里咲りさ＆ノトフ（東京アイドル劇場）対談｜日本一健康的なアイドルプロジェクト始動「幸せな形でアイドルになれる場を作りたい」里咲りさ＆ノトフ（東京アイドル劇場）が語る「Girls Live Project」の可能性

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映画館のように、いろんな作品をやっているというイメージ（里咲）

――現在所属しているメンバーは何人ですか？

ノトフ：
これも言い方が難しいんですけど、所属っていう概念もなく、僕の中ではキャストなんですよね。事務所に所属している子もいれば、フリーで活動している子もいる。別のアイドルグループに所属していて、GLPに出られる時だけ出演しているっていう子もいます。そんな感じで、全員集めると8人ですかね。

里咲：
撮影では、その中の6人と会いました。

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――実際に話してみて、イメージがわいてきたりしましたか？

里咲：
そうなんですよ。それまでに公演とか曲とか作っていたんですけど、会ってみたら、なんかちょっと違うかもって思って、全部書き直しました。

――会うまではどういうイメージを持っていたんですか？

里咲：
もう少し固いイメージ。東京アイドル劇場の中のコンテンツだし、劇場っていうイメージがあったので。だけど、みんな、経験やスキルがカッチリあるわけではなく、“素材”っていう印象を受けて。やっぱりアイドルというパッケージで、もう少し柔らかく、明るくて楽しくて、ウマくなくても観ていてワクワクできる幅のある曲を作りたいなって思いました。

――曲調はどういう感じですか？

里咲：
今作っているのは、ミュージカルっぽい曲で、それをアイドルに落とし込もうとしています。

――歌い手が何人かいるので、歌い方の方向性を決めるのは難しいのではないかと思いました。

里咲：
そうなんですよ。そこがすごく難しくて。今回は、事前に歌唱人数や公演の登場人数を決めて、この子はこの色とか、頭の中でキャラクターを色分けしながら作っていきました。だから、今後、人が毎回変わっても対応できるようにはなっています。

ノトフ：
こういう作り方は、アイドルというジャンルでは聞いたことないですよね。

里咲：
でも、まとまりとか熱を出すのは難しいかなと思っていて。やっぱり個人に入れ込んだ方が熱狂は生まれやすいじゃないですか。人ではなく、公演自体に熱が生まれるためには、プロデュースをする私たちも相当努力しないといけない。

――最初の公演には、何曲用意するのですか？

里咲：
6、7曲です。私、東京アイドル劇場のコンセプトを聞いた時に、映画館みたいだなって思ったんですよ。映画館って、いろんな作品が上映されているじゃないですか。ホラーがあったりとか、ラブコメがあったりとか。GLPも映画館のように、いろんな作品をやっているというイメージです。30分で1つのストーリーになるように……別に物語同士がつながっている必要はないけど、6、7曲でちゃんとパッケージングされている公演にしたいなと。

――きっちりと構成された公演になりそうですね。

里咲：
だから、あんまりセトリを組み替えられないんですよね。私自身は、ライブ中に『るねるねるね』を作ったり、客席に降りて全員でだるまさんがころんだをしたりとか、そういう面白いことをやって話題を作って、熱を生み出してきたんですよ。その中で、曲も気に入ってもらって、さらに好きになってもらったということもあります。でも、GLPはそういう泥臭い方法ではないことがコンセプトなので、それは私にとって初めてのことで興味があるし、挑戦になります。たぶん、私が知らない熱の出方をすると思う。ただ、実際、最初は女の子個人のファンが増えていって、熱が出てくるんじゃないかと。

――アイドルは、どうしても個人にファンがつきやすいですよね。

里咲：
GLPでも、最初はどうしても人をピックアップすることになるんじゃないですかね。徐々に大きくなっていくうちに、作品自体も評価されていくというのが自然な流れかと思います。