【対談後編】寺嶋由芙×ミキティー本物（二丁目の魁カミングアウト）｜現在のアイドルシーンへの想い「運営とアイドルが公平じゃない様子が見えると、悔しい気持ちになる」寺嶋由芙×ミキティー本物（二丁目の魁カミングアウト）対談後編

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大事なタイミングでミキティーにお願いできたらヲタクも喜んでくれると思った（寺嶋）

――寺嶋さんの「わたしになる」はミキティーさんが振り付けを担当したとおっしゃっていましたが、これは寺嶋さん自身がミキティーさんにお願いした形なんですか？

寺嶋：
そうです。

ミキティー本物：
そうなの!?

寺嶋：
そうだよ！　“（マネージャーさんに）ミキティーがいいです！”ってお願いしましたもんね？

ミキティー本物：
えっ、嬉しい！

寺嶋：
それまでもタイミングを見計らってはいたんですけど、なかなか合わなくて。1stアルバムの表題曲ということもあり、そういう大事なタイミングでミキティーにお願いできたらヲタクも喜んでくれるんじゃないかなって思って、振り付けをお願いしました。

――振り付けはどういうイメージで付けたんですか？

ミキティー本物：
それまでの由芙ちゃんの曲の振り付けもすごく好きなの。すごくいいから、振付師としての自分はそれにすごく嫉妬してた（笑）。由芙ちゃんがソロになるっていう時にチェックしてて、“由芙ちゃんに振り付けしたかったなぁ”って思ってたの。その後、大型アイドルフェスに出た由芙ちゃんのステージを観に行って。そしたら「#ゆーふらいと」を観ていた時に泣きそうになっちゃって。幸せな気持ちでいっぱいになって、あったかい気持ちになって思わず涙が出ちゃうような、そんなイメージだったの。だから、「わたしになる」だけじゃなくて、由芙ちゃんの曲の振り付けをする時は、あの時感じたイメージを込めて振り付けするようにしてる。お客さんが一体になれるような振り付けを考えるようにはしてるかな。

寺嶋：
「わたしになる」のサビの手を伸ばす振り付けはみんな一緒にやってくれるので、ステージから見て、とても素敵な景色だなっていつも思ってます。このアルバムが出るまでけっこう大変だったので、その自分の思い入れもそうだし、ヲタクも待っていてくれていた分、期待値が上がってしまっていた部分もあったと思う。その期待に「わたしになる」の振り付けで応えられたような気がして、非常に助けられました。

ミキティー本物：
由芙ちゃんの曲や歌詞、振り付けって、すべてが由芙ちゃんに綺麗にフィットしているイメージなの。どの曲も1回聴いただけで、ピタッとハマってくる感じがするからすごく好きなんだよね。その分、振り付けを付ける時はすごくプレッシャーを感じてた。

――「ゆるキャラ舞踏会」の振り付けもミキティーさんなんですよね？

寺嶋：
そうです！

ミキティー本物：
ああいう振り付けをやるのは初めてだったから、よく分からなかった。

寺嶋：
“ゆるキャラも踊れる曲でお願いします”ってお願いして（笑）。でも、あの曲を今は全国のゆるキャラたちがキャラクターイベントで踊ってくれてるんだよ！

ミキティー本物：
超嬉しい！