芹澤優[配信レポート]ファンの存在の大切さに気づけた2020年!バースデーソロライブ開催
Pop'n'Roll 編集部
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芹澤優のバースデーオンラインライブ<Yu Serizawa 26th Birthday Live ~BLUE BLUE PARTY~ >が PIA LIVE STREAMにて12月26日に生配信された。到着した第2部レポートををお届けする。
ソロ活動がスタートして以来、毎年恒例となっているバースデーソロライブ。今年は無観客生配信での開催となったが、画面越しながらも同じ時を過ごし、記念日を祝える機会に喜びと感謝の声があふれる中、ついに芹澤優、26歳のバースデーソロライブが開幕した。
テクノポップなサウンドではじまったのは、i☆Risの3rdアルバムに収録された、芹澤優ソロナンバーにして自身が作詞を担当した「キミノカノウセイ」。実に数年ぶりとなる披露に、ツイッターでは、「思い出深い曲」と1曲目から大いに盛り上がる様子が見られた。
芹澤が前へ歩みを進めると、ステージや衣装の全貌が判明。上品なレースがあしらわれた白のトップスに、水色のフリルがたくさんついた可愛らしいロングスカートを着た、まるでお姫様のような美しい姿の芹澤優が登場した。間髪入れずに披露したのは本ライブのために制作し、芹澤が作詞を手掛けた新曲「カラクリズム」。昨年、全国8箇所16公演のツアーを共にしたバンドメンバーと共に爽やかな音色を奏でた。
続けて披露したソロデビュー曲「Voice for YOU!」が終わると、まばたきの間にセットは一転。背景一面のフリルと、大きなアーチがあしらわれたファンシ ーな空間ではじまったのは、アニメ『魔入りました!入間くん』EDテーマ「デビきゅー」。パパイヤ鈴木の振付による「デビきゅーダンス」を全身で可愛らしく表現した。
“カメラの向こう側に皆さんがいると思って届けます。惜しむことなく楽しん下さい”とコメント後、これまでの雰囲気から一転、26歳らしいちょっぴり大人なパートへと突入。まず歌ったのは「PRINCESS POLICY」。間奏では、スカートのスリットから見える、スラリと長い足がセクシーなダンスを披露した。
そして、セットはソファーやギター、家具が置かれた部屋のような空間へ。靴を脱ぎ、素足になった芹澤がソファーの上で艶やかに披露したのは、 「Wake Up, Girls!」 の「素顔でKISS ME」。可愛らしいイメージが強い芹澤の大人な歌声やパフォーマンスに釘付けになっていると、カメラワークはバンドステージへ。間髪入れずに「TRIal HEART〜恋の違反チケット〜」を歌唱した。
続いて披露する「告白」も、このライブのために制作した新曲で、芹澤が作詞を手掛けた楽曲。“今の日常から飛び出したい、という気持ちが強くて、みんなに会いたいと願う気持ちを込めたら恋の曲になった。”と語り、爽やかながらもどこか切ないバンドサウンドが奏でられた。「I LOVE YOUは伝わるのかな?」「喜ぶ顔がみたいから」「もどかしい距離も今が埋め尽くす」と、中々ファンに会うことが叶わない現状に対しての芹澤の心情が“告白”された楽曲に心打たれるのも束の間、次の楽曲へ。
“セリコとデートする準備できてますか?”とコメントすると、新たなセットが映し出される。“Seriko is NO.1 cafe”ではじまったのは、 i☆Risのライブ人気曲「YuRuYuRuハッピーデイズ」。 間奏では“今だからこそ、みんながいてくれることがどれだけ幸せが分かった”と語りながら、思わず涙を流すシーンも。直後に歌った「特別じゃない毎日もキミとならスペシャルになる」という歌詞も相まって、ファンへの愛情が、より心深くに響いていく。
そんな涙も吹き飛ばすように、パワフルなナンバー、「ハイハイハイハハイテンション」 「COMETIC SILHOUETTE」を続けて披露し、あっという間に最後の曲に。ラストは芹澤が作詞した「 Revelation」。“自分の今の想いを詰め込んだ楽曲”と語り、涙をこらえながら強く歌いきった。
アンコールに答えた1曲目は「Merry Birthday!」。バンドメンバーからの手紙に再び涙を流しながらも、幸せそうな表情で歌い上げると、ここで、重大なお知らせが。なんと、来春・2021年春に3rdシングルをリリースすることが発表された。昨年11月のリリース以来となる待望のシングルに歓喜の声が寄せられると、芹澤も“セリコソロやる気まんまんです!”と強く語った。
改めてファンへの感謝を述べると、芹澤の代表曲、TVアニメ『異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術』EDテーマより「最悪な日でもあなたが好き。」を目をうるませながら歌唱。今までのライブと同じように、コールの部分でイヤモニを外して歌う、変わらない姿が心に強く残った。
最後は「パラレルスターズ」をパワフルに披露。“いつでもみんなをあいらぶゆーちゃん!”とおなじみの台詞を元気に叫び、約1時間半に渡るライブは明るく幕を閉じた。
“2020年はみんなの存在の大切さに気づけた年”と何度も語り、4つのセットを駆使したオンラインならではのパフォーマンスや、ライブのために書き下ろした新曲の披露、そして、自身の作詞曲を中心にしたセットリストなど、芹澤のファンへのメッセージや愛情があますことなく凝縮された本公演。1月1日(金)23:59までアーカイブで視聴可能だ。