元さくら学院 倉島颯良&日髙麻鈴、出演ショートムービー『アンダー・アワー・マスクス』本日公開!

元さくら学院 倉島颯良&日髙麻鈴、出演ショートムービー『アンダー・アワー・マスクス』本日公開!

Pop'n'Roll 編集部

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2020.11.23
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元さくら学院の倉島颯良と日髙麻鈴が出演するショートムービー『アンダー・アワー・マスクス』が、本日11月23日(月・祝)に公開された。

同作は、学生時代から海外の映画祭にもノミネートされ、2019年公開作品『まく子』(西加奈子原作)にて高評価を得た鶴岡慧子監督の新作。

そのテーマは、現在進行形で人々が直面しているコロナ問題。オンラインでの授業、部活の活動休止などを経て現在の学生たちの青春はどうなっているのか、コロナの影響で友人関係は何か変わるのか、異性との向き合い方も変わってくるのか、それとも変わらないのか。そのようなさまざまな疑問を持っていた鶴岡は、まさにその“10代後半”の役者たちをキャスティングし、彼らの日常である学校生活の様子を聴きながら本作の脚本作りをしてきたという。

出演したのは、アミューズで今後注目の若手役者たち。日本一のイケメン高校生を決める<男子高生ミスターコン2018>でグランプリを受賞し、最近ABEMA SPECIALチャンネル『17.3 about a sex』でドラマ初出演をして話題になった新原泰佑は、同作で得意のダンスを披露する。

さくら学院では生徒会長を務め、現在はドラマ『さくらの親子丼 第3シリーズ』にも出演し女優として頭角をあらわしている倉島颯良は、コロナ禍で悶々とした気持ちを抱える女子高生をナチュラルに演じ上げた。

同じく、元さくら学院のメンバーで現在は舞台で活躍し、映画『さよならくちびる』で塩田明彦監督の信頼を得た日髙麻鈴は、強気で活発的な女子高生をチャーミングに演じる。

また、鶴岡監督作品『まく子』で主演を務め、子役時代から演技派で実力のある山﨑光は、オタク気質で気弱の男子高校生を素朴にコミカルに熱演している。

場面写真

コメント

新原泰佑:
人と話す時、マスクをしていると心の距離を感じる。そんなことを思う瞬間がしばしばあります。なんとなく、心を閉ざしたり閉ざされたりしているような。人と話す、接する、触れ合う。これらの事柄たちがすべて制限されたこの世界でみなさんは何を感じますか? この作品の題材は“コロナ化の高校生たち”。僕が演じた役はダンスをする少年“ニイハラ”本当にそのまんまでした。ただ今回、ダンスをするシーンがあるとなって、ニイハラという人間がなんのために踊っているかを考えた時、辿り着いた結論は、表現をする場がなくなった昨今のこの情勢の中で自分を見失わないように、ある種の自由を求めて踊っているんだと思いました。マスクとともに紡がれる4人の心を淡く俯瞰的に描いたこの作品、この時代だからこそ成り立つものだと思います。

新原泰佑

倉島颯良:
『アンダー・アワー・マスクス』は、withコロナの中で巻き起こる、高校生たちの物語です。

私は“クラシマ”という、自分を主張することもできず、やりたいこともわからないけれど、心の奥底には本心を抱えている女の子を演じました。“withコロナ”を生きる高校生を鶴岡監督がきらきらと撮ってくださり、作品を観て心地良さを感じる作品でした。

倉島颯良

日髙麻鈴:
作品の中で進んでいる時間がとても穏やかで心地よく感じました。物語を生きている彼女たちにとって今のこの状況はやっぱりイライラしたりもどかしいんですが、それがとても綺麗に見えました。ちゃんと10代を生きている彼女たちを見て、最後はほっこりした気持ちになりました。

日髙麻鈴

山﨑光:
友人や家族に会えない時期で、会いたい、話したいという想いを抱えた高校生たちの純粋な映画です。彼は外見も言葉も冴えなくて、日高さんの前で緊張してウマく思いを伝えられない、でも伝えなければならないという切羽詰まったこの想いを、勇気を出して言葉にするってこんな感じなんだろうなと思いながら演じました。モジモジしながらも日高さんに一生懸命思いを伝える必死な姿の彼を見ていただけると嬉しいです。

山﨑光

鶴岡慧子:
4名の俳優さんたちそれぞれの持ち味と輝きを大切にしながら、2020年初秋の、とある放課後を舞台に、ささやかな物語を作りました。

少女少年たちの“なんてことない戯れ”が煌めく瞬間を描きたいと思いました。

鶴岡慧子

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