<Solitude Hotel 6F hiru>写真:稲垣謙一

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【ライブレポート】ブクガ、表現力をさらにパワーアップさせた<Solitude Hotel 6F>hiru/yoru公演

Pop'n'Roll 編集部

Pop'n'Roll 編集部

2018.11.27

Maison book girlが11月25日(日)東京・日本橋三井ホールにて2公演のワンマンライブ<Solitude Hotel 6F hiru>、<Solitude Hotel 6F yoru>を開催した。本記事ではhiru/yoru両公演のレポートをお届けする。

ライブに先駆け、11月21日(水)発売には21曲入りの2ndアルバム『yume』をリリースしたブクガ。サクライケンタによるプロデュースのもと輩出された『yume』は、文字どおり“夢”をテーマとしながらもブクガの世界観をさらに強化したようにも見える。リリース週の週末に行なわれたこの2公演は“アルバムをがっつり聴き込んでなくても楽しめるライブ”と公演中に語られ、ディープな内容は12月に行われる追加公演<Solitude Hotel 6F yume>にて表現されるとのことだ。

昼公演<Solitude Hotel 6F hiru>はスタンディング公演。観客が待ち構えるなか、「GOOD NIGHT」のSEとともにライブは幕を開けた。穏やかなオルゴールの音色に滑り込んでくる不協和音を観客は止めることができない。それは、既に聴き手が無防備な“夢”の世界の中にいるかのような状況を作り出してくれる。そこからの「sin morning」でブクガの4人が動き出し、矢川葵のボーカルで歌い出し。フロアからは間奏ごとにクラップも湧き一体感を感じさせてくれた。

「rooms」では躍動感あるサウンドをサビでのストップモーションが際立たせる。パフォーマンス中に思い切って1秒近く完全に音も動きも止めたり、また他の楽曲では真っ暗闇の中でパフォーマンスしたりと、どれもアイドルライブでは基本的に見かけない表現だが、ブクガはそういったオフの表現を敢えて積極的に取り入れることでライブの魅せ方がどんどん自由になっていっている印象を受けた。

サイケデリックな光を浴びながらの「ボーイミーツガール」でもフロアからのクラップ参加はやまない。MCでは矢川葵も「昼公演はスタンディングということで、踊ったり思う存分手拍子したりして、最後まで精一杯楽しんでほしいなと思います。よろしくお願いします」とアナウンスし、直後には「cloudy irony」「snow irony」の連発でフロアがコールと共に大きく揺れた。

そして、後半戦ではアルバム『yume』のアートワークでも印象的な赤い風景をステージ背面全体に投影した「狭い物語」を披露。ここまで無意識に大量に注ぎ込まれたブクガの世界観に浸っていると、この赤い世界にも入り込めそうな気がしてくる。そんな状態の中でパフォーマンスを行ない、フロアとスクリーン向こうの“赤い世界”とをつなげてくれるメンバー4人のダンスと歌唱表現がひたむきで見事だった。

アンコールでは、イントロからフロアの喝采を巻き起こした「my cut」で一気にフロアの熱気をあげた。コショージメグミが「一人ひとりが感動してもらいたいって思いながらライブをして、振りを覚えてっていうことを一個ずつやっています。これからもよろしくお願いします」とフロアへと呼びかけ、2ndアルバムから「夢」を披露。こちらも無意識に滑り込んでくるようなサウンドと、メンバー4人の少女らしいクリアな歌声が印象的な楽曲だ。

曲後にはメンバーがそれぞれノートを手に取り、ポエトリーリーディング「不思議な風船」へ。“夏が終わり、私は渋谷を歩いていた…”と夢と現実の境目をあいまいにしながら、やはり徹底的にブクガらしい表現形式で<hiru>公演は幕を閉じた。

VJ / レーザー / 特殊効果 / 演出:huez
OHP:ハラタアツシ

<Solitude Hotel 6F hiru>写真:稲垣謙一
<Solitude Hotel 6F hiru>写真:稲垣謙一
<Solitude Hotel 6F hiru>写真:稲垣謙一
<Solitude Hotel 6F hiru>写真:稲垣謙一
<Solitude Hotel 6F hiru>写真:稲垣謙一
<Solitude Hotel 6F hiru>写真:稲垣謙一
<Solitude Hotel 6F hiru>写真:稲垣謙一
<Solitude Hotel 6F hiru>写真:稲垣謙一
<Solitude Hotel 6F hiru>写真:稲垣謙一
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