でんぱ組.inc［YouTube人気曲ランキング］再生回数が1番多い曲は？

7位「おつかれサマー！」（2015年6月リリース）
549万回再生

ライブではメンバーと観客が一体となってタオルを振り回す「おつかれサマー！」。その魅力は、なんと言っても情報量の多さでしょう。Aメロでコール風に言葉を発するところや、メンバーの名前をもじった言い回しが多数出てくるところ、怒り気味に＆ボーイッシュな声で言う“ヨ・ロ・シ・ク！”＆“夜露四苦！”など、耳に引っかかるギミックが絶え間なく押し寄せてきます。中でも注目すべきは、古川未鈴が男の子役として登場する中盤部分（3:11〜）。いつもはキュートな声で愛らしく歌う彼女が、ここでは低い声でぶっきらぼうに話す少年を演じていて、そのギャップにやられます。それに対する相沢梨紗のとびっきりラブリーな返事にも刮耳です！

6位「でんぱーりーナイト」（2014年11月リリース）
571万回再生

“ここはちょっとおかしな夢の国”と歌詞にある通り、ミュージカルのような壮大でメルヘンチックな音が並び、異世界への扉を開けてしまったかのような気持ちにさせる曲。速いテンポに乗せてメンバーたちが次々とボーカルをバトンタッチしていったり、途中でポルカが挟まれたりワルツが入ったりと、めまぐるしいほどの展開をくり広げていきます。しかしそれらを超えた先にあるサビは、オーケストラとマーチングバンドによる煌びやかなサウンドと、可愛くてパワフルなユニゾンボーカルが最高の多幸感をもたらすものに。またラストに温かな声で歌われる“おいで　おいで　瞬く場所で”、“君と　君と　会いたい”も胸を打ち、“ごちゃごちゃしていても最終的には幸福感や素敵な言葉をしっかり届けてくれるなぁ”と、でんぱ組の歌のよさをしみじみと味わわせてくれます。

5位「W.W.D」（2013年1月リリース）
706万回再生

各メンバーが語り手となり自らの過去を明かす、でんぱ組.incの言わずと知れた大名曲。いじめ、引きこもり、挫折、孤立、夢、努力……今は輝かしいステージの中心で多くのファンに見つめられながら歌い踊る彼女たちですが、そこに至るまでの道のりが決して平坦なものではなかったことを、この曲は示しています。“アイドルは憧れを持たれる存在なのだから、欠点を見せず、常に前向きで明るくあるべき”というムードが今よりあったと思われる2013年に、彼女たちが実のエピソードを披露し、“マイナスからのスタート　舐めんな！”と歌った意味は大きかったのではないでしょうか。アイドル界に革新をもたらし、かついかに困難と戦い夢を掴んだのかを見せてくれる、胸熱なドキュメンタリー作品です。