26時のマスカレイド［ライブレポート］新体制5人で開いた“ニジマス維新”の扉「何にも染まらずにいつまでも 君は青のままで」26時のマスカレイド＜新メンバーお披露目無観客ライブ＞ライブレポート

“ニジマス維新”を掲げるオープニング映像が流れ、新メンバーお披露目無観客ライブの幕が開くと、2016年のデビューライブで初披露した「B dash!」から勢いよくライブをスタート。結成当初から人気のポップなナンバーで開始早々から配信画面を越えて、ファンの元へ”B dash!”。5人は想いが止まらない生き生きとした笑顔を輝かせていた。

5人の新体制は言わずもがな、この日のライブでは真っ白なロング丈の新衣装も初お披露目。足元から夏を感じさせるサマーサンダルを身につけた彼女たちが届ける「ちゅるサマ！」の一足早い夏の高揚感は格別であった。

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自己紹介を兼ねたMCで、江嶋が中村に“初ライブはどうですか？”と尋ねると、中村は“楽しいです！”と即答。ライブのタイトルにもなっているとおり、新メンバーの中村果蓮にとって初めてのステージとなったこの日だが、緊張感にも負けることなく、約1ヵ月で仕上げたとは思えないクオリティのパフォーマンスを披露していた。

そんな中村がイントロの語りをビシッと決め、「ハナイチモンメ」からライブを再開。エモーショナルなメロディを歌い上げた「GoWay」には、“ニジマス維新”を皮切りにこの5人でさらなる未来を切り拓く確固たる想いが込められているようであった。途中、江嶋と吉井が絶妙なハモリで酔わせ、視聴者の心を鷲掴みに。中村にとって「GoWay」は、6月21日の＜新メンバー発表ライブ＞にてファイナリストAチームとして披露した楽曲。しかし、当時は森のパートを担当しており、この日はそれとは異なるパートでパフォーマンス。にも関わらず、6月21日よりもさらに力強いステージングを魅せていたのが印象的であった。

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配信チームの緻密なカメラワークがメンバーの繊細な表情を捉えていた「ゼンキンセン」のあとは、新メンバー・中村について深堀りしていくコーナーへ。プロフィールに軽く触れたのち、全50問の“中村果蓮一問一答クイズ”でまだ知られていないパーソナルな一面を公開していく。好きなことや趣味だけではなく、“1日だけニジマスメンバーになれるとしたら？”や“メンバーを彼女にするとしたら？”などにも答え、和気藹々としたトークを展開。ちなみに、中村はなりたいメンバーには“隣を歩いているだけで自慢できる可愛さを持っているから”と吉井を、彼女にしたいメンバーには“ふとした瞬間が女の子！”と来栖を、それぞれセレクトしていた。

トークコーナーのあとは、新体制初となる新曲「君は青のままで」をサプライズ披露。森による“いつの日だったかはちょっと忘れちゃったけど”という台詞から始まる、夏を感じさせる爽やかなナンバーとなる同曲は、中村に向けたメッセージソングと紹介されていたとおり、“がむしゃらにもっと駆け出して　すべての希望に飛び込んでいけ”、“何にも染まらずにいつまでも　君は青のままで”という前向きな歌詞も印象的であった。

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続く「シルクハットパレード」では、来栖のパートである“君の心を頂戴します”を中村も歌ってしまうキュートなミスも。その後のMCではそれを全員で笑い飛ばし、これまでのニジマスと変わらないメンバーたちの厚い信頼関係を垣間見せた。

＜新メンバーお披露目無観客ライブ＞のラストスパートは、ニジマスの夏に欠かせない絶対的キラーチューン「ハートサングラス」。イントロでは、彼女たちの大切なライブの象徴でもある江嶋による“夏の主役はニジマスだー！”が炸裂。新メンバー加入により例年よりもさらに熱いニジマスの夏になることを宣言してから、5人はハートウォーミングな「心から」で“ニジマス維新”の第1歩となる記念すべきライブを締めくくった。

ラストは重大発表として、新レーベル『Bathroom Records』を設立し、この日初披露した「君は青のままで」を7月29日に配信限定シングルとしてリリースすること、同曲が日本テレビ系『バズリズム02』8月エンディングテーマに起用されることをアナウンス。

最後のMCで“緊張する〜”って言ってほしかったと先輩メンバー4人が口を揃えるほど、初お披露目とは思えない安定感とポテンシャルの高さを見せた中村果蓮。パフォーマンス中の表情にはまだ少し硬さが残るものの、メンバーとのアイコンタクトの際に見せるくしゃっとはにかむ笑顔の破壊力は抜群。また、来栖、吉井、江嶋、森が中村に贈る温かい目線も新鮮であった。

現在のアイドルシーンを鰻登りならぬニジマス登りしている、26時のマスカレイド。この日、彼女たちが開いた扉の先にはどんな景色が広がっているのか。また、進んだ先でどのようなパフォーマンスを魅せてくれるのか。さらなる高みを目指す5人の活躍に注目していきたい。

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