葵わかな、中村ゆりか、『リレー空想映画』サウンドドラマに脚本＆出演で参加！

第1弾『嘘とマーガレット』

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■ストーリー
高校生のリクがある日、机の上に置かれていた一輪のマーガレットと手紙を見つける。さっぱりわからないリクは同級生のシュウヘイに相談し、もしかして告白かもとリクがニヤけているところに、幼馴染でリクに恋心を寄せるアヤミが来てからかう。妄想ばかりを並べるリクの様子を心配し、シュウヘイとアヤミはリクの行動を見張っていると、フワッと花の香りが……。リクは幼いころに起きた出来事を思い出して――。

■概要
第1弾の脚本リレーに参加したのは、以前よりクリエイティブなことに興味を持っていると公言している若手俳優の北村匠海と中川大志、映画監督の三木孝浩と中島良。

北村はDISH//のメンバーとして音楽活動をしながらも、今年は映画『東京リベンジャーズ』や『とんかつDJアゲ太郎』などの主演作が目白押し。中川はNHK連続テレビ小説『なつぞら』でお茶の間を虜にした記憶も新しく、先日出演することが発表されたNTV日曜ドラマ『親バカ青春白書』への期待が高まっている。

北村は実写映画『思い、思われ、ふり、ふられ』（8月14日（金）公開）、中川は『坂道のアポロン』（2018）で三木孝浩監督作品に出演しているつながりもあって、三木監督は本企画への参加をオファー。北村と中川は小学生のレッスン生時代から交流があることも功を奏して、快諾。北村・中川・三木・中島の4人のチームが結成された。

クリエイター側もとことん楽しむことを目的としている本企画では、リレーの順番やタイトルの決め方にもユニークな手法を取り入れた。脚本で1番悩むのは最初と最後ということで、1番に三木、4番に中島を配置。残りの2番と3番は電子あみだくじを使い、その結果、①三木→②北村→③中川→④中島という順番になった。

また、タイトルはSNSの投票システムを使って決定。

脚本は1日1話更新で、1話は500文字程度。4人の打ち合わせは一切なく、リレーを2周して完成させることになった。

その日のうちに脚本をアップしなくてはならないというプレッシャーの中、次の人にバトンを渡す際に無茶ぶりを入れるなど、4人は脚本執筆を楽しんでいる様子を見せた。例えば、北村が新キャラクター『アヤミ』を登場させて中川へバトンを渡すと、中川は“1,000文字ぐらいになった……（笑）”と、筆が止まらなくなってしまうことも。

最終話を書くにあたり、2つの終わり方を思いついた中島は、フォロワーにアンケートを実施。“爽やかなハッピーエンド”、“切ないハッピーエンド”のうち後者が多数となり、その意見を取り入れてストーリーを締めくくった。

サウンドドラマのキャストは、リク役を北村、シュウヘイ役を中川が担当。

アヤミ役はドラマ『ゆるキャン△』など、近年多数の話題作で活躍中の田辺桃子、ミサキ／ナギサ役はドラマ『インハンド』にも出演した新進気鋭の女優・高橋春織が1人2役にチャレンジした。

ナレーションは、EBiDAN応援番組『スタダ☆ゲート』のナレーションを担当している、男性キャスターユニット『イケキャス.』の川津武大を抜擢。

また、リクとミサキの幼少期は、谷垣有唯と柴山愛理が演じた。

三木は、本作でサウンドドラマの監督に初挑戦。

収録は完全リモートで和気あいあいとした雰囲気で行なわれ、三木の編集により完成した。

第2弾『もう一度逢えたら必ず』

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ストーリー
彼氏にフラれたばかりのくるみが、会社の先輩・つきに付き合ってもらい居酒屋でヤケ酒を呑んでいる。つきも元彼に心残りがある様子だが、何も言わない。ある日くるみが遅刻した罰として、今度はくるみがつきに付き合って特急列車である場所へ向かう。そこは視界いっぱいに広がる海と砂浜がある場所。彼女たちの気持ちが徐々に癒されていき――。

■概要
男性陣のみだった第1弾リレーに対して、第2弾では女性陣も加わった形にしたいと、三木孝浩と中島良をはじめ、葵わかな、中村ゆりかが参加。また、NHK連続テレビ小説『なつぞら』で十勝の柴田家の長男・照男を好演し、WEBドラマ『東京ラブストーリー』などの注目作にも名を連ねている清原翔もメンバー入りした。

葵は三木組の映画『陽だまりの彼女』や『くちびるに歌を』に出演経験があり、NHK連続テレビ小説『わろてんか』ではヒロイン・藤岡てんを演じ切った実力派女優。

中村はドラマ『女子高生の無駄づかい』にメインキャストとして出演し、中島がゲスト監督を担当した第3話は放送時にトレンド入りを果たした。現在もドラマ『ギルティ～この恋は罪ですか？～』で、妖艶な悪女にチャレンジするなど幅広い役を演じている。

5人チームを組んだ第2弾の脚本は、1番と5番に映画監督の中島と三木を配置。2～4番は電子あみだくじで決めて、①中島→②清原→③葵→④中村→⑤三木の順番になった。

タイトルは、第1弾と同じくSNSの投票システムを使い、『もう一度逢えたら必ず』『たらればの恋』『夏待ち』の中から46％の投票率を獲得した『もう一度逢えたら必ず』に決定。

第2弾の脚本リレーは、居酒屋でヤケ酒をする失恋女子トークからスタート。

ある理由のもと、2番手の清原の脚本は短いものに。そして、葵と中村の書くセリフはリアルな女子トークになっていた。

サウンドドラマでは、くるみ役は葵、つき役は中村、そうた役は清原に。

さらにヒロ役にはドラマ『知らなくていいコト』や映画『十二人の死にたい子どもたち』で光る演技を魅せている渕野右登、いしかわ役は舞台＜飛龍伝2020＞やミュージカル＜刀剣乱舞～幕末天狼傳～＞など舞台役者としても活躍中の小柳心がユニークに演じた。

ナレーションは、ロックバンド『FLOWER FLOWER』のyuiが初挑戦した。

■リモート座談会
脚本をリレー形式でつなぐのは、監督、役者ともに初めてのこと。それぞれがどんな想いを抱いていたのか、話を聞いてみるために、リレー終了後に各チームでリモート座談会を開催。

ストーリー展開はどのように考えたのか、新キャラクターはどういう意図のもと登場させたのか、執筆にどれくらいの時間を費やしていたのかなど、話が尽きない様子が収録されている。

■劇伴音楽
リモートにこだわる本企画では、劇伴音楽も自宅で作ることを条件に、スターダスト所属アーティストに依頼。

『嘘とマーガレット』の劇伴音楽を務めたKは、ドラマ『1リットルの涙』の主題歌「Only Human」が大ヒットし、昨年公開された映画『閉鎖病棟―それぞれの朝―』で書き下ろした主題歌「光るソラ蒼く」では多くの感動を与えたシンガーソングライター。

『もう一度逢えたら必ず』のJUNEは、嵐への作詞提供やw-inds.、Little Glee Monsterなど数多くのアーティストへの楽曲提供、アレンジを行なっているクリエイター。

それぞれが完成した脚本を読んで、リモートで三木監督と打ち合わせをし、イメージに沿って書き下ろした劇伴音楽を提供している。

■ジャケットイラスト
『嘘とマーガレット』のジャケットイラストは、ナンセンスコメディをベースにしたコントを展開するコントグループ『テニスコート』のメンバーである神谷圭介が担当。神谷は、NHK Eテレ『シャキーン』の構成作家、連続ドラマ『びしょ濡れ探偵 水野羽衣』の脚本家、イラストレーターとしても活躍中。

一方、『もう一度逢えたら必ず』のジャケットイラストは、脚本リレーにも参加した中村ゆりかが担当。キャラクターの動きや心情、情景などの演出を説明する“ト書き”で、情緒豊かな表現をしており、そのイメージでイラストを描いてほしいというオファーを受けて、今回イラストを手がけることになった。

コメント

北村匠海：
サウンドドラマという形で芝居をするのは初めてでした。リモートで実際距離は遠いものの、三木監督の下、心の距離は近く、作品をみんなで作れたかなと思います。

自分たちの関わった脚本だし、とっても愛着がある物語です。ふんわりマーガレットのように優しく包んでくれるものになっていると思います。

中川大志：
初めて現場から長い期間離れ、家で多くの時間を過ごしていた時に、こんな時だからこそ何か発信できないかと声をかけてもらったプロジェクトでした。

頭を抱えながらストーリーを繋いでいった経験は、表現者としてたくさんの学びもあり、めちゃくちゃ楽しかったです！

この時代を過ごした記憶とともに、この作品が残っていったら嬉しいです。

葵わかな：
自分に物語を作っていくことができるのかどうか、始まる時は不安の方が大きかったのですが、いざ始まってみると本当に楽しかったです！　みんなで物語を作っていくのが、自分にはない世界を見せてもらえるようで、ワクワクしたし、どう書いたら自分の思う情景を伝えることができるんだろう、と言葉について考える時間もたくさん持てました。

サウンドドラマでキャラクターとしても参加させていただけると聞いた時はとても嬉しかったです！　収録しながら、今まで以上に作品やキャラクターに愛着がわいていくのがわかりました。すべてリモートで行なった新しい形のエンタテインメントが、どんな形でみなさんに受け取っていただけるのか、とても楽しみです。

中村ゆりか：
撮影がストップし、自粛生活をしている中『リレー空想映画』という新しい企画に参加できて、とても嬉しかったです。リレーがあっという間に終わってしまい、まだ書きたいなと思うほど本当に楽しみながら行なうことができました。

画面越しで声の収録をした際に離れているので声の距離感が掴めなかったり、回想と現在のテンションの変化が難しかったです。今回初めてなのですが、三木監督の優しい丁寧な演出にとても助けられました。

完全リモートでのサウンドドラマをぜひ、みなさんにも楽しんでいただけたら嬉しいです。

清原翔：
今まで文章を書くということが苦手で逃げていたので、この企画をいただいてどうしようかすごく迷いましたが、意外にも好評価をいただけました（笑）。リレー形式ならではの、ストーリーが自分の考えの範疇から超えていくのがすごく面白かったですし、参加させていただけて本当に良かったです。

三木孝浩：
世界規模で大変な状況が続く中、できることが限られた状況下で、少しでもみなさんにエンタテインメントをお届けできないかと、始まったこの『リレー空想映画』。でも、ひょっとしたら創った僕たちが1番楽しんでたかもしれません（笑）。

想像は力になります。未来を暗いイメージで埋めるのではなく、明るくワクワクするような空想をすることで明日がちょっとでも楽しみになってくれたら嬉しいです。

中島良:

これまで物語を作る時は、結末からの逆算で作ってきました。しかし、リレー形式で作っていくということで、ほかのみなさんがどんな続きを描くのか、毎日ドキドキしながら取り組みました。

そしてリレーに参加されたキャストのみなさんがサウンドドラマにも出演されたことで、より物語の面白さが表現されていると思います。

ネットで読んでくださった方々の応援によって作られた部分も大きいと思います。ありがとうございました。ぜひお楽しみください。