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田中みな実、「あのシーンで、私、たぶん多くのものを失ってる」出演ドラマ『M』放送再開記念リモート記者会見にて

田中みな実が、『M 愛すべき人がいて』の放送再開記念リモート記者会見に登壇した。

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平成の歌姫が誕生するまでと、そこに秘められた出会いと別れを描いた同名小説(小松成美著・幻冬舎刊)に、脚本家・鈴木おさむの手でドラマならではの彩りとオリジナル要素をプラスした『M 愛すべき人がいて』。今回、第4話の放送再開を記念したリモート会見が行なわれた。

スタジオには、安斉かれん、三浦翔平、白濱亜嵐、田中みな実、そして脚本を手掛ける鈴木おさむが距離を保って登壇。広いスタジオ内にソーシャルディスタンスの距離をしっかり保って板付きで登場。

取材陣が別室にて、リモートにて見守る中、弘中綾香アナウンサーの司会でリモート会見がスタート。再開にかける意気込みや、大きな話題を呼んでいる作品への反響などを語った。

伊集院光、古市憲寿ら副音声でも作品への愛を披露した『M』ファンの代表者から届いた祝辞を弘中アナが読み上げると、“結婚式みたい(笑)”と一同大爆笑。終始和気あいあいとした雰囲気で会見は進行した。

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2文字以上発しない安斉の若者言葉が現場で大流行!? 三浦もつられて“ヤバ”

現場の様子を聞かれた三浦が、“安斉さんがいると明るくなります”と答えると、白濱も“今は真面目ぶってるけど……(笑)、にぎやかですね”と同意。

すると、すかさず田中が“「すご」「マジ」「ヤバ」って、2文字以上発しているところを見たことがないんです。それがみんなに移っていて、最近は三浦さんも「ヤバ」って(笑)”と、若者言葉が流行していると大暴露。

それを聞いた安斉が“ヤバいっす(笑)”とつぶやくと一同大爆笑。

また、質問にはにかみながら答える安斉に、礼香になり切った田中が、“何ヘラヘラしゃべってるの! さっきから語尾が聞こえないのよ!”、三浦がマサ風に“ヘラヘラすんな!”とツッコむなど、チームワーク抜群の掛け合いを披露した。

休止期間に鈴木おさむが台本を大幅に修正、劇的なパワーワードが大増量!

撮影が中断している間に、“SNSの評判なども参考にして……欲が出てきた(笑)”という鈴木が台本を大幅に修正。三浦が“セリフが1話分くらい増えていました(笑)”と語るほどに、衝撃的なセリフが大増量したという裏話を披露。

アユ、マサ、礼香が集合する第6話の撮影中には、笑いが止まらなくなった安斉が本番中にも関わらず三浦の後ろに隠れてしまうという事態が発生。そのシーンに対して、安斉が“ホントに伝説のシーンです(笑)!”と力説し、三浦が“礼香祭りです(笑)”と語るなど、さらなる礼香の暴走を匂わせた。

それを受けた田中が“いろいろてんこ盛りで、おなかいっぱいです(笑)”と苦笑。

今夜放送の第4話から、ついに後半戦に突入。音楽界の頂点を目指すマサとアユが、暴走する礼香をはじめ強敵たちが仕掛けるドロドロの愛憎劇に巻き込まれていく。さらに礼香の眼帯の秘密も明らかになるなど、衝撃シーンの連続をお見逃しなく。

『M 愛すべき人がいて』場面写真

登壇者コメント

■安斉かれん(アユ役)

――とても話題になっている『M』ですが、周りからの反響はいかがですか?

安斉:
ドラマを観ながらインスタライブをしてくださる方がたくさんいて……すごく嬉しいです! 地元の友だちもリモートしながら観てくれているんですが……みんながツッコんでくれて、ありがたいです(笑)。アユ役を演じることについては……家族みんなビックリしていました。特にお父さんが“大丈夫なの?”“できるの?”って不安がっていました(笑)。

――事実に基づいたフィクション原作のドラマ化ですが、演じてみた感想や難しかったことなどがあれば教えてください。

安斉:
浜崎あゆみさんは事務所の大先輩なので、“私でいいの?”という気持ちでいっぱいだったのですが、ドラマのアユをどういう風に演じようか、自分の中ですごく考えましたし、監督さんや三浦さんとたくさんお話しして……みなさんに支えられながら頑張っています!

――4話の見どころや、今後の注目ポイントをお願いします。

安斉:
第4話はマサとアユの関係も少し変わっていくので注目していただきたいです。あと礼香さんの眼帯の真相が明らかになります! 撮影休止中に、鈴木おさむさんが脚本を書き足してくださったんですが、私のセリフもスゴくなっていました!(笑) (安斉が“これホントに言うんですか?”と驚いたシーンもあると明かされ)そのシーンは第4話で観られます! (第6話の撮影では、田中の芝居に笑いすぎて本番中に三浦の陰に隠れていたと暴露され……)いや、もう……笑いながら隠れちゃいました(笑)。本当に伝説のシーンになっていると思います!

――SNSでの反響についてどう思いますか?

安斉:
SNSでは賛否両論たくさんいただきますが、毎回、Twitterのトレンドワードに入れていただいて、たくさんの人が観てくれているんだなと改めて実感しました。Twitterも大喜利みたいになっていて……いつも面白く見させていただいております(笑)。

――今回は90年代を背景に演じられていますが、当時を振り返って“こんなことがあってよかったな”と思うこと、あるいは“今こうなってよかったな”と思うことを教えてください。

安斉:
私は99年生まれなので、生まれてすぐ……の時代ですね。東京ドームをディスコにするとか、今の日本では考えられないような華やかさがうらやましいですね。私もディスコに行ってみたかったです! ファッションも1周して可愛いと思うので、逆に新鮮です。

――2文字で今後の展開を教えてください!

安斉:
マジヤバ!(“それ4文字だよ!”と共演者から総ツッコミを受けて)ヤバ!(笑)

■三浦翔平(マサ役)

――とても話題になっている『M』ですが、周りからの反響はいかがですか?

三浦:
たくさんの方が注目してくださっていて、そのみなさんの力ですごく話題にもなっていますし、とても感謝しています。

――初めてのドラマ出演に挑戦中の安斉かれんさんの印象を教えてください。

三浦:
第1話から撮影してきて、物語の中でどんどん成長しているアユと同じように安斉さんも成長していると思います。それに、彼女がいると現場がとても明るくなるんですよ。

――事実に基づいたフィクション原作のドラマ化ですが、演じてみた感想や難しかったことなどがあれば教えてください。

三浦:
現在も活躍されているお2人の話ですし、原作もありますので、それに基づかなくてはいけないのですが、やはりおさむさんのエッセンスがとても香ばしいので(笑)、そこを合わせていく作業が最初はすごく大変でした。1度撮影現場に松浦(勝人)会長がいらっしゃって、お話することができたんです。怒られるかな……と思っていたのですが(笑)、すごく優しくて“どうぞご自由に、好きなようにやってください”と言っていただいたので、そこからは僕の“マサ度”を強くしてみました。

――現場でのエピソードや撮影の裏側を教えてください。

三浦:
撮影を再開してからは、やはり従来の方法と同じようには撮影できないので大変な部分もありますが、ちょっと期間が空いた中でいろいろ思い返したり、新しいアイディアが生まれたり……ということもあったので、スピード感を持って内容濃く撮影できています。みんなそれぞれにパワーアップしていますよ! トップギアのさらに1個上を行っています。

――4話の見どころや、今後の注目ポイントをお願いします。

三浦:
第4話はアユとマサの恋愛軸が動き始める回ですし、アユが歌姫としてデビューする回でもある、第2章にふさわしい始まりです。あとは……礼香さんに聞いてください(笑)。1話で浜崎あゆみさんの「appears」にある“7回目の電話で今から会おうよって”という歌詞と連動したシーンを僕のアイディアで追加してもらったのですが(笑)、今後も同じように浜崎さんの曲と連動した仕掛けがありますので、楽しみにしていただきたいですね。アユがデビューしてどのように歌姫になっていくのか、マサとの恋愛模様はどうなっていくのか、そしてドラマオリジナルのキャラクターたちがどう成長していくのか、ぜひ最後までご覧ください。

――休止期間を経て、撮影にフィードバックされたことはありますか?

三浦:
どの現場もそうだと思うのですが、感染リスクを高めないことが大事ですので、キャスト・スタッフ全員で徹底して取り組んでいます。あと、撮影を中断している間にも、たくさんの反響をいただいたので、改めて“突き進んでいっていいんだ”“もっと上げていってもいいんだ”ということは感じました。

■白濱亜嵐(流川翔役)

――とても話題になっている『M』ですが、周りからの反響はいかがですか?

白濱:
すごく話題になっていますし、この業界のいろんな人から“『M』、観ているよ”と言われることが多いんですよ。これだけ注目を集めるドラマに出ることができて、ありがたいです。まだ放送が続くので、僕も楽しみです。

――事実に基づいたフィクション原作のドラマ化ですが、演じてみた感想や難しかったことなどがあれば教えてください。

白濱:
僕は自由にやらせてもらっています。翔平くんとは以前にも共演しているので“右腕”という関係性を演じやすい環境でした。仕事柄モデルになっているエイベックスの方とは、ご一緒する機会が多いので、僕がそういう人たちを演じているのが不思議な感じです。

――現場でのエピソードや撮影の裏側を教えてください。

白濱:
(三浦の“安斉さんがいると現場が明るくなる”というコメントを受けて)今は、すごく真面目ぶっていますね(笑)。普段は、楽屋とかでもすごく明るくて、若者言葉が飛び交っています。自粛期間を経て、みんなパワーアップして現場に戻ってきたので、1ヵ月、2ヵ月と撮影が止まっていたフラストレーションがカメラの前で爆発しています。(田中の怪演の話題になると)僕も伝説のシーンを観て……あれを真面目に演じられる田中みな実さんはスゴイなと思いました(笑)。今後、礼香と流川のキスシーンが出てくるんですけど……僕、食べられているのかなと思いました(笑)。狂気的でした!

――4話の見どころや、今後の注目ポイントをお願いします。

白濱:
流川もマサさんのただの部下でなく、ライバルとして動いていきます。単なる右腕じゃなくなるので、それも楽しみですね。流川がプロデュースするAXELSとアユの戦いの部分も描かれますので、ぜひ楽しみにしていてください。

――今回は90年代を背景に演じられていますが、当時を振り返って“こんなことがあってよかったな”と思うこと、あるいは“今こうなってよかったな”と思うことを教えてください。

白濱:
僕は93年生まれなので、僕世代にとってはMDなどドラマに出てくる小道具が新鮮です。MDってレコーダーにどっち向きに入れるんだろう……とか(笑)。(“書いてあるよ!”と三浦&田中にツッコまれて)ぱっと見、一緒じゃないですか!

■田中みな実(姫野礼香役)

――礼香はドラマのみに存在する役どころですが、演じていていかがですか?

田中:
礼香はまさかの原作には登場しない役で、しかも眼帯をつけるという! まずは眼帯のフィッティングから始まり、“どれにしよう!? 真っ黒も違うし、白も違うし”と言って、この眼帯にたどり着きました。“通りもん”やミカンの皮という説もありますが(笑)。本当に視野が狭くなるので、最初は眼帯に慣れること自体がすごく難しかったですね。あとは、礼香のセリフには普段絶対に言わないような言葉や“伸ばし棒”がたくさんあるので、“これ、どう表現すればいいんだろう!?”と考えさせられます。話題になったセリフ“ゆるさなーーーーーーい”も、台本に“伸ばし棒”がとっても多かったので、どのくらい伸ばせばいいんだろうなって。“どんな気持ちでおさむさんが書いているんだろう?”と考えた末、あれができました。久しぶりに腹の底から声を出しました!

――現場でのエピソードや撮影の裏側を教えてください。

田中:
休止期間中におさむさんが台本を書き足してくださったので、セリフも変わり、いろんなシーンの内容が変わったんです。6話に出てくるアユとマサと礼香の“あるシーン”でも、三浦さんは今“自分は関係ない”という顔をされていますけど、みなさんすごく笑ってましたから! 本当に伝説のシーンです。(白濱に“あれを真面目に演じられる田中みな実さんがスゴい”と言われ)真面目にやるしかない!(笑) あのシーンで私“たぶん多くのものを失ってる……”という気持ちになりました(笑)。てんこ盛りで、お腹いっぱいになります!

――4話の見どころや、今後の注目ポイントをお願いします。

田中:
礼香の話で言うと、眼帯の真相が明らかになります。過去にマサと何があったのかを振り返るシーンがありますし、礼香の家族も登場します。お父さん、お母さんはどんな人たちなのか、どんな人たちが礼香を生んだのかという点にも注目していただきたいです。あと、礼香も1人ではどうにもならないとわかってきて、いろんな人と結託し始めます。流川さんに色仕掛けをして、彼に火をつけますから、そのあたりもぜひ注目してください! キスシーンもあるんですが、今回ロマンチックな場面は1つもないんですよ。流川さんみたいなイケメンとキスをさせていただいているのに全然ドキドキがなくて、むしろ怖い! 基本、拒まれています(笑)。

――今回は90年代を背景に演じられていますが、当時を振り返って“こんなことがあってよかったな”と思うこと、あるいは“今こうなってよかったな”と思うことを教えてください。

田中:
私は当時中学生だったので、劇中で携帯にフワフワを付けているのも、小さい携帯そのものも懐かしいなって。FAXもたびたび物語の中に登場しますが、もちろん自宅にもありました。FAXで届くからこそマサより先に礼香が見ちゃう……ということもありますしね。メールやSNSだったら見られないわけじゃないですか! 時代は変わっているなと思います。あと当時、私は学校の行き帰りに浜崎あゆみさんの曲をMDで聴いていました。

――久々の眼帯はいかがですか?

田中:
眼帯がないと、やっぱり落ち着かないですね(笑)。これからも手放せません! 自宅では博多通りもん(=礼香の眼帯にそっくりとSNSで話題沸騰中の博多銘菓)を目に当ててみたりしておりました。恐れ入ります。実は、販売元の明月堂さんからたくさん送っていただきまして……。誰に見せるわけでもないのに、目に当ててみたりしていました。

――礼香は強烈なキャラクターですが、ご自身と被る部分はありますか?

田中:
このキャラクターと被るところがあったら、相当マズいと思います!(笑) おそらく日常はこんなにエキセントリックではないと思います。私ももう今年で34歳になりますし、落ち着いてまいりました。

■鈴木おさむ(脚本家)

――安斉かれんさんの印象や、演技を見た感想を教えてください。

鈴木:
安斉さんとは、ラジオではお話しさせていただいたことがあるんですけど、“あ、アユだ!”って思いました。この作品は、もちろんアユの物語なんですけど、安斉さんのドキュメンタリーでもあると思っています。(初めてのドラマなので)お芝居も1話ごとに変わってきていますし、そこも僕は素敵だと思っています。そんな作品って一生に1回しかないですから! 観ていてキュンとなりますね。

――ドラマオリジナルの役どころ・礼香の魅力や、田中さんの演技を見た感想を教えてください。

鈴木:
原作があり、マサとアユの物語という軸は変わらない中で、物語をかき回すエキセントリックなキャラクターを作りたいと思っていて、2人に嫉妬する礼香が生まれました。(“ゆるさなーーーーーーい”のセリフについて)僕は台本に“伸ばし棒”とか、“!”マークをたくさん付けるんです。あのセリフには本当にたくさん付けたんですよね。アナウンサーさんだし発声がいいので、安心していました。演技も僕の想像を100倍超えてきましたね。まずビジュアルを見た時に、“あ、これは勝ったな!”って思いました。作品として勝ったなと。いろんな役者さんや女優さんがいる中で、田中みな実さんが演じることによって、オンリーワンになったと本当に思います。礼香というキャラクターに命を吹き込んでもらったなと思っています。

――台本を大幅に修正したということですが、どのような点が変更になったのか教えてください。

鈴木:
コロナの影響で撮影が止まっている間に、3話が放送されたんです。その時にもTwitterなどでいろいろとみなさんのリアクションを拝見させていただきました。そうしたら、ちょっと……もっと……と、欲が出てきまして(笑)。普通“決定稿”って変わらないんですけど、さらにいろいろ激しく、かなりエキサイティングに修正しました。4話はもともとかなりぶっ飛んでいるんですが、それ以降はさらに激しくなっていきます。全員のセリフを激しくし過ぎてしまって(笑)。マサがアユに向かって言う、昔の少女漫画みたいなセリフもいいんじゃないかなと思っています。きっと翔平くんは“これをどんな気持ちで言うんだ”って、僕に言いたくなるんだろうと思いますけど(笑)。

――現場でのエピソードや撮影の裏側を教えてください。

鈴木:
この間、6話のあるシーンを撮っていたらしいんですが、笑うシーンじゃないのに、安斉さんの笑いが止まらなくなったと聞きました(笑)。あと、先日高嶋政伸さんのお芝居を拝見させていただいたんですけど、さらにすごいことになっていました(笑)。

――4話の見どころや、今後の注目ポイントをお願いします。

鈴木:
4話以降は、アユがデビューして売れていく中で、マサとの恋や、それに対するいろんな思いが出てきます。劇中ではリアルな曲を使わせてもらっているので、アユが売れていく様子と合わせて一層ワクワクできると思います。そんな中で、2人の関係が熱くなったり冷めたりしていくところが面白いと思いますね。礼香はかなりぶっ飛んでいくんですけど、その中に悲しみもあって……。ぶっ飛んでいけばいくほど、その切なさが際立つと思います。また、流川がマサと対立していくんですが、そこでは音楽業界や90年代の業界の裏側も描いています。あくまでも僕の妄想なんですけどね。“そこまで踏み込んで書くんだ!”という部分もけっこうあるので、すごくドキドキすると思います。あと、後半は浜崎さんの名曲がすごくたくさん出てきます。それも見どころの1つですね。

――今回は90年代を背景に演じられていますが、当時を振り返って“こんなことがあってよかったな”と思うこと、あるいは“今こうなってよかったな”と思うことを教えてください。

鈴木:
僕はその時代はバリバリ仕事していました。今はすごく便利になって、あらゆる時間をショートカットできるようになったんですけど、あの時代の躁状態……テレビの現場のノリノリでイケイケで、“面白いものを作るんだ!”という、あの空気感がすごかったなぁと思いますね。最近はコロナの影響で、昔のバラエティ番組の映像をよく観るんですけど、エンタメにかけるお金の使い方もすごかったなと感じました。あの時代の“勢い”をこのドラマに少しでも描けたらいいなと思いましたね。ウソみたいなことが起きるんですけど、意外とホントだったりするんですよ!

――“Withコロナ”といわれる新しい生活様式が問われる状況の中で、より過激に作品を作っていくために、どのような工夫をしていますか?

鈴木:
人が大勢いるシーンやラブシーンが、コロナの影響が広がる随分前に撮れているのが救いでした。今回の状況を受けて、セリフをより“パワーワード”にすることで、パワーアップできるんじゃないかと思って台本を修正しました。どうしてもシチュエーションを変えなくてはいけない場面もいくつかあったんですが、スタッフのみなさんと話して、セリフやキャラクター、小道具などでカバーしていこうと決めました。距離を縮めることや、殴り合うことだけが過激ではないので、よりキャラクターやセリフをパワーアップしました。

祝辞

■伊集院光
普段テレビドラマをあまり観ない私が、この名作と出会ったことに、なにか運命的なものを感じます。有り余る時間と、それを放置すると不安の渦にまかれてしまいそうな日々。かくして、昨今の私の楽しみといえば、NHK の『麒麟が来る』とこの『M 愛すべき人がいて』という二大歴史ドラマとなりました。その『麒麟が来る』の中断とともに、『M』の再開ときて、私の生きる気力は繋がれました。
ありがとう、『M』。

■古市憲寿
放送再開おめでとうございます。『M』のドラマ化を聞いた瞬間、正直とても不安でした。時代を築き上げた輝かしい歌姫の物語。その映像化が本当に成功するのか、と。第1話の予告編を観た時も、暗澹たる気持ちになりました。“これはテレ朝さん、やらかしちゃったんじゃないの”と。しかし、杞憂でした。そこには現実の1990年代とはまったく別の世界線で輝く、アユとマサがいたからです。『M』の中にいるアユとマサも、この世界にいるアユとマサも、どうか幸せになってほしいと心から願っています。

■塙宣之(ナイツ)
一流の役者さんが作り出す緊張感から生み出される独特の雰囲気が、このドラマの魅力です。芸人がやると完全にお笑いになりそうな場面を役者さんがやるから画になるんですよね。待ちに待った再開、嬉しいです。『M』が好き過ぎてYouTube にパロディドラマまで作ってしまいました。待ちきれなくて、そっちは先に最終回を迎えてしまいました。本家のこの先の展開がめちゃくちゃ楽しみです。

■りんごちゃん
この度は『M 愛すべき人がいて』放送再開おめでとうございます。このドラマ、そして“アユ”が大好きな私はこの日を心待ちにしておりました。この後、どんな展開が待ち受けているのかと考えるだけで、ドキドキ、ワクワクが止まりません。とにかくとにかく楽しみにしております。『M』再開スターティン☆

■株式会社 明月堂
『M愛すべき人がいて』、放送再開おめでとうございます。アユの地元・福岡から応援しています。また、“通りもん眼帯”のおかげで、博多通りもんの売上が上がりました。ありがとうございます。

放送概要
毎週土曜 よる11:15~0:05 テレビ朝日系24局
『ABEMA』配信日程:毎週土曜よる0:05頃より配信開始

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