【対談中編】寺嶋由芙×ミキティー本物（二丁目の魁カミングアウト）｜私のアイドル人生「今世は、アイドルをやるために生まれたと思ってる」寺嶋由芙×ミキティー本物（二丁目の魁カミングアウト）対談中編

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私もミキティーが最後の砦感あるから（寺嶋）

――おふたりとも長い間、アイドルシーンを走り続けて来ていますよね。

寺嶋：
確かに、よくぞ2人ともここまで続いてるよね、エラい！

ミキティー本物：
しかも、いまだに由芙ちゃんとはたくさん関わりがあるしね。由芙ちゃんはね、ずっと仲良くしてくれる子だから嬉しいの。

寺嶋：
うふふふふ。

ミキティー本物：
由芙ちゃんがソロになってから初めて私に振付を頼んでくれた時はめっちゃ嬉しかった。

寺嶋：
「わたしになる」だよね。アルバムのリード曲です。

――あの曲は振り付けを含め、世界観が美しいですよね。

ミキティー本物：
その振り付けの話をいただいた時はめちゃくちゃ嬉しくて。“また由芙ちゃんと関われる”って思ったら、それがすっごく嬉しかったんだよね。由芙ちゃんは、アイドル活動を同じくらいの時期に始めたけど、私の中での由芙ちゃんのイメージは“THE・アイドル”だったの。

――わかります。

ミキティー本物：
今のアイドルって、なんだかどこか人間臭さが見えるじゃん。でも、由芙ちゃんはね、人間じゃないと思う。

寺嶋：
あはははは（笑）。シャキーン！

ミキティー本物：
本当に人間らしさゼロだから。

寺嶋：
え～ほんとに（笑）？

ミキティー本物：
振り付けとかで2人きりとかになる瞬間があるから、由芙ちゃんの人間らしさを絶対に暴いてやろうと思ってたの。3回くらい密室で2人っきりになったんだけど、一切ボロが出てこないの。ずーっと寺嶋由芙のまんまなんだよね。私の中で“裏も表もアイドル”っていうのが寺嶋由芙っていうものだと思ってる。その部分はめちゃくちゃ尊敬してる。だから、由芙ちゃんのファンは安心だと思う。由芙ちゃん自身がずっとこのままだから、安心して好きでいていい人なんだなって。

――確かに、アイドルファンの中では、ヲタクとして一番最後に行きつくのが寺嶋由芙かNegiccoかと言われているそうです。

ミキティー本物：
超わかる！　そういうことだよね！

寺嶋：
そう言ってもらえることがここ1年くらいで特に増えたんですよね。ここ最近、グループの解散とか卒業とかが多かったから、それを含めてヲタクたちからは“最後は由芙ちゃんだな”って言われるんですよね。でも、最後に来る前にもちょっと寄り道して私のところに来てくれてもいいんだよっていう気持ちもあります（笑）。でも、ありがたいことですよね。

ミキティー本物：
由芙ちゃんにはアイドルをずっと続けてほしい。

――途中、寄り道をしても最後は由芙さんのところに来るっていうのは、それだけ由芙さんがアイドル活動をずっと続けてくれそうだという希望があるからですよね。

寺嶋：
そう。辞めないと思われてる！

ミキティー本物：
辞めないでよ！

寺嶋：
私もミキティーが最後の砦感あるからね。ここ大事ですよ。

ミキティー本物：
私、辞めないもん。

寺嶋：
お、頼もしい！