長濱ねる[イベントレポート]「ゾンビ役として参加できたらすごく嬉しいなと……」Netflix映画『アーミー・オブ・ザ・デッド』配信記念ファンイベントにて

長濱ねる[イベントレポート]「ゾンビ役として参加できたらすごく嬉しいなと……」Netflix映画『アーミー・オブ・ザ・デッド』配信記念ファンイベントにて

Pop'n'Roll 編集部

Pop'n'Roll 編集部

2021.05.28
  • ポスト
  • シェア
  • ブックマーク

長濱ねるが、劇団ひとりとともに、5月28日(金)にスペースFS汐留にて開催されたNetflix映画『アーミー・オブ・ザ・デッド』の配信を記念した<“愛しのゾンビ映画”ファンイベント>に登壇した。本記事では、スペシャルゲストとして、同作を手掛けたザック・スナイダー監督がアメリカからリモートで生出演した同イベントのオフィシャルレポートをお届けする。

Netflixで独占配信中の映画『アーミー・オブ・ザ・デッド』は、ザック・スナイダーが監督・脚本・制作を務めた作品。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のデイヴ・バウティスタや真田広之らが出演したの同作は、ある日ゾンビが大量発生した世界を舞台に、“32時間”というタイムリミットが迫る中、ゾンビに支配されたラスベガスの巨大金庫を狙い、傭兵たちが“史上最大の強盗”に挑む物語となっている。

イベントが開始されると、劇団ひとりと長濱ねるが舞台上に姿を現わす。

長濱は普段の落ち着いた印象とは異なる、ド派手な今作の世界観に合わせた、Netflixカラーでもある鮮やかで真っ赤なワンピースに身を包んでいた。

リモート参加となる一般のゾンビファン49名が一斉にスクリーンに登場し、憧れのスナイダー監督との対面を今か今かと待ちわびる様子が映し出された。

“ゾンビ作品の魅力”について、ゾンビマニアの劇団ひとりは、“最近のゾンビ映画は、人間ドラマの部分も厚くなってきて、人間模様だったり、怖いだけじゃなくてそこから学べることもあったりしますよね”とコメント。“ゾンビ熱”は止まらず、“自分だったらどうするか?と考えさせてくれる。主役のように振る舞うのは難しいかな、すぐ殺されちゃうかな、敵役かもしれないな……とか。シュミレーションしたんですよ。逃げ続けるのは怖いから、早めにゾンビになっちゃうかな。噛まれるのは嫌なので、安全ピンでちょっと刺して、そこにゾンビの血を縫ってゾンビになりたいです(笑)”と“ゾンビ作品の1番の魅力”について語りつつ、まさかすぎる展望を述べる。

長濱は、そんな斬新すぎるアイデアに“生き残るのは怖いので、たしかに早めに(ゾンビに)なっちゃってた方が安パイなんですかね(笑)”とまさかの同意見であることを明かした。

“好きなゾンビ作品”について、劇団ひとりは“『ウォーキング・デッド』です。一気見してハマって、『ドーン・オブ・ザ・デッド』も『ウォーキング・デッド』きっかけで観るようになった”とゾンビ体験を明かす。また、長濱も“ゾンビ映画を5年前くらいに初めて観て、そこから過去の作品を探っていきました。『ドーン・オブ・ザ・デッド』も面白かったです。始まってすぐにゾンビが出てきて、驚きとハラハラが続く感じが好きですね”と知られざるゾンビ体験を赤裸々に打ち明けた。

映画監督も務める劇団ひとり。“監督として作ってみたいゾンビ映画”について聞かれると、“今作で、知能のあるゾンビの存在がすごく面白かったので、あの一派が弱肉強食の世界を勝ち残った世界が見たいですね。例えば、100年後とか。ゾンビが平和に暮らしている世界。敵もおらず、ゾンビの社会が形成されていて。とある少年がゾンビになり切れなくて、ゾンビの師範に弟子入りして、立派なゾンビを目指していく……最後に人を襲ってハッピーエンド!(笑) ゾンビサイドから取った青春群像劇!”と、同作にインスピレーションを受けた一風変わった作品について目を輝かせながら説明。

映画好きでもある長濱は、“観ている時にどういう人物に共感する?”という質問に、“今作のカジノ内で銃を乱射するシーンが印象的でやってみたいです!”と落ち着いたイメージを覆す、まさかのゾンビと対戦する意欲を見せ周囲を驚かせると、劇団ひとりからは“生き残れなそうですけどね(笑)。早めにゾンビになっちゃった方がよいと思うけどな〜”とツッコまれていた。

そして、待ちに待ったスペシャルゲスト・スナイダー監督が登場すると、待ちわびたファンも大興奮。会場も歓喜のムードに包まれ、劇団ひとりと長濱も、ハリウッドの大物監督を前に興奮を隠しきれない様子であった。

クリエイターの顔も持つ劇団ひとりから“オープニングのシーンも相当凝っていて驚きました”!と熱い感想が投げかけられると、スナイダー監督は“オープニングシーンから頑張って、これだけでも映画になるんじゃないか?というほどの映像になっています”とこだわりを明かす。

長濱から“スナイダー監督の映画は、ワンシーンごとに絵画のように美しいと思って拝見しています。ゾンビタイガーとか、集団をなしてるゾンビとか、圧巻で楽しく拝見しました!”と熱いコメントが飛び出すと、スナイダー監督から“今回は撮影監督も務めているのでチャレンジングでした。撮影もしつつ、照明も調整して、脚本も手掛けて大変でした”と、あらゆる作業を自ら行なったことが明かされると、劇団ひとりが“あなたこそ「劇団ひとり」だよ!(笑)”と思わず感嘆の声を上げる場面も。

さらに、劇団ひとりが“ゾンビ作品の中で1番クールでカッコいい作品だ!と思ったんですが、どれくらいの知性を持たせるかの線引きはどう決めたんですか?”と質問すると、スナイダー監督は“ストーリーを追いながらゾンビに共感するような、ゾンビに勝ってほしいと思うようなゾンビを作りたかったんです”と構想を明かした。

“スナイダー監督の作品に出演するとしたら?”という質問には、長濱は“ゾンビ役として参加できたらすごく嬉しいなと……”というまさかの意見。“スナイダー監督の「ゾンビを応援したくなる映画」というのにすごく納得しました”と理由を語ると、スナイダー監督からも“いいかもね!”とまさかの採用を予感させる展開となった。

Netflix映画『アーミー・オブ・ザ・デッド』の配信を記念した<“愛しのゾンビ映画”ファンイベント>

事前に募集していたファンからの質問コーナーへ。

“今作が今後のゾンビ映画に与える影響は?”という質問に、スナイダー監督は、“ゾンビというジャンルが大好き。伝統的なゾンビを踏襲する作品もたくさんあるけど、ゾンビの型を破るような作品が生まれてほしい、そんなインスピレーションになればいいね”と回答。

また、真田広之が演じる”謎の男ブライ・タナカ“については“真田さんとは同じカリフォルニア州の近くに住んでいるから、この話が挙がった時、家からやってきてくれたんだよ。タナカというキャラクターは本作が続くとしたら登場してほしいね。前日譚の映画にも出演する予定だ。役柄は……政府と関係しているかもしれないし、ゾンビを使って軍を作りたいのかもしれないね”と、こっそり秘密を少しだけ打ち明けた。

劇団ひとりは“タナカがゾンビ化したらすごそう! 刀を持ったゾンビになってほしい!”と大興奮。

最後に一言求められると、スナイダー監督からは“観ていない方は、友達と楽しみながら観てほしいです。観た方にもこれからを感じさせるヒントやディティールも入っているので、また観ると面白いと思う”とコメントすると、劇団ひとりは“ヒントください!”とおねだり。スナイダー監督は、“カジノで戦うシーンで、スコットが最後に仕留めるゾンビ、よくみるとロボットっぽい……? よく観てほしい”と気になる謎を少しだけ教えてくれた。

長濱は“今回、みなさんと映画を掘り下げたことで、もう一度観直したいです。新しい要素やこだわりが詰まっていて、また観るのが楽しみになりました”とワクワクしている様子。

最後までゾンビファンの熱狂冷めやらない、常に熱いトークが展開されたイベントとなった。

なお、同イベントは、28 日(金)の夜(20時予定)にNetflix Japanの公式Youtubeチャンネルでも視聴可能となる。

▲Netflix映画『アーミー・オブ・ザ・デッド』予告編

Netflix 映画『アーミー・オブ・ザ・デッド』
独占配信中

監督・脚本・制作:ザック・スナイダー
キャスト:デイヴ・バウティスタ、エラ・パーネル、真田広之、マティアス・シュヴァイクホファー、ギャレット・ディラハント、アナ・デ・ラ・レゲラ、サマンサ・ウィン、オマリ・ハードウィック、ラウル・カスティーリョ、ノラ・アルネゼデール、テオ・ロッシ、ヒューマ・クレシ、ティグ・ノタロ