<映画『映像研には手を出すな!』完成報告会見>(2020年9月9日)

乃木坂46 齋藤飛鳥、山下美月、梅澤美波[イベントレポート]映画『映像研』は「私を人間にさせてくれた作品」出演者が語る今作への想い

Pop'n'Roll 編集部

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2020.09.09
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乃木坂46の齋藤飛鳥、山下美月、梅澤美波が、9月9日(水)に映画『映像研には手を出すな!』の完成報告会見(オンライン記者会見)を実施した。同イベントには、映像研の電撃3人娘を演じた齋藤、山下、梅澤のほか、“大・生徒会”の会長役の小西桜子、書記役のグレイス・エマ、本作のメガホンをとった英勉監督が登壇。本記事ではそのオフィシャルレポートをお届けする。

映画版の完成を報告できることとなった今の気持ちを聞かれた齋藤は、“ドラマが放送されてからけっこう時間が経ってしまったので、今、自分が演じている浅草みどり役を観ると、照れくさくて、恥ずかしいです”とはにかみながら回答。

山下は“延期にはなってしまったんですが、無事に公開が決まっていて、本当にホッとしています。映画も素晴らしく面白い作品になっていますので、ぜひ観ていただければ嬉しいです!”と語った。

梅澤は“この作品が世に放たれると思うと、すごくワクワクしています。完成したものを3人で一緒に観たのですが、終わった後に3人で無言で見つめ合う、とてもいい時間があったんです。これはいいものができたな、とその時に実感したので、本当にたくさんの方に観ていただきたいと思います”と自信を覗かせた。

<映画『映像研には手を出すな!』完成報告会見>(2020年9月9日)
齋藤飛鳥(乃木坂46)<映画『映像研には手を出すな!』完成報告会見>(2020年9月9日)
山下美月(乃木坂46)<映画『映像研には手を出すな!』完成報告会見>(2020年9月9日)
梅澤美波(乃木坂46)<映画『映像研には手を出すな!』完成報告会見>(2020年9月9日)

MCから齋藤、山下、梅澤の演技について聞かれた監督は“みなさん、本当にプロフェッショナルで素晴らしいんですよ。梅澤さんは、金森を賢そうに見せるのが爆発的にウマいです。山下さんは、セリフがない時のツバメちゃんが抜群にいい。ほかの人がしゃべっている時の間合いの取り方とかすごくて。齋藤さんは、もうね「ド天才」ですよ”と大絶賛。

続けて、印象深かったシーンについて聞かれた齋藤は、“けっこうワイヤーに吊るされたり、上から落ちたり、大変な撮影が多かったんですが、その中でも1番は、ドラマでワイヤーに吊るされるシーン。私が「ぐあんぐあん」しながら身を任せるので、操作してくださる方が楽しんでくれて、私死ぬのかな(笑)と思いながらもけっこう楽しくて、1番印象的でした”と大掛かりな撮影の思い出を語った。

また、ドラマ放送時からクオリティの高さが話題になっていた本作。VFXについて聞かれた監督は“VFXのシーンは何もないところで演じなきゃいけないので、心の持ちようが難しいですよね。ロボットなのに、実は風船を見上げながら「すごーい」って言っているだけなんですよ!”と撮影の裏話を告白。

それに対し梅澤は、“完成版を観た時に本当にあの場所に(ロボットが)いなかったんだっけ⁉と思うくらい艶感とかもすごいし、私たちの演技もすごくないですか⁉(笑)”と自画自賛し、会場の笑いを誘っていた。

小西桜子<映画『映像研には手を出すな!』完成報告会見>(2020年9月9日)
グレイス・エマ<映画『映像研には手を出すな!』完成報告会見>(2020年9月9日)
英勉<映画『映像研には手を出すな!』完成報告会見>(2020年9月9日)

映像研以外のキャラクターも個性豊かなことで注目されている本作で、生徒会長役をまっとうした小西もおすすめのシーンに地下水路でのVFXシーンを挙げ、“自分がVFXシーンの撮影に参加していなかったので、現実世界とアニメを作る頭の中の「最強の世界」が合わさる感じが夢のようで好きです”と、完成した映像を観て、感激したことを述べた。

続けてグレイスは、ドラマ最終話の部活動が入り乱れる乱闘シーンを挙げ、“いろんな部活が出てきて、携帯を投げるシーンがあったりして、失敗できないので、すごく緊張しました”と初の映画撮影の印象を語った。これを受けた監督は“しっかりしてるよね。撮影の時、中2ですよ⁉”と大人すぎるグレイスの佇まいに驚きを隠せない様子を見せた。

さらに、この会見に参加できなかった大・生徒会斬り込み隊長・阿島九役の福本莉子からメッセージ動画も到着。金森に圧倒されるシーンや映画冒頭での気象研究部とのアクションシーン(頭突き)で、軽いむち打ちになったことなど、裏話を話した。

最後に“最強の世界”を感じた瞬間を聞かれた齋藤は“浅草を演じて、やっと人間になってきたねと言われることが多くなったんです。私を人間にさせてくれた作品です。後輩2人との関係性もいい意味で変わったし、私の人生の分岐点になった作品でもあって、人としての「最強の世界」が切り開けたなと思いました”という“最強の回答”を披露。これには会場内で拍手が起こり、イベントは幕を閉じた。

<映画『映像研には手を出すな!』完成報告会見>(2020年9月9日)

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