あゆみくりかまき［インタビュー］変化を武器に燃やすHAPPY ROCKの魂「あゆくまなら、新しいものが作れる。そういう意味で、今、すごくわくわくしている」無観客生配信ライブ＜みんなと作るHAPPY ROCK LIVE＞インタビュー

ポスト

毎回、プレッシャーがすごいあります（あゆみ）

――事前に歌割りが決まっていないということは、3人ともレコーディングでは全部歌って、あとから決めていく感じなんですよね。

まき：
そうです。（プロデューサーやディレクターに）ディレクションしてもらいます。あゆくまは、ずっとそういうやり方です。モーニング娘。さん方式です（笑）。「Grateful」は、最初から“まきパート”“あゆみパート”“くりかパート”がありましたけど。そんなの、めったにありませんね（笑）。

あゆみ：
あの……私は“歌うたい”なので、毎回、プレッシャーがすごいあります。

――それは、グループの中での自分の立ち位置に対する責任感が強いということなのでは？

あゆみ：
そうなのかもしれません。

まき：
これまでは、私が最初ってことが多くて。だから2人の歌の出来とか、歌っている時に指示された内容をほとんど知らなかったんです。「夢の続き」では最後に歌って、2人の歌がプレッシャーになるんだってことを初めて知りました。

くりか：
確かにくりかもけっこうあります。前に歌っている人の歌声を聴くだけで、プレッシャーを感じてしまったり……。

――まきさんのように、そこを乗り越えて作品を作ることが、グループの成長につながるんでしょうね。

まき：
今回、2人の気持ちがわかりましたよね。これまでは、私は最初にがぁ～っと勢いよく歌っていましたけど、2人はこういう気持ちを持っていたんだなって。

――7年目にしてまた新たな発見があるというのも素晴らしいことだと思いますよ。

まき：
そうですね。「夢の続き」は自分たちのストーリーを歌っている曲なので、余計に……。

――確かに“何度でも立ち上がるよ”というフレーズなどは、グッときますね。歌詞といえば「ビリーでGO！」も、“ライブハウスは無敵だよ”という歌詞とか、今のご時勢にとても響きますね。この曲はMVが公開されていますけど、ああいう風に3人が並んでレコーディングしたんですか？

まき：
そうです。3人で一緒に歌うというやり方は初めてでした。3人で円になるような感じで歌いました。一緒に歌うとお互いのバイブスが伝わってくるので、3人が別々のブースで歌うのとは、絶対に違うものになったと思います。あゆくまのバイブスを感じてもらえる曲になったと思いますね。

くりか：
3人で一斉に録ることも初めてでしたけど、レコーディング中の映像を撮るというのも初めてだったので、すごく新鮮でした。

――このMVは、MV用にレコーディング風景っぽく録ったわけではないんですね。

まき：
本当のレコーディングですよ！　“3テイクくらいは歌に集中してください。4テイク目からはカメラが入ってきますから”って言われて。最初はめっちゃ心配でしたよ。ちゃんとみなさんにお見せできるものになるのかなって。

くりか：
相乗効果っていうか、そういうものがホンマ、すごくあると思います。1人で歌う時って、やっぱり不安なんですよ。完璧に歌わなくちゃって思い込んでしまったり、ああしよう、こうしようって考え過ぎてしまうこともあるし。あゆの歌を直接聴いて、まっちゃんが盛り上げてくれるのも感じて、くりかもすごくテンションが上がって、楽しくできました。それって、やっぱり3人で一緒だったからだと思います。