脇は花言葉を尋ねられ、“広瀬さんの赤いラナンキュラスは魅力に満ちている、臼田さんのサンダーソニアは愛嬌、安藤さんの水色のスイートピーは永遠の喜び、大九さんのポピーは陽気で優しい、井之脇のグリーンアイスのバラですね、純粋”と発表すると、広瀬が“ぴったりですね”と声をかけた。
広瀬は“この失恋めしという作品は、見終わった後にお腹が空きます。そしてなんか明日もちょっと頑張れるかと、トンと背中を押してくれる明るくなれる作品になっております。過ごしづらいご時世でもあるので、ぜひ失恋めしを観てほっこりしていただければ嬉しいです”と、監督は“ドラマに出てくるお店、それからお店の方みなさん本物です。一生懸命美味しいものを作ってお客さんをお待ちしているんですけど、こういったコロナ渦の中でなかなかみんなでわっと食べに行くことが叶わない時期ですし、テレビをご覧になっていただいてる方もみなさんそういったストレスを抱えてらっしゃると思いますが、観ていただいて、東京都の片隅にある三角町という町に遊びに来ていただいてほっこりしていただけたら嬉しいなと思います”と締めくくり、明るい笑顔とともにイベントは幕を閉じた。