ハロプロ研修生[ライブレポート]選抜オーディション合格者達がダンス&ボーカルで魅せる!一年締めくくりの発表会 <Hello! Project 研修生発表会 2020 12月 〜光〜>ライブレポート
Pop'n'Roll 編集部
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ハロプロ研修生およびハロプロ研修生北海道による定期公演<Hello! Project 研修生発表会 2020 12月 〜光〜>が、12月19日(土)・20日(日)に神奈川・横浜ランドマークホールにて開催された。
<Hello! Project 研修生発表会 2020 12月 〜光〜>
研修生にとっては一年の締めくくりとなる本公演。全16曲となったセットリストにはハロプロ各グループの楽曲に加え、研修生発表会ならではの試みが凝縮されている。今年は新型コロナウイルス感染防止のための様々な対策が客席にもとられており、メンバーによるパフォーマンスも大人数のものはソーシャル・ディスタンス・バージョンで届けられた。
登場SEにあわせて大きなクラップが湧き起こるなか、ライブは「情熱スパークル」からスタート。パートごとに次々とメンバーがステージへ飛び出し入れ替わり、元気いっぱいな歌声で会場の熱をあげていく。続く「悪いヒト」では大人びた歌詞に負けじと攻めていくメンバー達の姿に会場から拍手がむけられた。
また、今回の公演では新人研修生である石山咲良と有澤一華が初ステージを踏んだ。ライブは新人二人による「限りあるMoment」披露へ。ハイトーンやボーカルの要所をしっかりと歌い上げる石山に、真剣なダンスの中にも嬉しくてたまらなそうな笑顔を輝かせる有澤という好対照で今後にも期待が高まる。
選抜メンバーによるハロプロ研修生ユニット(米村姫良々・石栗奏美・窪田七海・斉藤円香)も見逃せない。この日はファンキーな動きで魅せる「ミステイク」、冬のビターなラブソング「低温火傷」、そして間奏での寸劇がユーモラスな「都営大江戸線の六本木駅で」と、ブロック3曲でその実力の成長ぶりを示した。
そして、選抜オーディションに合格したメンバーによるダンス2曲・ボーカル2曲の発表コーナーへ。まずは米村姫良々・小野田華凜・西﨑美空・北原もも・江端妃咲・豫風瑠乃・植村葉純・石山咲良がダンス課題曲であるモーニング娘。'16の「セクシーキャットの演説」を披露する。印象的なセクシーポーズもさることながら、終始ハイテンポで刻まれる複雑な振り付けを研修生の奮闘を通してじっくり堪能できる貴重な機会だ。
続いてはボーカル課題曲であるGAM「Thanks!」を窪田七海・広本瑠璃の二名が情熱的に演じた(19日昼公演では石栗奏美・平山遊季が歌唱)。もう一つのダンス課題曲であるJuice=Juice「Borderline」は窪田・小野田・江端・植村・石山が担当。サビでボーダーを引くキャッチーな振り付けに加え、歌うことも意識したクールな動きで魅了する。続くボーカル課題曲2曲目は真野恵里菜の「My Days for You」。こちらは豫風が会場の手拍子に支えられながらソロ歌唱で新しい姿を見せていた(19日昼公演では中山夏月姫が歌唱)。
MCのクイズコーナーを経て、ライブは後半戦へ。今の時期こそ見せ甲斐のある「ぴったりしたいX'mas!」、そしてメンバーの大見得切りが楽しい「恋愛奉行」からパワフルな名曲「みかん」「スッペシャル ジェネレ~ション」を立て続けに繰り出して突っ走った。
ラストブロックはエアギターから大人数で会場を煽っていく「43度」、そして研修生らしく未完成さから大きな未来へと繋がっていく「Rainbow」。メンバー全員が今年の成長ぶりを遺憾なく発揮し、観客に多くの発見を残す形で2020年12月の発表会は幕を閉じた。本公演の模様は後日DVDとして発売予定。
次回の研修生発表会は2021年3月7日(日)Zepp Tokyo、3月13日(土)Zepp Nambaで行われる予定となっている。