【連載】沖口優奈×虹のコンキスタドール 的場華鈴（後編）「指原莉乃さんがきっかけでアイドルになりたいと思ったんです」沖口優奈「ここの責任者、出してください❤️」第13回：虹のコンキスタドール 的場華鈴（後編）

編集協力：村田誠二
撮影：曽我美芽

1人ひとりの面白さを引き出すスキルを身につけたい（的場）

沖口：
理想のリーダー像はありますか？

的場：
私、指原莉乃さんがきっかけでアイドルになりたいと思ったんです。指原さんが“ヘタレ”とか“根暗”とか言われていた時期から、HKT48の劇場支配人になったり、リーダーのような立ち位置になっていく姿を見て、自分と重ねてしまうところがあったりして、指原さんがグループを引っ張っていく姿はめちゃくちゃ参考にしました。

沖口：
現状、理想の指原さんに近づけていると思いますか？

的場：
いやぁ……。指原さんはリーダーとして圧倒的な存在感があったじゃないですか。私はまだそうはなれてないですね。それに、指原さんの頭の回転の速さとか、メンバーのことを包み込む器の大きさだったり、ピンチをチャンスに変える力は、やっぱりまだ自分にはないので、最終的な理想形は指原さんみたいな存在でありつつ、的場なりのリーダーになれたらいいなと思ってます。

沖口：
虹コンさんは、HKT48さんのようにメンバーが多いアイドルだと思いますが、やっぱり人数が多いと大変ですか？

的場：
ホントに“どうしてこんなに人数を多くしたんだろう？”と思うくらい（笑）。やっぱり人数が多いと、1人ひとりの役割が少なくなってくるから自分がいることの大切さがわからないメンバーとか、集中力が散漫になっちゃったりしますね。リーダーとしても、メンバー1人ひとりをまんべんなく知ることは難しくて。そういう部分では人数が多いのは大変だなと思いますね。あとは、虹コンは毎回フルメンバーでパフォーマンスするってわけじゃなくて、5人だったり、7人だったり、11人だったり、毎回メンバー構成を変えてライブができるのは人数が多いグループならではなんじゃないかなって。

沖口：
確かに！　人数によってフォーメーションが変わりますもんね。

的場：
そうなんです。歌割りとフォーメーションが変わるんですよ！　プロデューサーが、“虹コンの長所”みたいな資料を作る時に、“何人編成のフォーメーションでもできます！”みたいなことを書いてましたけど、できることならやりたくない（笑）。でも今は、ステージが小さい場所でリリースイベントをやることもあるので、少人数でも対応できるというのは虹コンの強みだと思ってます。

沖口：
1つ気になってたことがあるんですけど、12人フルメンバーでのワンマンライブの時ってMCを割り振ったりするんですか？

的場：
虹コンのワンマンは、本編をノンストップでパフォーマンスすることが多いので、MCではなく煽り担当を割り振ることはありますね。いつもしゃべるのが私になることが多いんですけど、去年7月の5周年ライブ（＜虹コン5周年Anniversary LIVE～今年もあなたと過ごすサマー！～＞）の時には、初めて1人ひとり、今の心境をゆっくり話す時間を作りました。虹コンには変なメンバーがいっぱいいるんですけど（笑）、私にはまだ1人ひとりの面白さを引き出すスキルがないので、ぜひ身につけたいですね。まぁ、最近はSNSなどで“的場ばっかりしゃべりすぎ”って言われるので、MCを割り振るようにチャレンジはしてるんですけどね……。

沖口：
それ、めっちゃわかります！　“役割なんだよ”って言いたい！　でも、MCを振るのって難しいですよね。（ほかのメンバーに）話を振ったところで、話題を持っていなければ困っちゃうのはそのメンバーだし。

的場：
そうなんですよね。そういう時も“なんで振ったんだ”って言われちゃうじゃないですか（笑）。MC問題は深いです。

沖口：
でも、冠番組『虹マジ』（BS11『虹のコンキスタドールが本気出しました!?』）が始まりますよね（取材時は初回放送前の3月30日）。そこで1人ひとりの個性がわかるんじゃないですか？

的場：
宣伝ありがとうございます！（笑）　パンサーさんがMCで入ってくださって、バンバン（メンバーに話を）振って、バンバンツッコんでくださるので、今までMCでしゃべらせてあげられなかったメンバーもたくさんしゃべっているんです。個性もすごく出てるし、みんなが活躍できているので、“あ、MCってこういう風にやるんだ！”って勉強になってます（笑）。ということで、ぜひ番組観てください！

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