エビ中[ライブレポート]和みの世界観で多幸感を生み出した小林歌穂生誕ソロライブ「日々のストレスをちょっとでも忘れてくれると嬉しい」
Pop'n'Roll 編集部
Pop'n'Roll 編集部
-
ポスト
-
シェア
-
ブックマーク
私立恵比寿中学が、本日6月10日(木)にZepp Tokyoにて小林歌穂の生誕ソロライブ<ぽーランド!6!!!!!!>を開催した。同公演は、タイトルにもあるとおり、小林にとって6回目となるバースデーライブ。6月12日(土)の21歳のバースデーを前に、今年も“ぽーちゃんワールド”あふれる世界を展開した。本記事では、その夜公演のオフィシャルレポートをお届けする。
Zepp Tokyoは、先月、無観客でのメジャーデビュー9周年ライブを行なった場所であったが、今回はオーディエンスが会場を埋め尽くし、開演前には静かな熱気が溢れていた。
オープニングでは得意のイラストが満載のファンへの感謝のメッセージが上映されると、スタイリッシュな衣装で小林が登場。2015年リリースの『エビ中のユニットアルバム さいたまスーパーアリーナ2015盤』収録の「ぐらりぐら想い」でライブの幕を開けた。
松任谷由実の「ダンデライオン」をしっとりと披露したところで、ファンキーな音効マシンを使って来場したことへの感謝の挨拶を届けると、会場が笑いに包まれた。
“のほほんとしてもらって。寝てもらっても大丈夫なんで”という小林らしいメッセージのあとには、エビ中の「お願いジーザス」へ。続いてミラーボールが幻想的に回る中、彼女が敬愛する吉澤嘉代子のカバーを披露。
その後、得意のお絵描きコーナーへ。昨年、初の個展を開いた彼女の芸術的な才能が炸裂した時間となった。
アルバム『金八』収録のせつない名曲「フユコイ」に続いて、ウクレレを携えてつじあやののカバーをアクト。キャラクターにぴったりの選曲で、会場を和やかな空気にした。
ウクレレは弾いていないことをわざわざ明かすという小林らしいMCから、中山莉子が撮影した生写真の告知をさりげなく挟みつつ、チャットモンチーのカバーへ。この流れで高橋久美子作詞のエビ中のサマーアンセム「青い青い星の名前」でオーディエンスのクラッブを誘い、会場の一体感が増したところに、2コーラス目からサプライズで中山莉子が登場。生写真振りという匂わせから、“カホリコ”の息の合ったハーモニーを聴かせた。
2人によるMCで、この日、中山莉子が着ているワンピースとスニーカーには小林が着色したというエピソードを語ったところで、20歳収めのコーナーに。さまざまな遊具をお互いの指示で遊び倒すという斬新な企画で笑いを起こした。
ユニット曲「リフレインが、ずっと」をしっとりと歌唱して、エンディングに同期の絆を象徴する笑える写真を公開し、恒例の「ぽーランド」国家斉唱コーナーに突入。声が出せないオーディエンスに、心の中で歌ってもらうという設定で、会場を1つにした。
中山莉子を送り出すと、最後のMCで“日々のストレスをちょっとでも忘れてくれると嬉しい”とメッセージを送り、エビ中のエモ曲「ポップコーントーン」で6回目のソロライブを締めくくった。
なお、私立恵比寿中学は、8月21日(土)に横浜赤レンガパーク特設会場にて2年ぶりの夏の野外イベント<みらいに響け、みなとのPLAYGROUNDこと ファミえん2021 in 赤レンガ倉庫>を開催。同公演では、新メンバーが初パフォーマンスを披露する。
それに先立ち、8月18日(水)に新メンバーを迎えた新曲「ファミえん‘21のテーマ」を含む、これまでの<ファミえん>のテーマベストソング集と言えるCDアルバム『FAMIEN'21 L.P.』をリリースする。