BiSH［YouTube人気曲ランキング］再生回数が1番多い曲は？

7位「stereo future」（2018年12月リリース）
432万回再生

絶望と希望がせめぎ合っている心の葛藤をそのまま音で表現したような「stereo future」。ストリングスがキーとなり、ヒリヒリとしたシリアスさから、光を感じさせる救いまでを見事に描き切っています。このサウンドの印象が場面場面で異なるというのが面白いところ。聴き終えた後には晴れやかな（読後感ならぬ）聴後感が待っています。

6位「BiSH-星が瞬く夜に-」（2015年5月リリース）
552万回再生

BiSH結成直後にリリースされたインディーズ時代のアルバム『Brand-new idol SHiT』に収録。説明不要かもしれませんが、MV内でメンバーが馬糞を投げつけられることで話題となったナンバーです。しかしMVの過酷さとは裏腹に、楽曲はバッキングギターが爽快に駆け抜け、躍動感のあるドラムが聴き手にたまらない高揚感を与える至高のロックンロール。また“ギンギン好奇心の目たち／アイドルの命は如何に？”という歌詞が登場し、グループとしてスタートを切ったばかりの彼女たちが、半ばワクワクしながら自身の行く先を俯瞰しているように感じられるのもユニークです。当時のメンバーが今のBiSHの活躍を見たら、いったいどう思うのでしょうか？　この曲を聴くと、ついそんなことを考えてしまいます。

5位「本当本気」（2016年10月リリース）
579万回再生

“楽器を持たないパンクバンド”らしく、2ビートのドラムがドカドカ鳴り、メロディアスなエレキギターのユニゾンがサウンドに彩りを与える楽曲。アユニ・Dが作詞を担当した歌詞は、“みんなが僕をバカにすんだ　ナメんな”という言葉から始まり、まくし立てるような韻律で“もうやりたいことやれずに　ああいつになったならやりますか？／学校でやってやるんです　seventeen まだseventeen”と歌われ、世界や社会に対する今にも弾け飛びそうな苛立ちを表現しています。バカにされている状況からいかに這い上がるかを悶々と企む、下克上マインドを鮮やかに描き出した1曲。