4人のソロアイドルが「ショートカット部」を結成!1年後に代官山UNITワンマン決定
Pop'n'Roll 編集部
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立夏-Ricca-、星乃ちろる、大島はるな、コウトウマリア。4人のソロアイドルが集結して結成された「ショートカット部」が3月24日(日)新宿RUIDO K4にてデビューライブを開催した。
「平成最後の青春を楽しもう」「追い求める夢を掲げたなら、いくつになっても青春を始められれば、その青春は終わらない」という想いを胸に結成されたショートカット部。3月24日(日)に開催されたデビューライブ<ショートカット部デビューライブ~平成最後の青春始めます~>は、用意された100枚のチケットが前売りの時点でソールドアウトした。
当日はゲストに楽しんごが東條。オープニングアクトをヲタ芸パフォーマンスチームのJKzが担当。メンバーそれぞれに動員力を誇る理由もあり、早くも大勢の人たちがショートカット部の部活動へ熱い視線を送っていた。
ショートカット部のライブは、これまでの歩みを映し出した映像からスタート。「新しい物語が今、ここから始まる」の言葉通り、この瞬間、ショートカット部は真っ白なページに物語を綴り始める。
「3.2.1.YEAH!!!!」の言葉を合図に飛び出したのが、これから輝きだすショートカット部の"夢"をぎっしり詰め込んだ「Jewelry Box」。4人が大きく手を振りながら笑顔で歌うたびに、フロア中にキラキラとした想いの輝きが降り注がれてゆく。
この日、彼女たちが開いた宝石箱の中身はまだ空っぽだった。この歌を、ショートカット部が開いた空っぽの箱を、本物の宝石箱に変えていけるのか。初めて箱の中に輝きを入れた瞬間に立ち会えたのも、嬉しかったこと。
続いて披露した「We're Perfect」も、胸をワクワクときめかすポップチューン。「ショートカットの髪、It's my Trademark」という彼女たちらしい歌詞から、サビへ向かってどんどんビートと輝きを増してゆく。
4人の歌声を重ね合わせ歌う姿がショートカット部のスタイルだが、この曲では、星乃ちろると大島はるな、立夏-Ricca-とコウトウマリアという組み合わせでの歌も披露。楽曲に触れている間中メンバーたちも跳ね続ければ、その姿に触発された観客たちも、心地好く弾むポップなEDMサウンドに合わせ飛び跳ね続けていた。彼女たちが「We're Perfect(私たちは完璧なの)」と自信を持った笑顔で歌うたびに、オーディエンスの心にも自信と勇気が芽生えてゆく。
ショートカット部と言えば、毎日TikTokをアップしていることでも(一部の人たちの間では)有名。すてに2万5千人を越すフォロワーがいれば、支持層も世界中へ広がっている。
そんなショートカット部の映像を楽しみにしている人たちのためにこの日行ったのが、TikTokにアップするための動画撮影。選んだのが、愛内里菜の「恋はスリル、ショック、サスペンス」に乗せダンスパフォーマンスを行うスタイル。4人は振りを一つに合わせた華麗なダンスを披露。とても躍動的でダイナミックなダンスパフォーマンスを見せていたように、ぜひ動画をご覧になっていただきたい。
嬉しかったのが、間奏のときにウェストポーチからサインペンとそれぞれのカラーのボールを取り出し、その場でサインをし、客席へ投げ込むパフォーマンスをしてくれたこと。つねに部員たちへ寄り添い続ける姿勢も、ショートカット部らしさだ。
ここからはコラボタイムへ。JKzをゲストに迎えて披露したのが、ショートカット部の強い意志や決意を楽曲に詰め込んだ「No Reason No Brake」。力強く躍動するトランシーなダンスロックナンバーに乗せ、気持ちの奥底に秘めた想いを4人は凛々しく歌いあげる。彼女たちの背景でヲタ芸を披露するJKzの姿も印象的。激しいギターと極彩色なEDMをミックスしたサウンドに強いメッセージが融合し、終盤、絶叫飛び交う一体化した光景がフロアに生まれた。
ここで、楽しんごチームによる華やかなパーティムード描くステージングが登場。ショートカット部のメンバーたちも参加、楽しんごが描くLOVEな熱狂を注入したドドスコなステージを一緒に盛り上げていった。
最後にショートカット部は、楽しんごチームやJKzを舞台に招き入れ、ふたたび「Jewelry Box」を披露。ドキドキやウキウキというときめきをたくさん詰め込んだ歌を通し、会場へ詰めかけた部員たちへ、4人は輝く光を降りまいていった。
どんな宝石も、最初はゴツゴツとした鈍い光しか放たない。その石(意思)に磨きをかけ、どんな眩い光を放つ石(意志)に変えてゆくかは、これからのショートカット部の活動と、彼女たちを支持する部員(ファン)たち次第。磨けば磨くほどその石は光輝いてゆく。「輝いて 輝いて 宝石、輝いて 輝いて この先」。その言葉が、これからどんな答えを導き出すのか、とても楽しみになってきた。
この日のライブで、ショートカット部から幾つか新たな発表が告げられた。
一つめは、デビューライブから約1年後に当たる2020年3月29日(日)に、代官山UNITを舞台に<1周年ワンマンライブ>を開催すること。この日から4人は、1年後の代官山UNITでのワンマン公演を目指し、各自のソロ活動と並行し、ショートカット部としても精力的に活動を行うことを宣言してくれた。
二つめが、パンク系ファッションブランド「HELLCATPUNKS」とコラボレートした「コラボキャップ」の販売決定のニュース。4月7日(日)には、本人たちもHELLCATPUNKSコーデ姿のもと、HELLCATPUNKS TOKYO店で記念イベントを開催することも決まっている。
4人それぞれのソロとしての活動はもちろん、ショートカット部としても、主催イベントを含め、数多くのライブが決まっているように、20代の4人が新たに始めた青春満載な活動へ、ぜひ熱い視線を注いでいただきたい。
最期に、メンバーを代表し、立夏-Ricca-の言葉を記そう。
「ショートカット部は、夢を実現するための部活動の場。デビューライブの日から1年後に代官山UNITでのワンマン公演を決めたのも、その先まで続く夢への道のりを叶えるために必要だったこと。高校野球の選手たちが、甲子園での優勝を目指すため、目の前の地区予選を一つ一つ勝ち上がり、県大会をつかみ取り、甲子園でも勝ち続けてゆく。ショートカット部にとってそれが、少しずつワンマン会場の規模を上げ、大きくなっていくこと。目の前へ夢を掲げることで、部員(ファン)たちも含め、みんなで気持ちを一つに頑張り続けられる。何より、夢に終わりはないように、このままずーっと走り続けたいし、夢を追い求める限り、いくつになっても青春を始められるし、その青春は終わらないんです。
大きな夢を発言するのはとても勇気のいること。だけど、その夢に向かって努力し続けていく姿は、きっと輝いていくはずだし、その努力してゆく姿こそ、人の心を動かす力にもなると私たちは思っています。そんな私たちの青春を、ぜひ一緒に追いかけ続けてください」(立夏-Ricca-)
PHOTO: ヤマムラアキラ
TEXT:長澤智典
編:Pop'n'Roll編集部