マジカル・パンチライン［ライブレポート］輝く未来に向けて6人が揺るぎない決意を届けた4周年記念ライブ「それぞれの決断、そしてこの先の道を応援していただけると嬉しいです」 マジカル・パンチライン＜MAGiCALPUNCHLiNE 4th Annivasary ONLINE Live Express 〜MAGiCAL SUPERMARKET〜＞ライブレポート
Pop'n'Roll 編集部
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マジカル・パンチラインが、2020年9月5日（土）に動画配信プラットフォーム『Thumva』にて生配信ライブ＜MAGiCALPUNCHLiNE 4th Annivasary ONLINE Live Express 〜MAGiCAL SUPERMARKET〜＞を開催した。同公演は、当初、デビュー4周年を記念して3月にヒューリックホール東京にて開催予定であったが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で延期に。半年のインターバルを経て、今回生配信ライブという形で実施となった。この日、4年間の集大成といえる全曲披露を通じて、グループとしての大きな成長を見せつけたマジカル・パンチライン。同時に、初期メンバーである小山リーナ、清水ひまわり、浅野杏奈の11月3日での卒業という衝撃的な発表も行なわれ、グループとしての大きな展開を見せる内容となった。メンバーたちのグループへの想い、そして未来に向けての決意を力強く見せた本公演の模様をお届けする。
取材・文：向井美帆
開演時間になり、カメラがステージ裏を映し出す形で配信がスタート。楽屋からステージ裏へと集まった6人は円陣を組み、ステージへと勢いよく駆け上がっていった。
6人体制初であり、彼女たちにとっての1stフルアルバム『MAGiCAL SUPERMARKET』のリード曲「マジカル・スーパーマーケット」で、この記念すべき4周年ライブの火ぶたを切ると、自己紹介パートが印象的な「マジ☆マジ☆ランデブー」では沖口優奈が“今日のライブ、一緒にみんなで楽しんでいきましょう！”とカメラに向かって元気いっぱいにアピール。曲中にじゃんけんをする「小悪魔Lesson1・2・３♪」では、コメント欄が“グー”“チョキ”“パー”で溢れるなど、序盤からリモートライブならではの盛り上がりを見せた。
MCでは各メンバーが、この日のために用意された“店員さん風”の新衣装について興奮気味にトーク。続くパートでは、「謎から謎めくMystery」、「108煩悩BOMB」をはじめとするポップチューンをパフォーマンス。タオルを振り回す「ぱーりないと！！」では、“のののののの”、手を左右に振り上げる「Alright」では“ノシ”でコメント欄が溢れかえった。
4年を振り返るMV映像を挟み、歴代衣装にチェンジしてステージ上に登場したメンバーは、6人体制初披露となる「Magiかよ!?BiliBili☆パンチライン」からライブを再開。客席に降りてカメラに向かってアピールしながらパフォーマンスする6人に対して、コメント欄は“懐かしすぎる”“近くで観れて嬉しい”と、より一層、興奮に包まれていた。
その後、マイクスタンドで「リンカーネイション」「手のひらがえし」「マジック☆ガール」「ハルイロ」を立て続けに歌唱した後は、それぞれ歴代衣装に込めた思いを吐露。「パレードは続く」リリース時に沖口が着用した衣装を身にまとった吉澤悠華に対して、メンバーからは“超似合ってる！”“おっきーより似合ってるよ！”と称賛の声が。吉澤も“キラキラしたものが好きで、ずっと着たかったので嬉しいです！”と満面の笑顔を見せていた。
「Never Ending Punchline」を皮切りに7曲を怒涛のように繋いだメドレーパート、続く「パレードは続く」「マジカル・ジャニー・ツアー」では、激しいロックナンバーから美しい歌声で魅せるバラード、彼女たちの可愛らしさを詰め込んだポップなナンバーまで緩急をつけた楽曲を次々とパフォーマンス。告知映像を挟んで、「万理⼀空Rising Fire！」、「名もなきヒーロー」、「今⽇がまだ蒼くても」、「ひとかけら」など、疾走感溢れるエモーショナルなナンバーを投下すると、ここで、リーダーの沖口からマジカル・パンチラインに関する重大発表が告げられる。それは、初期メンバーである、小山リーナ、清水ひまわり、浅野杏奈の卒業であった。
“マジか……”“ショックすぎる”“まさかの発表だよ……”と、コメント欄が動揺に包まれる中、3人はそれぞれファンに感謝を伝えた後、卒業に至った経緯を語る。
小山リーナ：
約5年間、マジカル・パンチラインのメンバーとして活動してきた中で、新しいことにチャレンジしてみたいという好奇心や、もっと違う自分を発見したいという想いが自分の中で芽生え、高校を卒業する時期も迎えるにあたって、これからの自分の将来や方向性を自分の中で悩み葛藤した結果、卒業を決意しました。
清水ひまわり：
中学、高校と学校に通いながらアイドル活動をして来ましたが、高校3年生は人生の岐路。このタイミングでたくさん悩み考えた結果、もともと学ぶことが好きというのもありまして、さらに勉強に専念をして知識を増やす機会を得るために大学に進学することを決めました。
浅野杏奈：
20歳を迎えるこの年に、自分の人生を見つめ直そうと毎日考えました。悩みました。そして私は、新たなステップへ進むべくマジパンの卒業を決意いたしました。
手紙を読み上げながら丁寧にその想いを伝えようとする3人の姿に心を打たれ、コメント欄には、“頑張って！”“寂しいけど応援する”と彼女たちの背中を押すような温かい言葉が続々と投稿されていた。
続けて沖口は、“今はまだみなさんの心の中に戸惑いがあるかと思いますが、それぞれの決断、そしてこの先の道を応援していただけると嬉しいです”とし、“みなさんから愛されるグループになれるように、話し合いを進めていきますので、ファンのみなさん待っていてください”と力強くコメント。小山、清水、浅野の卒業公演が行なわれる11月3日以降、小山と浅野は芸能活動を継続、清水は芸能界からも引退。そして、マジカル・パンチラインは沖口、吉澤、吉田優良里の3人体制で活動を続けていくこととなる。
その後に披露した「Melty Kiss」、「ONE」、アンコール明けの「もう一度」では、変わらず懸命なパフォーマンスを見せながらも、堪えきれずに涙を見せる一幕も。その中でも、大粒の涙をこぼしていた吉澤に、小山や沖口などの先輩メンバーがそっと寄り添い、一緒にパフォーマンスをしている姿に、彼女たちがこれまで築いてきた絆の強さが感じられた。
さまざまなドラマを見せた4周年記念ライブのフィナーレは「これから、私！」。6人は、“まだまだまだまだこれからだから”、“大丈夫きっと上手くいくよ”という歌詞が持つポジティブなメッセージを、メンバーそれぞれが互いに届けるように歌い上げる。最後は、本人たちも“立ち位置忘れちゃった！”と告白してしまうほど、楽しく、自由にステージを楽しみ、彼女たちらしい輝く笑顔でライブを締めくくった。
最後の挨拶を終えると、会場にはスタッフによる大きな拍手が鳴り響く。“配信ライブなのに、こんなに大きな拍手をいただけるなんて”と驚く沖口。スタッフが思わず拍手をしてしまうほど、この日の6人のパフォーマンスは胸に強く訴えかけるものがあった。
グループとして大きな変化の時を迎えたマジカル・パンチライン。しかし、沖口が宣言したように彼女たちの歩みは決して止まらない。そして、現6人体制も約2ヵ月続くのだ。キラキラと輝く6人の勇姿、そしてこの先に彼女たちが切り拓いていく未来を注目していきたいと思わせてくれる4周年記念ライブであった。
ライブインフォメーション
MAGiCAL PUNCHLiNE Live Express〜NEVER ENDING PUNCHLINE〜
日程：2020年9月21日（月・祝）
会場：神田明神ホール
時間：一部 開場：13:00 開演：14:00／二部 開場：17:00 開演：18:00
【チケット】
・特典付きチケット￥10,000（税込）（ファンクラブ会員限定）※ドリンク代500円別途
〇数量限定販売
〇6shotワイドチェキ（メンバー全員直筆サイン） ※当日お渡し
〇ピクチャーチケット ※当日お渡し
〇終演後お見送り※飛沫防止パネル有り
〇撮影可能ブロック有り（カメラ・スマートフォン・携帯OK、三脚・一脚NG ※動画撮影は禁止となります）
・ライブ配信視聴チケット 前売り：￥3,500（税込）／当日：￥4,000（税込）
※イベント開催制限の段階的緩和のロードマップに従った入場可能人数の制限がある為、特典付きチケット及びライブ配信視聴チケット以外に、通常チケットの販売はございません。予めご了承ください。
【チケット受付】
・ライブ配信視聴チケット
受付期間：9月9日（水）18:00〜9月20日（日）23:59
https://thumva.com/
【アーカイブ配信期限】
2020年9月29日（火）18:00まで
ライブ配信後もアーカイブ配信として映像をお楽しみいただけます。
【チケット情報】
ライブ配信視聴 前売りチケット ¥3,500（販売期間 9月9日 18:00~9/20 23:59）
ライブ配信視聴 当日チケット ¥4,000（販売期間 9月21日 10:00~9/28 23:59)
※当日及びアーカイブ視聴期間のライブ配信視聴チケット料金は2,500円となります。
ご視聴ご予定の方は、本受付期間内（9月20日 23:59まで）にお申し込み下さい。
※お1人様1枚の購入となります。チケットの譲渡は出来ませんのでご了承下さい。