田中みな実、“言葉のチカラ”を語る「小説の中の女性と同じ気分になり、同じ行動に出てしまった」『GINGER』表紙登場
Pop'n'Roll 編集部
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田中みな実が、11月21日(土)全国発売の『GINGER』2021年1月号の表紙に登場した。
同誌は、新たな環境下でコミュニケーションの取り方が多様化している今だからこそ“伝える、感じる、チカラになる 「言葉の魔法」”が重要であるとし、“Love Words”をテーマに誌面展開。
アナウンサーとして“言葉”と向き合い、そのパワーも怖さも経験してきた田中は、高校生の時に作家・江國香織の小説を読んで意識が変わったという。
“「小説を読むこと」は、「自分と対話すること」によく似ている。短編小説『おそ夏のゆうぐれ』の一節が好きで、学生のころは理解できなかったけど、本当の意味で誰かを愛した時、同じ感情がわき起こって……小説の中の女性と同じ気分になり、同じ行動に出てしまった”。その一節は、“至さんを食べたい。あなたを食べればあなたはわたしの一部になるわけでしょう?”とのこと。
また、30代の今、“言葉”の不自由さも感じているという。言葉を扱うプロフェッショナルだからこそ、“言葉に責任を持つこと”、“感情はメモ程度に”、“新しい言葉を知る、使う”を心掛け、紡ぎ出された言葉をじっくり咀嚼して、大事に育てて自身も美しく清らかな言葉の使い手になりたいと話す。
さらに誌面では江國ワールドに登場する自由で気高く、弱くて脆い部分も持ち合わせた女性たちのごとく、いくつもの表情を披露。無邪気に笑ったかと思えば、彼を追いかけるような潤んだ瞳をカメラに向けて魅了する。それはまるで、彼女自らが選んだ小説の一節を連想させるもので、読者は引き込まれてしまうこと間違いなしだ。
そのほか本誌では、柴咲コウ、坂口健太郎、石田ゆり子、宇野実彩子、白濱亜嵐、中川大志らも、“言葉のチカラ”を熱く語っている。