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和田彩花、フランス映画『MISS ミス・フランスになりたい!』に応援コメント発表!「自分に基づいた“何者か”になるパワーがまぶしかった」

Pop'n'Roll 編集部

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2021.02.25
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和田彩花ら11名の著名人が、フランス映画『MISS ミス・フランスになりたい!』(2月26日(金)よりシネ・スイッチ銀座ほか全国公開)にコメントを寄せた。

同作は、“幼い頃からの夢を叶えるために男性であることを隠しながらミスコンに臨む”という、誰の目にも不可能に思える主人公の挑戦を通して、自分だけの生き方や価値観を見つけていく物語。

主人公アレックスを演じたのは、パリでユニセックスモデルとして活躍するアレクサンドル・ヴェテール。

2016年当時、男女両性の特徴を持つアンドロジナス的スタイルを提案することでも知られるジャン=ポール・ゴルチエのウィメンズのショーに出たことをきっかけに一気に注目が集まった彼は、近年では日本でも大人気となったNetflixオリジナルドラマ『エミリー、パリへ行く』(2020)にも出演。役者としても目覚ましい活躍を見せている。

また原案・監督はTVドラマを中心に多くの作品を手がけるルーベン・アウヴェス。

前作のコメディ『The Gilded Cage(仏題:La cage dorée)』(2013)は『Rotten Tomatoes』でも88%Freshの高評価を獲得。本作が2作目の劇場公開長編映画となり、俳優としても『イヴ・サンローラン』(2014年日本公開)や『あしたは最高のはじまり』(2017年日本公開)に出演、今後も活躍が大いに期待されている人物だ。

あわせて、劇中の水着審査で起こったハプニング映像シーンも解禁。

1次のステージのために控え室に戻ったミスコン出場者たちは、“急いで! 水着パレードまで3分よ”と言われ、ハンガーラックから各々自分の水着を取って着替え始めるが、男性であることを隠して参加しているアレックスは、みなのように人前で水着に着替えることができない。

困り果てた彼は会場内で人目につかない部屋を探し出し、大急ぎで替え始めるが、焦ってしまい、水着の肩紐が切れてしまう。

もちろん、そんなアレックスのピンチに会場に応援に来ていた下宿先のメンバーは気づかず、ついに彼がいないまま水着パレードは始まってしまう。

この事態にどう対処したらいいのか分からず動揺するアレックス。しかし、こっそり着替えるために忍び込んだその部屋で偶然遭遇した清掃の女性の助けを借り、なんとか舞台に合流することに成功。肩紐が切れたことを逆手に取り、見事なウォーキングを披露する。

“なぜ私がここに?”と文句を言いながらもしっかりと会場の席に陣取っている下宿先の女主人や、応援する仲間たちの熱い友情も感じさせるシーンとなっている。

コメント

和田彩花(アイドル):
自分に基づいた“何者か”になるパワーがまぶしかったです。また、なりたい“何者か”を必ずしも既存のカテゴリーに分類しないストーリーの姿勢が温かくて素敵でした。

西村宏堂(メイクアップアーティスト/僧侶):
私の価値は、私が決める。誰かに期待された自分を演じるのではなく、私が好きな自分で生きていく。私はこの映画から、自分の美しさを信じる勇気をもらいました。

遼河はるひ (タレント):
美しさとは何か。常識にあらがう揺るがない想い。自分をさらけだす強い勇気。そして怖いものなどなくなった瞬間に溢れ出た自身。この映画で光をまとった真の美しさを知り、息を呑んだ。

香菜子(モデル):
“何者かになりたい”。ミス・フランスを目指すアレクサンドラは言った。誰もがいつも思っている。私だってそうだ。でも、その意思は簡単にブレる。でもブレたところからがスタートなんだとも思う。ブレを克服した人は、美しい。

和田健太郎(ミス日本コンテスト事務局代表):
魅力とは外見の優劣ではなく、誰かが決めた通りに媚び振る舞うことではない。魅力の本質は“人を惹きつけ協働を促す”ことだ。映画が描いた夢への挑戦、仲間との絆、多様性への寛容は“こうでなければならない”と囚われてしまった人の心を解放し、魅力の感度を高めてくれるだろう。

シトウレイ(ストリートスタイルフォトグラファー/ジャーナリスト):
素敵でした! 外面を磨くことって、すなわち内面を成長させる作業でもあるんですよね。ミスフランスを目指す過程で、主人公のアレクサンドルがどんどん美しくなっていくに従って、それにともない自信もついてきて、勇気もでてきて、見た目も中身もレベルアップしてるその過程。“ままならない今”を生きてるすべての人に観てほしい作品でした。

D[di:](作家、アーティスト):
美少年アレックスを取り巻く環境が、優しくてカラフルで可愛くって素敵すぎる! こんな下宿住んでみたい! 親友クイーンとの友情、アレックスの“女気”やミスコンの最中に生まれる友情もホロリときます!

サエキけんぞう(作詞家、アーティスト):
衝撃的なラストに涙が止まらなかったのは事実です。身近なようで、何も知られていないジェンダー。超絶に楽しませてくれて、深くその問題に切り込む妥協のない表現。しかしとても暖かな温もりを残す傑作です!

生田輝(女優・声優):
夢はすべての人に平等だが、現実は常に不平等だ。この映画は、困難な夢に立ち向かう勇気をくれる。限界を決めるのはいつも自分自身なのだと教えてくれる。彼は気高く、彼女は美しかった。

小田安珠(2020ミス日本グランプリ):
私たちがコンテストに出場するのは、誰かからの評価を得るためではなく、自分は何者なのかを知るため。自分を見失ったり孤独を感じたりしながら前を向き続けたコンテスト期間、ふと気付いた応援の優しさに涙が止まらなかったことを思い出しました。

辛酸なめ子(漫画家・コラムニスト):
画面ごしにミス・フランスの特訓を受けているようで美意識が高まり、感動の涙で瞳が潤って、観るだけで内側から美しくなれる作品。

辛酸なめ子イラスト

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