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ももクロ、たくさんの笑顔と涙が溢れた<ももクリ>「また最高の時間を一緒に過ごしましょう!」

Pop'n'Roll 編集部

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2021.12.18
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ももいろクローバーZが、12月8日(水)にさいたまスーパーアリーナで開催した<ももいろクリスマス2021~さいたまスーパーアリーナ大会~DAY2>をABEMA PPV ONLINE LIVEにて独占生配信した。

<ももいろクリスマス2021~さいたまスーパーアリーナ大会~DAY2>さいたまスーパーアリーナ(2021年12月8日)

<ももいろクリスマス2021 ~さいたまスーパーアリーナ大会~>は、12月7日(火)、12月8日(水)の2日間に渡り、さいたまスーパーアリーナにて開催。

<ももいろクリスマス>(通称<ももクリ>)は、春に開催する<春の一大事>、真夏に開催する<夏のバカ騒ぎ>に並ぶ、ももクロの3大ライブのうちの1つで、毎冬恒例になっている。昨年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響により公演中止となったため、2019年の<ももいろクリスマス 2019 ~冬空のミラーボール~>以来、2年ぶりの開催となった。また、ファンに安心して楽しんでほしいという想いから、『MSRS(ももクロ新リアルライブ世界秩序)ライブ感染対策ガイドライン』に則り、2日間にわたって有観客で実施。モノノフ(ももいろクローバーZのファンの総称)が心躍る演出が盛りだくさんの内容となった。

19時に開演すると、ももクロのメンバーがクリスマスらしい雰囲気の服装やシチュエーションで出演するオープニング映像が流れた。映像内では百田夏菜子が“グループは最高です。最強だなって思いますし、自分1人では出せないエネルギーやパワーを4人だったら出すことができるので”と話し、佐々木彩夏は“10年の成長を見せたいなと思いますし、みなさんにお腹いっぱいになって帰っていただければと思います! ぜひぜひ楽しいクリスマスにしましょう!”と、これまでの10年の軌跡や、2年ぶりの開催となった同公演に向けた気持ちを語り、会場の士気を高め、<ももいろクリスマス>の幕が上がった。

可愛らしいオープニング映像から打って変わり、「PRIDE」のオープニングで始まると、ステージに高城れに、佐々木、玉井詩織、百田の順番で登場。1曲目は10年前のセットリストでも1曲目だった、「CONTRADICTION」を披露。「マホロバケーション」「ロードショー」とクールな曲が続き、4曲目ではこのライブのテーマソングとも言える「HOLIDAY」を歌い“モノノフ”とも目を合わせながら会場の中央に設置されたセンターステージに移動。

その後、MCでは“メリークリスマス! 2年ぶりに有観客で開催することができて嬉しいね”と、2年ぶりのももいろクリスマスが開催されていることを実感。その後、お馴染みの自己紹介では、“モノノフ”が持っているペンライトで会場がメンバーカラーに彩られた。

5曲目は「今宵、ライブの下で」を歌唱。曲間では百田が“今日は本当に来てくれてありがとう! メリークリスマス!”と叫ぶと、会場中が手に握りしめているペンライトを大きく振った。

6曲目「PLAY」を歌い終えると、MCで“『ABEMA』で観ているみなさん楽しんでいますか〜?”“会社帰りの電車で観てくれている人もいるのかな?”と話し、“お家で観てくれている人は、大きな声を出して楽しんでくださいね!”と、生中継で観ているファンに向けて呼びかけた。

会場の“モノノフ”へ高城は“手が痛くなるくらい、拍手をください! その分私たちも元気をお届けします!”と話し、会場からは大きな声援のような拍手の音が鳴り響いた。

MC後の7曲目「Chai Maxx」では、トロッコに乗って客席の近くまで行って笑顔を届け、8曲目は「全力少女」とアップテンポな曲で観客を沸かせた。その後、映像でお知らせとして<第5回 ももいろ歌合戦>の情報や<春の一大事>の開催など、ファン待望の有観客ライブを立て続けに発表。

衣装も新たにステージに登場したメンバーは、<ももクリ>の定番曲「サンタさん-ZZ ver. -」を元気いっぱいにパフォーマンス。高城と玉井が大きなシャボン玉を作る演出を行なうと、会場は盛り上がった。高城が“玉井さんがいてこそのコーナーだから!”と言うと、会場からは拍手喝采。その後「『Z』の誓い-ZZ ver. -」をカッコよくパフォーマンスしたと思うと、「空のカーテン」をしっとりと歌い上げ、表現の幅広さを見せつけた。

ゲーム『桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~』と、ももクロがコラボするために書き下ろされた新曲「BUTTOBI!」を披露すると、会場のモニターには桃鉄のアニメーションが映し出され、まるでももクロのメンバーがゲームの中から飛び出てきたような楽しい演出で大盛り上がり。

センターステージに移動すると、「真冬のサンサンサマータイム」で真夏の暑さを感じるようなパワー全開でパフォーマンス。「デモンストレーション」「天国のでたらめ」とメッセージ性の強い曲を投下し、ガラッと雰囲気を変えてパンキッシュな「BIONIC CHERRY」で会場のボルテージはマックスに。

次のブロックでは、メンバーはトロッコに乗り「モノクロデッサン -ZZ ver.-」を歌いながら、会場の隅々まで大きく手を振ったり、指を差して、有観客のライブ空間を楽しんだ。その後はライブ定番曲「走れ!-ZZ ver.-」を元気いっぱいに歌い、「月色Chainon」ではクールなパフォーマンスで魅了した。ここで本編は終了し、“ももいろクリスマスは楽しんでいただけましたか〜?”と呼びかけると、会場からは大きな拍手が起こり、“また会いましょう!”と会場に向けて深々とお辞儀をした。

すぐにアンコールの手拍子が始まり、しばらくしてOVERTUREが流れると、衣装チェンジしたメンバーが登場。「猛烈宇宙交響曲・第七楽章『無限の愛』」を力強く歌っていると、センターステージからマーティ・フリードマンが登場し、ギターの演奏で会場のボルテージをさらに高めていく。そのまま勢いを加速し、「境界のペンデュラム」で観客を圧倒。“10年ぶりの共演、超嬉しいです!”と話し、ライブ当日に誕生日を迎えたマーティをみんなで祝福した。

ラストは2011年の<ももクリ>で会場限定で販売した「白い風」をパフォーマンス。歌唱中に涙を流していた高城は、“2年ぶりにみんなとこうやって無事に開催できたことが本当に嬉しくて、幸せいっぱいの気持ちでこの2日間過ごしていたのですけど……最後の曲の、新しい冬を君と見つけたという歌詞が今の状況にリンクしているなと思って。この2年間、当たり前にできていたことができていなかったり、みんな困難にぶつかりながらも、こうして2年かけてこうしてみんなが今日会いにきてくれたんだなって思うと、泣けてしまって……”と話し、続けて“どんなグッズ持ってるんだろう、とか、どんな顔して観てるんだろう、とかみんなのことをじっくり見ながら、幸せを1つひとつを噛み締めながら、ライブができていたなと、10年前の自分に言ってあげたいなと改めて思いました”と、話した。

佐々木は“小さい子から大人まで、いろんな環境の方々がたくさん集まってくれて、こうやってライブができることは幸せだなって思いました。今日が終わっちゃうのはすごく寂しいのですが、配信で観てくれてるみんなにも早く会いたいです!”と配信を観ている“モノノフ”にも笑顔でメッセージを伝えた。

玉井は、“最後の曲が終わったあとのみなさんの温かい拍手が、とても心地よくて、贅沢で、ライブしているなという気持ちを感じられました”と有観客ライブを開催したことを実感しながら、“ライブというものが絶対に今の生活に必要かどうかというと、今はライブに行くべきじゃないのかなって考えた方もいらっしゃると思うし、私たちも開催するべきじゃないのかなとかたくさん考えました。でも、2年ぶりに大きなステージに立たせていただいて、ライブって必要なものだなって私たちも思いましたし……”と話すと、会場からは“必要だよ!”という声の代わりに大きな拍手が起こり、メンバーは温かい空気に包まれ、涙を流した。

最後に、百田は“ライブが必要っていう、みなさんの気持ちが嬉しかったなと思いましたし、いろんな人生がある中で私たちのライブに足を運んでくれるのが嬉しいです。この10年いろいろなことを経験させていただいて、みんなとどんな風に歳を重ねていけるのかなってワクワクしますし、1番楽しい私たちをお届けできるようにしたいなって改めて思いました。これからもまだまだいろんな状況が続いていくと思いますが、みなさん元気でいてください。それが1番だから……!”と話し、“また最高の時間を一緒に過ごしましょう! 今日は本当にありがとうございました!”と締めくくった。

ライブ後の『オンライン限定反省会』では、“ここだけでしか聞けない”反省会トークで盛り上がった。百田が“今回のセットリストでお気に入りのパートは?”と問いかけると、オンラインでライブを鑑賞していたというファンは“最後の「白い風」ですかね”と答えると、メンバーも“グッときた”“冬っぽいからね”と反応。続いて、玉井“自分のうちわを掲げてくれている方に聞いてみたい!”と、ファンを指名。“「仮想ディストピア」が好きなので歌ってくれて嬉しかった”と、メンバーも“1日目は歌わなかったしね!”“久しぶりで楽しかったし、配信でもその楽しさが伝わってよかった”と回答するなどのやりとりがあり、12月24日(金)のクリスマスイブに『ABEMA』で無料生配信を行なうことも発表(詳細は後日発表予定)。

なお、同公演の完全版(DAY2)は、12月25日(土)正午12:00から配信開始予定。完全版(DAY2)はライブが全編視聴できるほか、ここだけでしか視聴できない秘蔵映像も含まれる。同公演の視聴チケットの購入者は、完全版(DAY2)も視聴可能だ。

また、『ABEMA』では12月31日(金)より『第5回 ももいろ歌合戦〜届け!希望の彼方へ〜50組超え出場!年越し8時間無料生放送』を日本武道館から8時間ノーカットで生中継する。

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