HKT48［YouTube人気曲ランキング］再生回数が1番多い曲は？

7位「キスは待つしかないのでしょうか？」（2017年8月リリース）
251万回再生

大胆かつストレートなタイトルが目を引く10枚目のシングル。内気な女の子が、恋い慕う相手とどうやったらキスできるのかを模索するという、いじらしいラブソングです。この曲で注目したいのは、歌詞における“図書室”での描写。特に1番のBメロにある“図書室の棚の隙間から／彼の横顔に憧れた／私の恋はいつも　陽の当たらない／本と秘密の匂いがする”というフレーズは秀逸で、“彼”に直接話しかけることすらできない奥手な女の子が抱える、ときめきと切なさが同時に表れています。なかなか殻を打ち破れない自分や進展しない恋にもどかしさを覚えながらも、好きな人がいるということ自体を心から楽しんでいる、ピュアな気持ちがぎゅっと詰まった作品です。

6位「スキ！スキ！スキップ！」（2013年3月リリース）
256万回再生

HKT48のデビューシングル曲。当時はまだメンバーの平均年齢が15歳ということで、歌声も少女っぽく元気溌剌とした感じになっています。また曲調は可愛らしさが弾けた王道のアイドルソングといったところですが、歌い方にフックがあるのが特徴。Bメロやサビに爽やか、かつ重厚な響きを持つ合いの手が入ったり、Cメロの“こんなワクワクした／今日にならない”の部分に絶唱が入ったりと、クセになるようなフレーズが飛び出すのです。デビュー曲ながら、ボーカルのバラエティの豊かさに驚かされます。

5位「控えめI love you !」（2014年9月リリース）
269万回再生

アップテンポながらも、グロッケンやストリングス、ピアノの音を用いてロマンティックかつ大人びたサウンドを作り上げている本作。メンバーの歌もしっとりしていて、耳馴染みのよいものになっています。おそらくこれらは、シャイすぎる女の子の気持ちを描いたリリックに寄り添ってのものでしょう。積極的に行かず、むしろ“部活頑張って／私に気づかないで”、“ごめんね　片思いして”という、やりすぎなほど相手を気遣う姿勢が歌詞に表れています。なんとか近づこうと自分から仕掛けていくのだけが恋ではなくて、遠くから見ているだけで満たされるような恋もある、と諭すような歌です。