DESURABBITS[ライブレポート]家をライブハウスに⁉業界初の試み満載のオンラインリモートライブ開催

DESURABBITS[ライブレポート]家をライブハウスに⁉業界初の試み満載のオンラインリモートライブ開催

DESURABBITS[ライブレポート]家をライブハウスに⁉業界初の試み満載のオンラインリモートライブ開催

DESURABBITSが、、7月26日(日)にTSUTAYA O-WESTにて、無観客生配信ライブ<DESURABBITSオンラインリモートLIVE @TSUTAYA O-WEST>を開催した。この公演では、本来持っているライブ感を損なうことなく、今の時代に即した“新しい配信リモートライブの楽しみ方”にチャレンジ。本記事ではさまざまな工夫を施し、視聴者参加型配信ライブとなった本公演オフィシャルレポートをお届けする。

撮影:Mana Hirai
取材・文:長澤智典

本公演の最大の魅力となったのは以下のメニューを用いた“視聴者参加型”配信ライブ。

1:家にいながら“拍手”、“歓声”などを会場へ。スマホ画面を押したタイミングで会場に声援を送れる『リモートチアラー』アプリ。
2:ライブの音、歓声が生まれる度にLEDが光輝く『感音LEDライト』を組み混んだファンからの『メッセージパネル』が客席フロアを彩る。
3:ファンが『Zoom』で家からリモート声援、MC中の企画に参加。
4:事前に編集準備した、ライブならではのお客さんの声援を音楽と同期し、無観客ながらオーディエンスの歓声、コール、MIXが会場に溢れる。
5:ライブならではのコール文字を含めたVJ動画をスクリーンに映す。


もともと今回の公演は、観客を迎えたワンマンライブを行なう予定であったが、今は、観客を招いてライブを開催するのがとても難しい環境にあるため、“配信ライブで何ができるのか? 楽しめるのか?”とメンバーたちはいろんな知恵を絞り出し、その中から“こういう形を取り入れたい”と選んだのが、音楽業界では初導入のシステムも用いたライブ配信という形であった。

『リモートチアラー』DESURABBITS 無観客生配信ライブ<DESURABBITSオンラインリモートLIVE @TSUTAYA O-WEST>
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『リモートチアラー』DESURABBITS 無観客生配信ライブ<DESURABBITSオンラインリモートLIVE @TSUTAYA O-WEST>
『メッセージパネル』DESURABBITS 無観客生配信ライブ<DESURABBITSオンラインリモートLIVE @TSUTAYA O-WEST>
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『メッセージパネル』DESURABBITS 無観客生配信ライブ<DESURABBITSオンラインリモートLIVE @TSUTAYA O-WEST>

DESURABBITS 無観客生配信ライブ<DESURABBITSオンラインリモートLIVE @TSUTAYA O-WEST>

ライブの冒頭を飾った「卒業少女-未来絵-」から、会場中に鳴り響く爆音とシンクロするようにフロアのメッセージパネルが終始点“Oi!”の文字が映し出される度、その文字に合わせ“Oi!”という歓声が響き渡り、DESURABBITSはいつものライブと同じような空間に作りあげていった。メンバーたちの目の前に設置したモニターに映し出される『Zoom』で参加している人たちも、1人ひとりがフロアの最前線にいる気持ちでメンバーらに熱い視線を注いでいた。

今回導入された『リモートチアラー』は、スマホにアプリをインストールしたファンたちが、MC中のメンバーの呼びかけに合わせ、シーンボタンを押すと、音声を会場に流せるシステム。実際にMCでは、KARINの“今日の衣装はどうですか?”の問いかけに“いいね‼”の声がこだまし、メンバー紹介の時も、観ている人たちがスマホを連打するたびに各メンバーの名前を呼ぶ声が場内中に大きく響く。視聴者も『リモートチアラー』を用い、参加型ライブだからこその一体感を楽しんでいた。

序盤のブロックでは、DESURABBITS流の令和時代をサバイブしてゆく生き方を高らかに歌った「Rayword」、激しいロックビートに乗せメンバーが可愛く跳ね続けた「うさぎのきもち」を披露。この曲の合間でも、手を振り上げるメンバーらの姿に合わせ“Oi!”コールが同期する。「アイドル STAR WARS」では“MIX”の絶叫が飛び交う中、そのコールに答えるようにメンバーたちも愛らしさ満載でパフォーマンスしていた。

DESURABBITS 無観客生配信ライブ<DESURABBITSオンラインリモートLIVE @TSUTAYA O-WEST>
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DESURABBITS 無観客生配信ライブ<DESURABBITSオンラインリモートLIVE @TSUTAYA O-WEST>

この日は、さまざまなリモートライブの楽しみ方を用意しており、序盤のMCでは、メンバーのスクショ撮影を実施。その写真を付け、“SNSを通して、今現在ライブ配信していることを拡散して”と観ている人たちに依頼。これも、オンライン生配信ライブだからこその有効的な宣伝方法だ。

ほかにも、DESURABBITSがYouTube上にアップしているファストポップナンバー「put on the mask」の振りに合わせ、『Zoom』参加者を筆頭に、配信ライブを観ている人たちと一緒に“みんなと一緒に踊ってみよう”も。「リクエストコーナー」では、『Zoom』に参加している人たちから“今からライブで聴きたい楽曲のリクエストをボードに書いて”と、その場で公募。その中で1番多った「うさぎのダンス」をガチで歌うことに。その場でリクエストに答え歌うスタイルも、生配信ライブならではとなっていた。フットワーク軽く臨機応変に対応できる力を持ったDESURABBITSだからこそできるオンラインライブらしい楽しみ方であった。

中盤には、メドレーコーナーを用意。「うちゅちゅ」~「怪獣アンポンタン」~「Don’t think, Feel!」~「2nd Atteck」とDESURABBITSらしい激しいキャラポップな楽曲を連歌すれば、フロアに降り、メッセージパネルを前でパフォーマンス。常に、ファンたちとの一体感を共有したいメンバーたちの想いが、そのステージングにもしっかり反映されていた。

DESURABBITS 無観客生配信ライブ<DESURABBITSオンラインリモートLIVE @TSUTAYA O-WEST>
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DESURABBITS 無観客生配信ライブ<DESURABBITSオンラインリモートLIVE @TSUTAYA O-WEST>
DESURABBITS 無観客生配信ライブ<DESURABBITSオンラインリモートLIVE @TSUTAYA O-WEST>
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DESURABBITS 無観客生配信ライブ<DESURABBITSオンラインリモートLIVE @TSUTAYA O-WEST>

最新シングルの「一瞬で」を披露。可憐でドラマチック、哀切さと情熱を抱いた楽曲に、誰もが熱い視線を送っていた。“「一瞬で」気に入っていただけましたか?”の呼びかけに、『リモートチアラー』を用い数多くの人たちが“いいね!”のシーンボタンを連打。フロア中に“いいね!”の声が響き渡っていた。

ここから大きく羽ばたいてゆくメンバーたちの想いを宣言した「Magic of Butterfry」を通し、DESURABBITSは強い意志も示していった。

終盤は、ポップなのに破壊力満載な「恋する季節」、「デスラビッツ軍の七ケ条」。そして、キラキラ弾け飛んだ「お祭りJAPAN」と3連続でドロップ。ライブで熱狂を生み出す曲たちを次々届けることで、観ている側も騒ぎたい衝動を、モニター越しにメンバーへとぶつけていた。「お祭りJAPAN」でモニターに投影した“大好きだよー”、“俺もー”のやり取りは、いつものライブで行なう想いを交わし合うコール&レスポンスを、DESURABBITSはしっかりと再現。モニターいっぱいに“俺もー”の文字が出た瞬間、“俺もー”と家で声を張り上げていた人たちも、きっといたに違いない。

最後に、メンバーの今の気持ちを歌にした新曲の「アイコトバ」をプレゼント。疾走する和風スタジアムロック曲に乗せ、DESURABBITSは、自分たちも進化し続けるから、また未来でみんなと逢おうとメッセージを送った。これからもファンたちと一緒に歩み続けるDESURABBITSにとって「アイコトバ」は、ライブで欠かせない“未来への合(愛)言葉”を綴った新しいアンセムになりそうだ。

DESURABBITS 無観客生配信ライブ<DESURABBITSオンラインリモートLIVE @TSUTAYA O-WEST>
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DESURABBITS 無観客生配信ライブ<DESURABBITSオンラインリモートLIVE @TSUTAYA O-WEST>

8月には、5ヵ月ぶりに直接観客と触れ合えるイベントにも参加するとはいえ、まだまだ一緒に熱狂を分かち合うのは難しい環境となっている。だからこそ、今回DESURABBITSは、オンラインでも、お家からでも楽しめるリアルに最も近い、臨場感がある新しいライブ配信の楽しみ方を提示した。

SNS上でも、“リアル現場だと声を出せなかったり規制が多いけど、コロナ以前に近い体験ができた”、“オンラインリモートライブながら一緒に参加してる感があってすごく楽しめた”、“ライブ会場みたいに部屋が熱いよ~!”、“無観客とは思えないパフォーマンスだった”、“リモートの感覚がないくらい盛り上がれるライブだった!”などの反応の書き込みが数多く見られたように、これが今後のスタンダードなスタイルになっていくのだろうか。

この日のDESURABBITSは、熱狂を肌で感じるのみならず、その熱を、観た人たちがメンバーへ遠隔リモートでも返せるライブの楽しみ方を示していたのは間違いない。

DESURABBITS 無観客生配信ライブ<DESURABBITSオンラインリモートLIVE @TSUTAYA O-WEST>
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DESURABBITS 無観客生配信ライブ<DESURABBITSオンラインリモートLIVE @TSUTAYA O-WEST>

DESURABBITS 無観客生配信ライブ<DESURABBITSオンラインリモートLIVE @TSUTAYA O-WEST>

7月26日(日)
TSUTAYA O-WEST

「卒業少女-未来絵-」
「Rayword」
「うさぎのきもち」
「うさきのダンス」(リクエスト曲)
「アイドル STAR WARS」
「でも、逃げんな」
「put on the mask」
メドレーコーナー
「うちゅちゅ」~「怪獣アンポンタン」~「Don’t think, Feel!」~「2nd Atteck」
「一瞬で」
「Magic of Butterfry」
「恋する季節」
「デスラビッツ軍の七ケ条」
「お祭りJAPAN 告白Night」
「アイコトバ」

▲<DESURABBITSオンラインリモートLIVE @TSUTAYA O-WEST>(期間限定アーカイブ視聴)

▲DESURABBITS「一瞬で」MV

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