NMB48 白間美瑠[ライブレポート]多彩な表情で魅了した初のソロライブ「私なりのやり方でNMB48を引っ張っていきたい」
Pop'n'Roll 編集部
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NMB48の白間美瑠が、8月21日に初のソロライブ<NMB48 FIRST ONLINE LIVE 2020 白間美瑠~離れていても!みるみる♡~>を開催した。同公演は、本来4月28日に大阪・オリックス劇場、5月14日に東京・LINE CUBE SHIBUYAで開催予定だったが、新型コロナウイルスの影響で中止に。今回、無観客のオンラインライブとして実施された。本記事では、オフィシャルレポートをお届けする。
NMB48 白間美瑠<NMB48 FIRST ONLINE LIVE 2020 白間美瑠~離れていても!みるみる♡~>
白間の力強くも透き通った歌声が会場に響き渡る。ソロ曲「僕は愛されてはいない」を冒頭からアカペラで歌唱するというオープニングは、彼女にとって強力な武器の1つである歌唱力を最大限に生かした、攻めの演出だ。
白間が立っているのはステージではなく、客席のフロア。彼女の両サイドには、無造作に積み重ねられた椅子。いつしか中央にも複数の椅子が置かれ、時にはその椅子の上を歩き、時には寝転びながら歌う彼女から醸し出される色気にゾクゾクしたファンも多かったことだろう。
4曲目でステージに立った白間は、NMB48のニューシングル「だってだってだって」にカップリング曲として収録されているソロ曲「イケナイコト」をフルサイズで初披露。“みなさん、どうでしたか?”と問いかける。有観客なら“最高!”などという声とともに大歓声が上がるはずだが、無観客ライブゆえ、会場はシーンとしたまま。白間は手を耳に当て、カメラの向こうのファンの声が聞こえたかのように“うんうん”と頷き、“この曲は、危なっかしさに憧れている女の子の曲で、大人っぽくてセクシーなダンスになっています”と解説。さらに“今回のライブはいろんな美瑠を観ていただけるように、たくさん詰め込みましたので、みなさんしっかり、みるみる♡してください!”と、見どころを紹介した。
“カッコよくて、セクシーな美瑠の後は、可愛い美瑠が観たい!”。そんなファンの期待に応えるかのように、ステージの上手側に現れた「みるるんの部屋」から、部屋着ふうの衣装に着替えた白間が、「なめくじハート」、「天使のしっぽ」、「わるるん(わるきー)」を続けてパフォーマンス。猫耳をつけた“ねこるん”は、誰もが飼いたくなるキュートさが溢れていた。
白間がパソコンを開くと、可愛い後輩の塩月希依音からのVTRメッセージ。白間美瑠のグッズを身に着け、“美瑠さんのことが大大大好き!”と愛を伝える塩月に、白間も“けいとちゃん、可愛いすぎ!”と大喜び。
さらにZoomでリアルタイムに繋がったのは、ライブを観ていた加藤夕夏と横野すみれ。加藤は“みんなのハート、根こそぎ持って行ったやん”、横野も“ハートを奪われました~”と、メロメロ状態。ここで白間は“ちょっと着替えてくるから、あとは2人に任せた!”と言って、ステージを去っていく。着替えの時間を繋ぐ大役を担うこととなった加藤と横野が新曲の感想や、白間の好きなところなどを語っているところに、着替え終わった白間が“帰宅”。“うーちゃん(加藤)、ごはん行こうな♡、すーちゃん(横野)、愛してるで♡ありがとう! またね~”と、感謝を伝えた。
そして、再びZoomで繋がったのは、出演募集に当選した幸運な8人のファン。1人ひとりと会話をした白間は、“みなさんの声を聴いて、お顔を見れて、ほっこりしました。次の曲は大好きな大切なみなさんに向けて、気持ちを込めて歌いたいと思います”と、「離れていても」を熱唱。“今は離れていても次に会える時がとっても楽しみです”と、メッセージを送った。
今度はステージの下手側に移動して、ベッドの前や、ベッドに横たわりながらパフォーマンス。黒のガータベルトがセクシーさを増長させる。ところが、セクシーみるるんは、ここからが真骨頂。カーテン越しに生着替えを披露した後、「まさかシンガポール」の曲中に“暑いから脱いじゃえ~”と、白のミニワンピースを脱ぎ捨て、キャミソールにショートパンツの夏らしい薄着姿に。「ナギイチ」、「ドリアン少年」を歌い、本編を終えた。
アンコールのMCで、“私はステージで歌って踊って、ファンのみなさんに笑顔になっていただけることが、私にとって幸せなことだったんだなぁって実感しました”と、コロナ禍で感じた想いを打ち明けた白間。さらに“先日、同期の吉田朱里ちゃんが卒業発表をして、NMB48で(私が)最後の1期生となっちゃいましたね~。いつの間にか1番先輩になっていて、たくさんの可愛くて素敵な後輩が増えたので、今まで以上に気合いを入れていこうと思っています。私はNMB48の太くて強い大黒柱になって、後輩メンバーが不安や心配を感じずに、堂々と前を向いて突き進んでいけるように、私にしかできない私なりのやり方で、大きな背中を見せて、NMB48を引っ張っていきたいと思います!”と、新たな決意を明かした。
“最後はみんなでワロタ、ワロタと大きな笑顔で終わりましょう!”と、「ワロタピーポー」を自らも最高の笑顔で届け、これで終演かと思いきや、Wアンコールが発動。2回目の歌唱となる「らしくない」で、初のオンラインソロライブを締め括った。
10月でデビュー10周年を迎える白間美瑠の物語は、まだまだ続いていく。