乃木坂46[ライブレポート]多彩なパフォーマンスで、大きな成長と強い覚悟をステージに描いた3期生ライブ
Pop'n'Roll 編集部
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乃木坂46が、5月9日(日)に幕張メッセ イベントホールにて<9th YEAR BIRTHDAY LIVE~3期生ライブ~>を開催した。デビュー9周年を祝う<9th YEAR BIRTHDAY LIVE>は今年2月に開催され、当初は期別ライブも実施予定であったが、新型コロナウイルスの影響で延期に。3月末に1期生・2期生の単独公演、5月8日(土)に4期生ライブ、そして5月9日(日)に期別ライブの最終公演となる3期生ライブが行なわれた。本記事では、3期生ライブのオフィシャルレポートをお届けする。
乃木坂46<9th YEAR BIRTHDAY LIVE~3期生ライブ~>幕張メッセ イベントホール(2021年5月9日)
オープニングナンバーは、3期生メンバーに初めて書き下ろされた「三番目の風」。その後、「未来の答え」「トキトキメキメキ」「自分じゃない感じ」「僕の衝動」「毎日がBrand new day」と、立て続けに3期生楽曲を披露。
ライブの冒頭ブロックはシングル表題曲を中心に構成されることが多いため、今回のセットリストはイレギュラーなアプローチとなっていた。それだけに、3期生の今回の単独公演への覚悟の強さが表れるものとなった。
ライブ中盤は、乃木坂46の歴代の歌唱衣装に焦点を当てたコーナーに。
メンバー各々が思い入れのある衣装を身にまとってパフォーマンスし、ミュージカルのような華やかさが際立つステージを構築した。
「命は美しい」「サヨナラの意味」「ハルジオンが咲く頃」など、卒業していった先輩から受け継いだ楽曲を堂々と見せるステージングは、3期生メンバーの成長が最も感じられる瞬間だった。
ライブ終盤では、4期生曲「Out of the blue」、グループの代表曲「インフルエンサー」「シンクロニシティ」などを立て続けにアクト。
本編ラストは、3期生曲「思い出ファースト」で締め括った。
アンコール1曲目では、6月9日(水)に発売する27thシングル「ごめんねFingers crossed」に収録する3期生曲「大人たちには指示されない」をサプライズで初披露。
フィナーレは、2013年7月にリリースした6thシングルであり、昨年グループを卒業した白石麻衣が初のセンターを飾った「ガールズルール」。センターポジションは山下美月が担い、渾身のパフォーマンスでファンに溢れる想いを届けた。
3期生メンバーがグループの一員となって、初めて大きなステージに立ったのは、今から約4年前に開催された乃木坂46<5th YEAR BIRTHDAY LIVE>。この4年間でさまざまな経験を積み重ね、乃木坂46の中心としてグループを引っ張っていく覚悟、そして責任感をステージ上で強く見せるようになった3期生。
前日に開催された4期生ライブは、終始フレッシュさが表れていたが、この3期生ライブはまさに成長を感じさせるステージであった。