欅坂46[イベントレポート]「一生懸命歩んできた日々や笑顔に嘘偽りはない」ドキュメンタリー映画前夜祭イベント登場
Pop'n'Roll 編集部
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欅坂46が、初ドキュメンタリー映画『僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46』を9月4日(金)に公開する。それに先駆けて、9月3日(木)に<『僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46』公開記念! 前夜祭イベント中継付き上映会>を開催。欅坂46メンバー(小池美波、小林由依、菅井友香、原田葵、守屋茜、渡邉理佐、武元唯衣、田村保乃、松田里奈)と高橋栄樹監督が登壇し、東京・渋谷ストリームから全国の劇場98ヵ所128スクリーンに生中継される中、改名発表から1ヵ月半経った心境や映画への想いを語った。本記事では、オフィシャルレポートをお届けする。
東京・渋谷ストリームホールから全国の劇場に生中継されていることもあって、メンバーはカメラに向かって一言ずつメッセージを語りながら登場。
冒頭の挨拶で菅井は“台風などの心配がある地域もあると思いますが、こうして劇場にお集まりいただきありがとうございます。今日は一足先にみなさんと楽しんでいけたらと思います”と、感謝の想いを述べた。
7月16日に行なわれた配信ライブでの改名発表から1ヵ月半が経ち、菅井は“すごく大事な発表でもあったのでウマく伝えられるか心配でしたが、今は不安よりも、欅坂46としていられた時間や応援してくださるみなさんへの感謝の気持ちの方が強いです。こうして映画も作っていただき、心の中でけじめをつけられました。これを大切に取っておいて、これからは楽しい未来をみなさんと一緒に作っていきたいなという気持ちが大きいです”とすっきりした表情でコメント。
小林は“メンバーみんな、いい意味で変わったんじゃないかなと思います。前向きに、これから未来に向かって頑張っていこうという意識が前に出ている子が多いです”と改名発表後のメンバーの変化を明かし、渡邉理佐も“私も配信ライブを経て、いい意味で気持ちが軽くなったというか、すっきりして毎日過ごせています”と語った。
副キャプテンの守屋は“配信ライブの前はファンのみなさんに今の活動をなかなかお見せする機会もなかったので、これからどうなっていくんだろうという想いが強かったのですが、ライブの後はポジティブになれました”と前向きな想いを口にして、小池は“ファンの方から改名を受け入れてくれるお手紙をいただいて、私たちももっともっと頑張らなくちゃいけないなと思っています”、原田は“新しい目標というか、目指すものが見えて、ファンのみなさんともメンバーとも1つになれたのかなと感じます”とコメント。
2期生の武元も“改名を発表する時までは配信ライブのことで頭がいっぱいでしたが、菅井さんの発表で改めて実感しました。グループへの感謝の気持ちと「欅坂46の武元唯衣です」という誇りを持った自己紹介を噛み締めながら、過ごしていきたいです”と胸の内を明かした。
イベントの会場となったのは、映画にも登場するデビュー曲「サイレントマジョリティー」のMV撮影が行なわれた場所に建てられた渋谷ストリームホール。欅坂46の“原点”とも言える渋谷について、小林は“欅坂46は何かと渋谷で撮影する機会が多くて、渋谷はゆかりの地とも言える思い入れのある場所です。この渋谷ストリームも、私たちが「サイレントマジョリティー」のMV撮影をしていた時は何もない工事現場だったのに今はこんなにしっかりとしたビルが建って、それを見るたびに、こんな風に私たちもしっかり立てていたらいいなと思いますし、一緒に成長していけたらいいなと思う場所でもあります”と述べた。
また、映画の中で2ndシングルのMV撮影シーンで涙する姿が映し出されていた渡邉は“撮影当時のことは今でも鮮明に覚えているんですが、リップシーンが初めてのことでウマくできなくて泣いている映像が使われていて、改めて観るとすごく恥ずかしかったです(笑)。でも当時と比べると自分自身も成長したんだなと感じるので、そういう姿も楽しんでもらえたら嬉しいです”と照れながら語った。
さらに映画には、2期生が1期生へ初めて挨拶するところや2期生のライブパフォーマンスが収められており、田村は“昨年の東京ドーム公演の「不協和音」は、あの時は精一杯でいろいろ考えてしまっていましたが、今はあの頃と比べてたくましくなったねと言っていただけるように頑張りたい”、松田は“1期生に初めて挨拶するシーンは、改めて見ると若いというか初々しいというか……自分で言うのもなんですが(笑)、あの時はとにかく緊張していたなと思います。今は、少しは2期生たちも成長して、グループの一員として力になれているのかな”とそれぞれ控えめに語ると、菅井が“客観的に見ても、本当に成長しまくりです! むしろ遠くに行っちゃうんじゃないかと思うくらい、頼もしいですし、力をもらっています”と太鼓判を押した。
そしてイベントの最後に、菅井は“私たちの初めてのドキュメンタリー映画ということで、楽しみな気持ちと緊張も少しありますが、観てくださる方には何より、楽しんでいただけたら嬉しいです”とメッセージを寄せ、タイトル『僕たちの嘘と真実』については“私たちの不器用ながら支え合ってきた日々とか、作品にかける情熱、一生懸命歩んできた日々や笑顔に嘘偽りはないんじゃないかなと思っています”と説明。“私たちが正解を探しながら模索してきた日々の1ページ1ページを楽しんで、覗いていただけたらなと思っています。みなさんからの感想も待ってます!”と全国のファンへ笑顔で呼びかけた。
高橋監督は“彼女たちのように、感情や人となりがドンと出ているステージパフォーマンスはこれまであまり観たことがなかった。最初はライブだけでドキュメンタリーが作れるんじゃないかと思ったくらいでした。ライブを含め、2015年から2020年までどういう風に成長していったのかというところをきっちり追いかけていこうと。これは成長物語だなと思っています。やたらと刺激的なタイトルですが、秘密を暴露してやろうなどという意味で使っているつもりはありません。身近で観ていて、彼女たちは互いに支えあっているグループだなと思いました。映画から観られるそういう部分から、自分なりの真実を見つけていただけたら”と締めくくった。