川上奈々美、「今まで出演した映画で1番嬉しい初日」主演映画『東京の恋人』初日舞台挨拶にて

川上奈々美、「今まで出演した映画で1番嬉しい初日」主演映画『東京の恋人』初日舞台挨拶にて

川上奈々美、「今まで出演した映画で1番嬉しい初日」主演映画『東京の恋人』初日舞台挨拶にて

川上奈々美が、6月27日(土)に渋谷ユーロスペースにて、映画『東京の恋人』の初日舞台挨拶に登壇した。

映画『東京の恋人』初日舞台挨拶|渋谷ユーロスペース(2020年6月27日)
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映画『東京の恋人』初日舞台挨拶|渋谷ユーロスペース(2020年6月27日)

『東京の恋人』は、結婚して夢をあきらめた主人公とかつての恋人が久しぶりに再会し、ともに過ごす時間を通してやがてそれぞれが戻らない青春と決別する姿を大胆な性愛表現を用いて描き出した大人のラブストーリー。

映画と音楽の祭典<MOOSIC LAB 2019>にて、そのロマンポルノ的アプローチが話題となり、長編部門最優秀賞(川上奈々美)と松永天馬賞を受賞したほか、<第15回大阪アジアン映画祭 インディ・フォーラム部門>や<第3回Beppuブルーバード映画祭>など、全国の映画祭の正式出品された。

初日舞台挨拶には、川上と、W主演の森岡龍、下社敦郎監督が登場。

森岡:
映画を映画館で観られることが当たり前ではない時代に無事初日を迎えられた。本当にうれしく思います。

川上:
今まで出演した映画で1番嬉しい初日です。ちょっと言葉に表せない気持ちで泣きそうです。

下社:
この状況でお客さんが入るか本当に心配でした。満席となり本当に嬉しいです。

と、それぞれ観客に感謝の言葉を送った。

川上は、自身が演じた満里奈役について“まずオファーをもらった時には、自分が主演でいいんですか?と思いました。撮影時は20代後半になる頃で、私自身もいろいろ悩みがあったんです。だから満里奈には心から共感して演じることができました。思いが込もり過ぎて、監督からNGが出た場面もあったくらいで”と明かした。

また、大胆な性愛描写のある本作については“そういうシーンって女優の方が意外と大胆になれるんですよね。殺陣のように、ダンスのように演じることを意識しました”と述べた。

最後に、コロナ禍後の映画のあり方について問われると、森岡は、“自粛期間中はリモート映画など、新しい映画の可能性も発見できた一方、やはり自分は躍動する肉体を映画に求めているので、早く収束するのを祈るばかりです”と語った。

川上は“私はどん底でもポジティブに考えてしまうタイプなので、こういう形の初日を迎えるのも運命かなって。自粛明けにみなさんの思いを直接感じられて嬉しいです”と、改めて作品への想いを語った。

映画『東京の恋人』は、渋谷ユーロスペースほか全国順次公開中。

『東京の恋人』場面写真

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