広瀬すず、新5千円札の顔・津田梅子を演じる「ものすごく光栄なことです!」スペシャルドラマ『津田梅子 ~お札になった留学生~』放送決定

広瀬すず、新5千円札の顔・津田梅子を演じる「ものすごく光栄なことです!」スペシャルドラマ『津田梅子 ~お札になった留学生~』放送決定

Pop'n'Roll 編集部

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2021.12.21
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広瀬すずが、2022年春放送のスペシャルドラマ『津田梅子 ~お札になった留学生~』で主演・津田梅子役を務めることが決定した。

同作の主人公の津田梅子(幼名・梅)は、日本初の女子留学生としてアメリカに渡り、のちに女子教育の先駆者として活躍した人物。2024年に20年ぶりに刷新される5,000円新紙幣にも描かれる。

同作では、アメリカ留学を終えて帰国した17歳から、アメリカに再留学する25歳までをメインにストーリーを構成。

津田梅子の青春を、広瀬すずが鮮やかに演じる。

広瀬すず『津田梅子 ~お札になった留学生~』
広瀬すず『津田梅子 ~お札になった留学生~』

広瀬すず コメント

――脚本を読んで感じたことは?

広瀬すず:
もし今、津田梅子さんが生きていらしたら、女性たちにものすごく大きな影響力を持つ存在になっていただろうなと思いました。当時も衝撃的な女性だったんだろうな、カッコいいなとシンプルに感じました。6歳から11年間も留学していたなんて、とんでもない運命の選択をされた人ですよね。やっぱり梅子さんの、意志を貫く精神力や忍耐力はすごい。もはや“強い”という言葉だけでは物足りなさを感じるくらい、粘り強い女性だなと思いました。大事件が次々と起きるような派手な物語ではありませんが、津田梅子さんの生涯をとても魅力的に描いた作品です。だからこそ、ちょっとした仕草や表情で彼女の情熱、感情を表現できるなとも感じ、そういう繊細なお芝居ができるのが楽しみで、ぜひ挑戦してみたいと考えました。

――広瀬さんから見て、津田梅子さんはどのような女性ですか?

広瀬すず:
女子教育のパイオニアといわれる素晴らしい人ですが、でも目立つタイプではなく、ただひたすら一生懸命頑張って、もがきながら進んだ人物。こういう女性が、“日本の女性の意識を変える先頭”にいたんだなと思うと、偉大さを感じます。梅子さんがいなかったら、今の私たちはどうなっていたんだろうとも思います。

――歴史上の人物を演じる上で考えたことは?

広瀬すず:
今回の舞台は明治時代ですが、6歳から11年も留学していた彼女の内なる人格はアメリカ人ということもあり、演じる感覚が違って難しいです。なかなか経験できない役だなと思うので、挑戦しがいがありますね。でも、お札になるような人物を演じるなんて……ものすごく光栄なことです! 新しい紙幣ができたら、5,000円札を見るたびに“私、この津田梅子さんを演じたんです!”ってめちゃくちゃ言いたくなると思います。2024年が楽しみ! 早く、新5,000円札を見てみたいです。

――華やかなドレスの衣装を着てみていかがですか?

広瀬すず:
ドレスはどれも美しくて着ているだけで楽しいですが、“津田梅子ダイエット”ができそうなくらい、ずーっと苦しいです(笑)。少しでも食べすぎると苦しくなるので気が抜けないんです。でもだからこそ、着るとキュッと役に気持ちが入る気がします。

――梅とご自身の共通点(シンクロ率)は?

広瀬すず:
私は思ったことを言葉にするのが得意じゃなくて、梅みたいな説得力は持っていません。“ある申し出”をしてきた男性に、梅が“論外です”と切り返すシーンがあるのですが、あまりにハッキリしすぎて、笑っちゃうぐらいでした。こういう女性には憧れますし、自分でもこれ言ってみたいなと思いました(笑)。でも、今でいう“サバサバ系女子”とか“男前女子”とはまったく違って、梅は“論外です”と言ったあとにきちんと理由を正論で語って最終的に相手を納得させるんです。私は“論外です”まではなんとか言えるかもしれませんが、すべてを言葉にするのはものすごく勇気がいるので、言うだけ言って嫌われて終わるタイプ……。だから、シンクロ率は高くはないのですが、瞬間的に感情がパッと湧く性格なのは似ているかなと思いますし、演じていて気持ちがいいですね。

――視聴者にメッセージをお願いします!

広瀬すず:
『エアガール』に続いて、女の子たちの背中をそっと押すような、希望が感じられるような作品になったらいいなと思います。今の自分たちの礎を作ってくれた“最初の女性”の姿ってやっぱり心に響きますし、それを演じられることはとても光栄です。梅の願いや信念は、女性はもちろん男性にも共感していただけると思いますので、ぜひ多くの方に観ていただけたら嬉しいです。

内山聖子エグゼクティブプロデューサー コメント
2024年、新しい5千円札が登場します。

その顔は、日本初の女子留学生・津田梅子。

女子教育の祖として有名な人ですが、実は明治時代の男社会の中で、大変苦労しました。

その誰も知らない梅子の青春と友情を、初めてドラマ化します。

若き梅子の闘いの日々を生きるのは広瀬すず。

“自分の手で稼ぎたい”“養われているだけではなく、社会に認められたい” 今の女性たちが大きく共感するその姿を、向田邦子賞脚本家の橋部敦子が描きます。

不自由な時代にチャレンジを重ねて未来を変えた梅子たち、明治ガールズは、必ず勇気をくれます。ご期待ください!

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