大矢梨華子「ライブレポート]自身初のリリースツアー完走! 「歌を通してみなさんにありがとうとか、大好きだよってのが伝わっていると嬉しいです」
Pop'n'Roll 編集部
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大矢梨華子が、1stミニアルバム『一恋一会(いちごいちえ)』発売を記念した自身初のオンラインリリースツアー<あらめまして大矢梨華子です!>を完走した。同ツアーは、8月27日に大阪を皮切りに、名古屋、東京を巡る東名阪ツアーに。本記事では、8月30日(日)に東京:下北沢近松にて開催されたツアーファイナルのオフィシャルレポートをお届けする。
大矢梨華子<あらめまして大矢梨華子です!>ツアーファイナル(2020年8月30日)
3つのライブではそれぞれ別の企画を実施し、ツアーファイナルの東京ではアコースティック編成のライブからスタート。ピアノを事務所スタッフが担当するなど普段ではあまり観られないセッションも。
カバー曲では自身のミニアルバム『一恋一会」に絡めて木村カエラのアルバム『いちご』から「Continue」をしっとりと歌い上げた。また、アコースティックパートの最後には“ツアーの思い出ソングを作りたいなと思って作ってきました。それを作ったのが、家に帰って名古屋のアーカイブを観て、明日で最後なのか……言いたいこといっぱいあるのに、長すぎてもアレかなと思って作り出したのが23時で、なんとなくできたのが24時で……”とツアーを振り返り、言いたいことを急遽作ったという楽曲「ツアーファイナル」を披露。
“この前半戦(アコースティック編成)の気持ち、この大阪、名古屋の気持ちを心にしっかりしまいこんで、ラスト東京公演ライブしていきたい”とバンドパートへの意気込みを語り、アコースティックライブは幕を閉じた。
後半のバンドパートでは、ツアータイトルでもある“あらめまして大矢梨華子です!”と叫びながら1曲目の「響けプレリュード」からライブを開始。1曲目からアコースティック編成とはまた違った大矢梨華子のカッコいい一面を魅せる。ソロアーティストとして活動していく中での彼女の成長が垣間見えた場面でもあった。
冒頭のMCでは“3日間、大阪、名古屋とライブしてきて今日が最後で、出し切ろうと思って今日は初っ端から飛ばしてきたらもうガクガク。今日潰れる覚悟で来ました”とツアーファイナルの意気込みをコメント。
スタートから9曲を歌い上げた大矢は、“このアルバムを作りながら、どういう1枚にしようかなって、すごくすごく時間を書けて、1人で歌うようになってから1年半の時間を改めて考えることがあって、その時にやっぱり本当にファンの方に支えられてこうやってステージで歌えてるんだなってすごく思いました。いつも応援してくれるみなさん本当にありがとうございます。この瞬間がすごく幸せです”と感謝を述べる。この時、大矢の目には涙がにじんでいるようであった。
アンコールでは、配信のコメントで演奏する楽曲を決めるなどオンラインならではの施策を実施し、配信を観ているファンも楽しめるような試みを行なった。
さらにダブルアンコールを受けた大矢は“1人ひとりに言いたいことはたくさんあるんです。1人ひとりにありがとうって目の前で言いたいんですけど、今なかなか難しいなかでも、歌を通してみなさんにありがとうとか、大好きだよってのが伝わっていると嬉しいです”と思いを込めて「僕はまだ恋を知らない」を歌いきり、リリースツアーに幕を閉じた。
なお、大矢の誕生日となる10月30日(金)には東京・下北線路街空き地にて<大矢梨華子フェス>を開催。詳細は追ってHPにて発表される。