「幻日」Aタイプ

CHERRY GIRLS PROJECT、新SG「幻日」詳細発表! 岡野ハジメ、比留間整ら参加

Pop'n'Roll 編集部

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2020.12.08
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CHERRY GIRLS PROJECTが、2021年2月9日(火)に発売する最新シングル「幻日」の詳細を発表した。

同作は、L'Arc〜en〜Cielなどを手掛けている岡野ハジメがプロデュースし、レコーディングエンジニアをLUNA SEA、BUCK-TICK、L'Arc~en~Cielなどを手掛けてきた比留間整が担当。また、新宿BLAZEでのワンマン公演時の演奏を担った、元BOØWYの高橋まこと(ドラム)、ハシグチカナデリヤ(ギター)、伊藤千明(ベース)の3人も参加する。

販売形態は3タイプに。カップリングには、コロナ禍の自粛期間中に来瞳舞夢と九瀬いむがそれぞれソロで歌唱し、YouTubeにアップしていた「君に花束を」を、各タイプに来瞳舞夢Ver、九瀬いむVer、3人(優希瞳・真志取みらい・真汐里緒)Verとして収録する。

「幻日」Bタイプ
「幻日」Cタイプ

なお、2曲とも、コロナ禍の中で生まれた楽曲となる。

メンバーコメント

「幻日」の魅力について

来瞳舞夢 :
エモくてキャッチーな楽曲が多いCHERRY GIRLS PROJECTですが、「幻日」は90年台後半のメロディのような親しみやすさを覚える歌になりました。CHERRY GIRLS PROJECTの楽曲には、“自分で死を望んだり、消えたくなったり、何かを壊してしまいたくなる”ような、自ら絶望していく歌詞や、哀愁感のある歌詞が多いんですけど、「幻日」は、“病気により生死を彷徨う状態に置かれた人が、抗えない絶望に悲嘆しながら、それでも必死に生きようとする想いを込めた”歌になっています。どんなに絶望へ身を落とそうと諦めたくない強い気持ちを描いているので、実はポジティブな歌として私たちは歌っています。

九瀬いむ:
今のCHERRY GIRLS PROJECTに新しい風を吹き込んだ「幻日」には、新メンバー3人(優希瞳・真志取みらい・真汐里緒)の歌声も初めて収録されました。この歌詞だから、この人が歌うなど、5人の歌い方の個性も見えてくる歌割りにも注目してください。

「君に花束を」の魅力について

優希瞳:
私たち新メンバー3人は、「優希瞳・真志取みらい・真汐里緒」バージョンで歌いました。「君に花束を」はとてもポジティブな歌なので、歌いながら前向きになれるし、心も温かくなります。その温かい気持ちを3人の歌声からも感じてください。

真志取みらい:
シングル「幻日」もそうですが、「君に花束を」を聴くことで、3人の歌声の特徴がより見えてくるから、そこが面白さにもなっているなと私は感じています。「君に花束を」は、自粛期間中、みんなが家に閉じ籠もってなきゃいけなかった時期、心の支えや希望を与える歌として生まれたので、この歌を聴いて少しでも明るい気持ちになってもらえたらなと願っています。

真汐里緒:
「幻日」も「君に花束を」も、コロナ禍という環境の中だから生まれた歌たちです。しかも1枚の中、陰と陽それぞれの表情を通して想いを伝えています。いつか、“あっ、こんな時代もあったなぁ”となれることを願いながら歌ったので、その気持ちも感じてください。

九瀬いむ:
「君に花束を」が生まれた当時は、CHERRY GIRLS PROJECTが2人になってしまったという現状や、コロナ禍という世の中の空気に影響を受け、私も気持ちがネガティブになっていました。そんな時期に、気持ちをポジティブにしてくれたのが「君に花束を」なんです。私は今も、この曲を歌いながら前向きな自分になれています。

来瞳舞夢:
「君に花束を」が生まれたのは、それまで当たり前にできていたライブ活動を突然奪われ、絶望を覚えていた時期でした。当時はチームのごたごたもあり、メンバーも私といむちゃんの2人だけになった頃。正直、CHERRY GIRLS PROJECTの未来が自分たちでも見えず、気持ちがどん底でした。そんな私たちの心に、「君に花束を」が持つ歌詞のメッセージや明るい曲調が光を射し、救い上げてくれました。歌詞の中に、“何かのせいにして目を逸らすほど 人は弱く無い”と記されています。私はあの頃から、今も、この言葉を教訓にしながら、今起きている出来事を誰かのせいにしたり、それを理由に夢を諦めるのではなく、自分に今できることは何かを探しながら、何があっても自分が抱いた美しい夢にしがみつこうという気持ちで日々を生きています。その気持ちも「君に花束を」を通して感じてくれたら嬉しいです。

「幻日」ポスター

取材・文:長澤智典

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