TPD[ライブレポート]ラストステージで魅せた8年間の集大成「これからも6人の未来を応援していただけたら嬉しいです」
Pop'n'Roll 編集部
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東京パフォーマンスドールが、9月26日(日)にZepp Tokyoにてラストライブ<DANCE SUMMIT The Final>を開催した。本記事では、同公演のオフィシャルレポートをお届けする。
<DANCE SUMMIT The Final>Zepp Tokyo(2021年9月26日)
新生TPDは、全国から集まった8,800人の中から選び抜かれた高嶋菜七、上西星来、櫻井紗季、浜崎香帆、脇あかり、橘二葉の現メンバーで2013年6月19日に復活し、ここまで活動を続けてきた。
8年間の活動期間を経て、今年5月に9月末でグループとしての活動を休止し、個人活動は継続することを発表。
活動休止前のラストステージとなった同公演は、昼夜の2部構成。8月に開催された東京パラリンピックの開会式演出を務め、新生TPDでは2013年のデビュー公演<1x0(ワンバイゼロ)>の作・演出から始まり、2017年の中野サンプラザ公演までの演出を担当していたウォーリー木下がライブ構成を手掛けた。
<Can't stop the TALES>と銘打たれた第1部は、オープニングで新生TPDの8年間の歴史を振り返る映像が映し出されると、DANCE SUMMITの真骨頂でもある一糸乱れぬダンスパフォーマンスで幕を開けた。
カラフルな照明や幻想的なシャボン玉の演出で彩られたステージでは、各メンバーのソロ曲やユニット曲をふんだんに盛り込んだセットリストをくり広げる。
アンコールの「BRAND NEW STORY」では8年前のデビュー当時の衣装で踊ったほか、MCでは上京当時メンバーが共同で寮生活をしていたという裏話や“最近は筋肉痛が2日後に来るようになった”という笑い話が飛び出すなど、エモーショナルな歌とダンスとは裏腹なトークを加えて、和やかな雰囲気が入り混じったステージを展開した。
<Can't stop dreamin'>と題された第2部は、第1部とは打って変わって、代表曲や人気曲が目白押しのベスト曲集的なセットリストに。
中盤に設けられた“TPD Rearrangedメドレー”では、現代風に生まれ変わった初代TPDのナンバーの数々を鮮やかに映し出した。
本編が終わると、アンコールではメンバーの口から最後のメッセージが届けられた。
その中でも、8年間リーダーを務めた高嶋は、“こんなに誰かのことを守りたいって思ったのは初めてなくらい、特別な存在たちと出会えました。こんなリーダーについて来てくれてありがとう。おばあちゃんになっても仲よくしてね。そして、たくさんアイドルグループがいる中で、TPDを見つけて、応援してくださってありがとうございます。ファンのみなさんは私たちの宝物です。これからは6人それぞれ巣立っていきますが、これからも6人の未来を応援していただけたら嬉しいです“と、メンバーやファンに対する想いを涙ながらに語った。
メンバーの人数と同じ6枚の扉の仕掛けを用いながらの衣装の早替えをはじめ、ソリッドなレーザー光線、まばゆく光るミラーボール、フロアを揺らすダンスビートなど、初代TPDから受け継いだ90年代の香りをどこかに残しながらも、常に先進性あるスタイルを追い続けたTPDの真骨頂とも呼べる光と音のステージは、この日完結した。
なお、同公演の模様を生配信したStagecrowdでは、10月3日(日)18:29まで見逃し配信を視聴することができる。
さらに、10月25日(月)には『MUSIC ON! TV(エムオン)』にて、第2部の模様を撮り下ろしの独占インタビューとともにオンエアすることも決定した。
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