26時のマスカレイド[<江嶋綾恵梨生誕祭&FC3周年記念祭>密着レポート]かけがえのない仲間とエモーショナルな空間を作り上げたメモリアルライブ「ニジマスのいいところを凝縮したセトリにさせていただきました」 26時のマスカレイド<江嶋綾恵梨生誕祭&FC3周年記念祭>レポート
Pop'n'Roll 編集部
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26時のマスカレイドが、6月9日(水)にヒューリックホール東京にて<江嶋綾恵梨生誕祭&FC3周年記念祭>を開催した。江嶋の誕生日当日である5月4日(日)に開催予定であった<江嶋綾恵梨生誕祭>は、当初、3月中旬から持病の療養のため休養していた江嶋が復帰する大きな意味を持ったライブであった。しかし、コロナ禍の影響で延期に。約1ヵ月のインターバルを経て実施されたこの6月9日の公演は、江嶋綾恵梨生誕祭とFC3周年記念祭を合わせたスペシャルな形でファンに届けられた。
今回、Pop’n’Roll編集部は、同公演の密着取材を敢行。メンバー同士の信頼の強さが伝わる和やかなリハーサルをはじめ、“歌詞重視”の江嶋が考案したセットリストやソロコーナー、生誕委員からのサプライズなどがあった生誕祭、ソロ曲を披露した中村果蓮のコーナー、重大発表など、江嶋を中心にメンバー5人がさまざまな表情を見せた<江嶋綾恵梨生誕祭&FC3周年記念祭>の一部始終をお伝えしよう。
26時のマスカレイド<江嶋綾恵梨生誕祭&FC3周年記念祭>ヒューリックホール東京(2021年6月9日)
■リハーサル
5人が醸し出した穏やかな雰囲気
リハーサルは、タイムテーブル通り15時からスタート。メンバーは音合わせや楽曲の繋ぎ部分の確認を進めていく。
この日はイヤモニを使用してのパフォーマンスとなるため、音の聴こえ方やハモリの部分を入念にチェック。ニジマスのライブでは、観客の心を魅了する圧巻の歌唱が見どころとなっているが、この日も最高のステージを作り上げるため、繊細に調整を重ねっていった。
動きの確認をする合間には、“ここはどうする?”、“こうしよう!”とさまざまな意見を交換していくメンバー。真剣なリハーサルではあるが、5人が醸し出す穏やかな雰囲気からは、5人の良好な関係をうかがうことができた。
生誕祭の醍醐味であるソロ企画のリハーサルでは、メンバーが客席の最前列に座ってにこやかに鑑賞。4人は客席で見守りながら、歌詞を口ずさんだり、振り付けを真似てみたりと楽しむ。
続けて、この日サプライズで披露する中村果蓮のソロ曲「恋をしてみてもいいですか?」の確認へ。昨年6月に新メンバーとして迎え入れた末っ子が、1人でステージに立つ姿を観たお姉さん4人は感動の表情を浮かべ、中でも森は涙を流すほど心打たれている様子であった。
■リハーサル後のメンバーインタビュー
リーダーのありがたさを感じました!(森みはる)
――江嶋さんの生誕祭ということで、メンバーのみなさんには江嶋さんへの想いを聞きたいと思っていて。江嶋さんが休養された時のことを教えてください。
来栖りん:
ライブのMCとか、えじ(江嶋綾恵梨)が今までやってくれていたことをほかのメンバーでやろうとしたのですが、4人じゃ回らなかったんです……。それなりに4人でカバーして頑張っていたけど、いざこうやって戻ってきてくれるとホントにありがたみというか、えじがどれほどニジマスを支えてくれているかっていうことが痛いほどわかりました。
――失ってから気づく大切さですね。
来栖りん:
そう!(笑) 失ってから気づく、えじの大切さでした。
――吉井さんはいかがですか? パフォーマンス中は江嶋さんとハモることが多いと思いますが。
吉井美優:
4人でライブしていた時とかは聴こえてくるはずの声がないっていうのを実感するたびに悲しくて。なぜか「アイスティーラブ」で泣きそうになったこともあって(笑)。えじと歌っていることが多いから、えじの歌声が恋しくなりました(笑)。
森みはる:
笑いでまとめるな! 語彙力でいけ!(笑)
――なんで泣きそうになったのかは自分ではわからない?
吉井美優:
うーん、えじっているだけで安心するんですよ。笑ってくれるその笑顔で全部の悩みが消えるくらい。安心感がすごいんです。そんな感じです!(笑)
――森さんは?
森みはる:
私はえじがいなかった間、最年長としてやっぱりしっかりしなきゃっていう部分はあったので、頑張って年下をまとめてたんですけど、誰も私にはついて来なくて(笑)。
来栖りん:
ついていったよー!(笑)
森みはる:
いやいや、私は年下に舐められているから(笑)、えじの人望はすごいなって。もうちょっとえじを見習ってしっかりとしていきたいと思ったし、まとめることの大変さがわかりました。まぁ、まとめられてはなかったんだけど(笑)。あと、リーダーがさらっとこなしていることがたくさんあって、ホントに(リーダーに)適任だったんだなって。リーダーのありがたさを感じました!
江嶋綾恵梨:
大丈夫? それホントに思ってる?(笑)
森みはる:
本当に思ってるよ〜! いや、ホントにひどかったよ、みんな!(笑)
来栖りん:
え、そんなことある!?(笑)
森みはる:
そんなことあるよ……自覚なしだから困っちゃう!(笑) “私がリーダーだよ!”って言ってるのに全然ダメでした。
来栖りん:
それはぱるちゃん(森みはる)がネタに走ってるから!(笑)
森みはる:
走ってない、走ってない!(笑) そう思われないように、私も頑張りたいなって。結果、1番言いたいことは……えじが好き。
吉井美優:
おい! 語彙力!(笑)
――(笑)。最後になりましたが、中村さんはどんなことを感じましたか?
中村果蓮:
ライブとかもえじちゃんの(歌の)パートが多いからこそ、えじちゃんのパートをみんなで分担して、自分が歌っていてもめちゃめちゃ違和感がありましたし。みんながカバーして歌った時も上手やけど、やっぱりえじちゃんじゃないとなんか違うなって。あと、集合場所とかもいつも“何時何分にここに集合!”って(江嶋が)言ってくれるけど、それがなくて(笑)。
森みはる:
あ、それを忘れてたわ(笑)。反省!
中村果蓮:
だから、“あれ、今日はどこやろ!?”って初めて行くところは全部自分で地図を調べました(笑)。そういう当たり前やと思ってたことがいっぱいあって、えじちゃんがいないと活動できひんなって思いました。
――今回は中村さんもソロ曲をサプライズ初披露するんですよね?
中村果蓮:
そうです。ドキドキです。タイトルは「恋をしてみてもいいですか?」なんですけど、作詞にも携わって曲を作ってもらいました。でも、ダンスと曲がけっこうギリギリにできて……さっきのリハーサルでも歌詞を飛ばしてしまったので、本番はホンマに頑張ります!
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