≠ME[ライブレポート]1stコンサートで高らかに見せた揺るぎなき決意「みなさんと一緒に手を繋いで、常に最大瞬間風速でアイドル界の頂点まで駆け上がっていきたい」
Pop'n'Roll 編集部
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≠MEが、6月1日(火)・2日(水)に東京・中野サンプラザでグループ初の有観客単独ライブ<≠ME 1stコンサート 〜初めまして、≠MEです。〜>を開催した。本記事では、オフィシャルレポートをお届けする。
<≠ME 1stコンサート 〜初めまして、≠MEです。〜>
≠MEは2020年に予定していた初の単独コンサートとなる関東ツアーをコロナ禍で中止していたため、今回が満を辞してのステージとなった。
暗転したステージ奥から中央の幕が開いて冨田が登場すると、ゆっくりステージに置かれたマイクへ向かい、拾い上げた。アイドルとしてステージに立つ決意を表すかのような演出から、4月にリリースしたデビューミニアルバムのリード曲「秘密インシデント」でスタート。水色の新衣装で≠MEらしさ全開の中、イントロで冨田が“みなさんこんにちは! 初めまして、≠ME です! 今日は私たちの楽しいライブ、しっかり観ていってください!”とファンを煽り、キレキレなパフォーマンスで会場の空気を作り上げた。
3曲目には、鈴木がセンターを務める「ポニーテール キュルン」を初披露。「君の音だったんだ」を経て、MCに入ると“みなさん初めまして! 私たち≠MEです! よろしくお願いします!”と、全員でお馴染みの元気な挨拶をした。“みなさん、お元気でしたかー!? ≠ME初めての単独コンサートが、ついに! ついに!! 実現しましたー!!”と冨田が嬉しさ溢れる声で話すと、続けて谷崎が“結成から2年間、ついに夢のステージ、1stコンサートに立つことができて、本当に嬉しいです! ここまで待ってくれたファンのみなさん、そしてスタッフのみなさんに感謝しています。本当にありがとうございます!” と感謝を伝えた。
ユニット曲パートでは、冨田がソロ曲「空白の花」をステージセンターで堂々と歌い上げて会場を魅了した。
ダンスパートへ突入すると、メンバーそれぞれの⻑所を活かしたクールなダン スでぐっと空気を変えて9曲目の「P.I.C.」へ。ダブルセンターの冨田と蟹沢を筆頭にピッタリと揃ったダンスでパフォーマンス力の高さを見せつけた。
「クルクルかき氷」は通常タオルを回して盛り上がる楽曲だが、この状況下を汲みてタオル回しを行なわない代わりに、観客のペンライトを使ったウェーブを演出して会場の一体感を高めた。本田珠由記のセンター曲「てゆーか、みるてんって何?」を初披露すると、15曲目「君と僕の歌」では印象的な“大きいステージに連れて行く”というフレーズで、メンバー越しのファンをステージ上のスクリーンに映して、感動的な光景を作り出した。
冨田から“早いもので、次の曲が最後の曲となりました。私たちが結成されて2年、なかなかデビューすることができず、みなさんをここまで待たせてしまったことを本当に申し訳なく思っています。でも、みなさんのおかげでこうして無事にデビューすることができました。今日このステージから、また少しずつ成⻑していきたいって思いました。そして、指原さんを初め、私たちに関わってくださったみなさんに感謝をして、この歌をこれからも大切に歌っていきたいなって思っています。私たちは、この歌と一緒に強くなる。ここまで私たちを信じてついて来てくれたみなさん、本当にありがとうございます。これからも私たちについて来てください! 聞いてください、「≠ME!」”と曲振り。このMCは、2日目には≠MEの夢として“東京ドームに立つこと”を改めてファンに伝え、冨田から“簡単ではないことはわかっています。でもみなさんがこうしてずっといてくれるから私たちは自信を持って胸を張って宣言することができます”とファンとの絆を誓い、会場全体がエモーショナルな空気に包まれる中で「≠ME」をパフォーマンスして、全16曲の本編を終えた。
アンコールでは、コンサートグッズのパーカーに着替えたメンバーが登場。「秘密インシデント」を歌いながらステージ上を自由に駆け回り、手を振ってファンサービスを行なった。
「スタート!」のあとにMCに入ると、感極まったメンバーが涙する場面も。2日目にはメンバーが感想を語り終えると、急にスクリーンに“特報”の文字が映し出されてステージが暗転し、“1stツアー<やっぱり、恋をした>“をサプライズ発表。全国7会場と日程が明らかになると、メンバー全員が嬉しさのあまり大絶叫した。
全員が興奮する中、リーダーの蟹沢が“今、発表があって、なんと≠MEで1stツアーを開催させていただくことになりました! 本当にありがとうございます! すごくびっくりしている気持ちと、やっぱりこの2日間を通してみなさんと一緒にライブができることが本当に幸せなことだなと強く感じたので、こうしてまたみなさんと一緒に大切な大切な⻘春を一緒に過ごせる機会をいただいて本当に感謝の気持ちでいっぱいです。いつも応援してくださるみなさんがいるからこそ、私たちはここに立つことができます。これから始まる1stツアーを一緒に最高のものにしていただけますか!?”と語りかけると、盛大な拍手が起こった。
続けて蟹沢から“この1stツアーを通してまた何倍も成⻑できるように、そしていつもみなさんからたくさんいただいている愛を大きくしてお返ししていけるように、そして夢の東京ドームへと向かって、みなさんと一気に駆け上がっていけるように12人で精一杯頑張ります! これからも≠MEの応援をよろしくお願いします!”と強い決意を口にした。
最後の楽曲「自分賛歌」を終えると、蟹沢は“改めまして、本日は本当に最後までありがとうございました! みなさんからの温かい拍手やペンライト、そして配信でご覧いただいたみなさんのおかげで無事に1stコンサートを終えることができました。昨年メジャーデビューが決定し、今日ついにこうして1stコンサートを開催させていただけたことを本当に嬉しく思います。そして初めてのツアーが決定して、これからみなさんと一緒に作っていく物語が本当に楽しみで、すごく幸せです。みなさんと一緒に手を繋いで、ぎゅっと握って、常に最大瞬間風速でアイドル界の頂点まで駆け上がっていきたいと思います! 本日は本当にありがとうございました。必ずまたお会いしましょう!”と述べて、1stコンサートを締めくくった。