松井玲奈、村上春樹・原作舞台のヒロインに決定!「言葉にできない感覚的な思いをどう表現するのかが挑戦」

松井玲奈、村上春樹・原作舞台のヒロインに決定!「言葉にできない感覚的な思いをどう表現するのかが挑戦」

Pop'n'Roll 編集部

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2019.02.22
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松井玲奈が、2019年7月下旬に東京・よみうり大手町ホールにて上演される舞台<神の子どもたちはみな踊る after the quake>に出演することが決定した。

2000年に新潮社から刊行された村上春樹の短編小説集を原作とした本舞台は、短編集の中から「かえるくん、 東京を救う」「蜂蜜パイ」の2つを取り上げ舞台化したフランク・ギャラティ版の脚本(2005年アメリカにて上演)を使用。

本企画は、当初、蜷川幸雄が演出した舞台<海辺のカフカ>に続く奇跡のコラボレーション「Ninagawa ×Murakami」の第2弾として構想されながら、 蜷川の逝去で中断。2014年に蜷川が演出した舞台<わたしを離さないで>(原作:カズオ・イシグロ)の脚本を手がけ、厚い信頼を得た倉持裕が演出を後任することとなり、今回実現となった。

ベテラン俳優から若手女優に至るまで、多くの役者から絶大な信頼を得て、独自の視点で数々の話題作を手がけてきた倉持が、世界中に熱狂的なファンを持つ村上春樹ワールドをどう舞台上に描き出すか。大きな注目が集まっている。

キャストには、海外で育った背景を武器に、アジアを中心に国際的な活躍を見せる古川雄輝が主人公・淳平役を演じる。ヒロイン・小夜子役には、舞台と映像両方で女優として活躍し、現在は朝ドラ『まんぷく』でも爽やかな演技を見せている松井玲奈が決定。物語の鍵を握る「かえるくん」は、同じく村上春樹の原作舞台『海辺のカフカ』のナカタ老人役で世界各国にて賞賛を浴びた木場勝己が演じる。また実力派俳優・ 川口覚が、片桐、高槻という2役を演じるなど、3名の若く瑞々しい感性と、日本演劇界が誇るベテランとがぶつかり合うことになった。

上演は2019年7月下旬~8月中旬、よみうり大手町ホール(東京)にて。なお、愛知公演と神戸公演も予定されている。東京公演チケット一般発売は、5月11日(土)予定。

松井玲奈(小夜子役)コメント
村上さんの作品に深く触れていきたい、と思っていた時にこの舞台のお話があり、なんというタイミングだろうとびっくりしました。

震災をテーマにした作品はいつだってやるべき時にあるのだなと、感じずにはいられない作品です。

私が演じる小夜子という役には、原作には書かれていない、彼女の複雑な心情があるなと思っています。

言葉にできない感覚的な思いというのは、女性が心の中に留めがちなものだと思うので、自分なりにどう表現できるのか挑戦だと感じています。

今回始めて演出を受ける倉持さん自身もこの作品をどう表現するのか思考を巡らせていらっしゃったので、頭の中のプランがどんな風に形になっていくのかが今からとても楽しみです。

初共演の古川雄輝さんも、小夜子と沙羅の2人に優しく寄り添い見守ってくださると思います。

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