桜井玲香、KERA CROSSシリーズ第4弾<SLAPSTICKS>出演決定「身体中が騒ぐほどの面白さで“この作品に出たかった!”と思ったことを鮮明に覚えています」

桜井玲香、KERA CROSSシリーズ第4弾<SLAPSTICKS>出演決定「身体中が騒ぐほどの面白さで“この作品に出たかった!”と思ったことを鮮明に覚えています」

Pop'n'Roll 編集部

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2021.09.22
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桜井玲香が、KERA CROSSシリーズ第4弾<SLAPSTICKS>に出演することが決定した。

サイレント映画から発声映画へと転換期を迎えるハリウッドが舞台となった同作。激動の時代に映画作りに情熱を注ぐ人々を、映画への愛と希望に溢れる1人の青年を通じて描くロマンチックコメディ作品となる。

1993年に劇作/演出家のケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)が主宰する日本の劇団『ナイロン100℃』にて初演、2003年にはオダギリジョーが主演を務めて再演された。

今回はクリエイター・三浦直之が演出を務め、2021年12月25日(土)、26日(日)にシアター1010、2022年2月3日(木)〜17日(木)まで日比谷・シアタークリエで上演される。

主人公・若き助監督ビリー・ハーロックを演じるのは、舞台<プロデューサーズ>、<ジャック・ザ・リッパー>や大河ドラマ『青天を衝け』に出演するなど活躍の場を広げる木村達成。また、18年後のビリー役には小西遼生が決定した。

ビリーの初恋の人であるアリス・ターナー役は、乃木坂46を卒業し、ミュージカル<GHOST>、<ダンス・オブ・ヴァンパイア>で存在感を示す桜井玲香が務める。

さらに、壮一帆をはじめ、金田哲(はんにゃ)、元木聖也、黒沢ともよ、マギーといった個性豊かな出演者も集結する。

KERA CROSSシリーズ第4弾<SLAPSTICKS>

コメント

木村達成(ビリー・ハーロック役):
また三浦直之さんと一緒に作品作りができることが、本当に嬉しいです! 今までは朗読や、短編の舞台でしかご一緒したことがなかったのですが、初めてのケラリーノ・サンドロヴィッチさんの作品を一緒に作ることができる喜びはすごいです! みなさんも一緒に心躍る、楽しんでいただける作品になると思います。サイレントコメディに愛が深すぎるちょっとおバカな助監督ビリーにハラハラしたり、大笑いしたり、キュンとしたり……。ロマンチックコメディを存分に楽しんでいただけるよう、真摯に演じたいと思います。劇場でお待ちしております。

桜井玲香(アリス・ターナー役):
KERA CROSS、第3弾を観に行かせていただきました。身体中が騒ぐほどの面白さで“この作品に出たかった!”と思ったことを鮮明に覚えています。このたび、お話をいただいた時は驚きとともに、嬉しさで心が忙しかったです。私の演じる役は主演の木村さんが演じるビリーの初恋役、サイレントコメディ映画の伴奏者です。誰しもが初恋の相手と再会する時に感じるような心の高鳴りを、ご観劇くださったみなさまにも感じていただけるような作品にしたいです!

小西遼生(18年後のビリー役):
映画にまだ声のない時代。創成期のハリウッド。そこに存在した映画を愛してやまない人々。そんな垂涎ものの世界を描いたKERAさんの戯曲世界に入り込めると考えただけで、すでに今からとてもワクワクしています。戻ることのない時代への憧れと愛情、愛惜が籠ったこの戯曲の世界へ、このたびの演出家・三浦直之さんや多彩な顔ぶれの役者陣、そしてご観劇くださるお客さまとともにトリップできる日を、指折り数えて待ちたいと思います。

壮一帆(メーベル・ノーマンド役):
憧れを持って観ていたKERA CROSSに参加できること、そして先日『逃げ恥』の朗読劇でお世話になった三浦さんと、再びご一緒できるのがとても嬉しいです。KERAさんの唯一無二な会話のテンポ、言葉のチョイス、独特の世界観にワクワクしながら台本を読みました。好きな時代の映画女優ということで、今からいろんな妄想が止まりません。演じる側として今回出演でき、本当に幸せです。憧れの舞台をしっかり務めあげられるよう頑張ります。

はんにゃ・金田哲(ロスコー・アーバックル役):
オファーをいただいた時、すさまじ過ぎて逆にあまりピンと来ませんでした。未知の世界です。今までまったく経験していない、脚本、役柄、規模なので必死になって踏ん張ります! 喜劇と悲劇の間を彷徨った伝説のコメディアン役ということで、この時代の人々のように真剣に純粋に向き合いたいと思います。ふつつか者ですが、よろしくお願い致します!

元木聖也(デニー役):
今回、この歴史のある作品に出演することが決まってとても嬉しいです。初演は僕が生まれた1993年に上演されていて、そんな前からある作品なんだと驚きました! <SLAPSTICKS>再演ver.を観ていて、いつの時代でも何かにかける情熱というのは、とても魅力的でパワーがあって惹きつけられるモノがありました。目まぐるしく変わる展開にとてもワクワクしました。今の世の中の映像は4Kや、さらには8Kになって、時代の進歩がすごいですが、無声映画は音がないからこそのお仕事がたくさんあったり、身体表現だけで伝えたりと、面白い部分がたくさんあるんだなと思いました。精一杯頑張っていきますので、楽しみにしていてください!

黒沢ともよ(ヴァージニア・ラップ役):
まず、このような時勢に演劇に参加できる機会をいただけたことを心の底から感謝いたします。<SLAPSTICKS>は再演をDVDで拝見していたので、“あの世界を生きられるのか”という喜びと、“あの時代を生きられるかしら”という緊張感から、今はソワソワとしていますが、大好きなケラリーノ・サンドロヴィッチさんの作品を演出の三浦さんと新たに冒険できるこの機会に感謝し、目一杯楽しもうと思います。年末年始に観ていただくに相応しい楽しい演目ですので、ぜひ劇場に遊びに来ていただけたら嬉しいです!

マギー(マック・セネット役):
初めて『ナイロン100℃』に客演した時、俺24歳、KERAさん33歳。以来、ずっとリスペクトしている面白兄さん。そのKERAさんが30歳で書いた脚本を、今の50歳手前の俺が読んで思った。“この若造、フレッシュな才能を撒き散らしてやがる!”。さて、これを若いカンパニーがどう料理するのか。おじさんも24歳の頃と同様、面白に貪欲に、最年長らしからぬフレッシュな笑顔を撒き散らして挑む所存!

三浦直之(演出):
偏愛の物語が好きです。例え他人には共感されなかったとしても、自分にとって特別でかけがえのないもの。<SLAPSTICKS>はサイレントコメディを偏愛する人たちの物語です。そして、KERAさんのサイレントコメディに対する偏愛の物語でもあると思っています。僕もこの作品に偏った愛を持ちながら、演出してみようと思います。

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